カテゴリー : 2012年 8月2日

訪問指導と港まつりの花火。


今日の午前中に、美術部の訪問指導ということで函館稜北高校にお邪魔してきました。
ちょうど講習などもあったために朝10時に美術室にお邪魔した時には部員は3名しかいなく、とりあえず今下描きを始めている生徒さんと絵の構図について話をしてきました。
観る人に何を伝えたいのか、どういう思いを持って作品に向き合うべきなのか、自画像とはどういうものなのか、とかね。いつもうちの部員に話すようなことをいろいろお話しました。その後も別の生徒さんとも。
結局12時近くまでいたんですが、その後4人から増えず、午後から面談もあったので早々に退散してきました。
まぁ…正直いろいろ思うところはありました。それぞれの学校の美術部で取り組み方も全然違いますし。
だけど、やっぱりね…。
もっともっと真剣に、一生懸命取り組んでほしいな、と。
私は美術室を去る前に、高文連に向けての激励をしたあと、つい言ってしまいました。「うちら(市函美術部)は、本気でやってるから。ひたすら一生懸命頑張ってるから、だからみんなも頑張って」と。
ぶっちゃけ、今回の訪問指導で伝えたかったのはそのことだったんだと思います。部員だけではなく、顧問の先生にも。
人生、高校時代という短い3年間に、どれだけ一生懸命、もっと言うなら魂削るぞくらいの勢いで何かに全力で取り組むことで得られる経験は計り知れないほど大きいし、今後の人生に絶対につながっていくはずです。
でも、全力で取り組むのが恥ずかしい、失敗したら空しいから、結果が出なかったら悲しいから本気で取り組まない、、そんな予防線を張って言い訳ばかり言っている人は、きっとこれからも同じようなことをいろんな場面で言っちゃうんじゃないでしょうか。
それって、なんていうか、残念すぎないか?と思うんです。
少なくとも、今日話をした生徒さんはそういう感じではないと思っていますが、でも、もっともっと真剣に取り組んでもいいかな?とは感じました。なんせ、3年生で最後の高文連なんですから。
どーせやるなら、全力でやって青春感じて欲しいわけですよ。友達と遊んだり恋愛することばかりが青春じゃないんですよ。勉強だって、部活だって、全力でやってこそ青春なんですよ。
そんなことを、私は市函の美術部員には日々言い続けています。言い続けることで、感じてくれることもあると思うし、何よりそれが教師の仕事だと思っていますから。ウザいと思われようが、言い続けるのです。
私も昨年度市立函館高校に赴任した時に、前任校の美術部とは取り組み方も雰囲気も全然違うと感じましたし、ところ変われば…ということも分かっています。でも、市函にはこれからしばらくいるわけですから、自分の美術部に対する思い、というか、部活動というものに対する思いを伝え、取り組み方をそれまでとガラリと変えてきました。
それに対する反発も少なからずあったのかな、と感じています。それは仕方のないことだと思います。
でも、最終的には、いろんな葛藤があるこの高校生という時間の中で、それぞれが自分で目標を持ち、それに向かってとにかく全力で一生懸命取り組むことで得られる、大きな喜びや達成感。それこそが、高校時代にしか得られない大切な大切な経験だと思うんです。それを感じられる場所にしたいんです、美術室を。
道南の高校美術をもっと活性化したい。もっともっと高文連や公募展などに一生懸命になってほしい。いつもそう思っています。その一環として、うちの美術部ではこないだの科学祭のパネルみたいな仕事が入ってきたら喜んで描くし、五稜郭タワーで美術部展をやったし、道展U21にも取り組んでいるんです。
そして、今回のように訪問指導などを通して少しでも真剣になってくれる美術部員が増えることを願ってやまないです。なので、今回の訪問指導は実はかなり楽しみにしていたのでした。
…って、なんかまた無駄に暑苦しい話を長々と書いてしまった…。
ま、要するに、みんな頑張ろうぜ、ってことですね。あ、一行で終わった。
さて、話を変えて。
今日は函館の港まつりでした!顧問は行ってませんが、部員は声を掛け合って行ってきたようです。

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いいですねー学年を超えての交流って。
これもまた、部活動ならではの経験なのではないでしょうかね^^