カテゴリー : デザイン

部活紹介準備と部活動勧誘ポスター


さて、先週金曜に始業式&入学式が終わり、いよいよ新年度が本格的に始まった…とはいえ土日を挟んでいるので明日からが本当の始まりのような気がしてならないんですが、そんな中今日も部活では明日の部活動紹介に向けての準備が進められていました。

黒板では部活紹介前の準備に関する動きなどを図示してミーティング。

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明日の早描きで使う絵の具の調合。

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部活勧誘で使う手持ち看板の作成。

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そして、早描きの練習で汚れたパネルの絵の具を綺麗に拭き取る部員。

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えらい。実にえらいなぁと後ろで見ていて感心しました。
この絵具の拭きとり作業だけではなく、ミーティングだって招集だって顧問から指示されなくてもちゃーんと自分たちで動いています。本当に感心します。
そういう自治力っていうか、自分たちで考えてまわりと協力しながら行動できるようになることこそが大事なことだと思うし、気配りができるようになってくると作品にも必ず現れてくるんですな。

ちなみに顧問は今年度から新1年次の担任になりましたので、おそらくこれまでよりもゆっくり相手できる時間は減りそうです。
でもきっと、この様子なら大丈夫かな…と。

今年は新入部員が何人くらい入るかなー。しほーいは「10人!」と断言してましたが(笑)そんなたくさん入ってきたら、いよいよ廊下で制作組が出てきそうですな^^;
でも、部員はたくさん欲しいですね☆明日の部活紹介を見てもらって、興味が湧いたらぜひ見学に来て欲しいと思います♪楽しく頑張れる美術部です^^

そうそう。
1年生の廊下には各部活動の部活勧誘ポスターが掲示されています。

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我らが美術部はこちらのポスター。

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カー◯ィですかね(笑)さすがにイラストと塗りのクオリティが高い。遠くから見てもしっかり描かれていることがわかりますな。
でもこれ一瞬で美術部ってわかるのかなぁ…^^;まぁ美術部だから場所書かなくても美術室だろうし、まぁわかるのかな。チラシも配布するしね^^

あとそのほかに気になったポスターを紹介します♪

チアリーディング局。かわいいイラストのポスターですなぁ!上手!!線の色が黒じゃないところがいいね!

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こちらはおとなりの書道部。これまた上手なイラストで…。これ描いた子美術部に入ればいいのに(笑)あれ?大有先生がいないぞ?(笑)

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弓道部。これはうちのチャゲが締め切り過ぎてて半泣きで描いていたポスターかと思われ…。でもよく描けてるね!

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そして、個人的にツボったのが自分が副顧問でもある演劇部ポスター。
これ…ガ◯スの仮面で海に飛び込んで椿姫のチケットを拾い上げた1巻のあの名シーンじゃないか(笑)

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まぁ皆さん上手いこと考えますよね(笑)実に面白かったです。こういう構成だってデザインのお仕事ですからねぇ。描いた人、お疲れ様でした!

さ、今週は土曜日がPTA総会で授業アリなので、長丁場ですな…。
でも新学期って新たに始まる感じが気持ちいいですよね。張り切っていきましょう!美術部員よ、明日の部活紹介よろしく頼むね!!


第8回柳星祭ポスターにまつわるデザインのお話。


今年の柳星祭ポスターはこんな感じになりました。

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まー「こんな感じに」なんて言葉にしたら気楽なものですが、ここまで持ってくるには相当な苦労がありました。

今年もポスターは美術部が担当。
昨年に引き続き2年生の部員がアイディアを発案し、顧問がそれを仕上げるというパターンです。
「見る人に訴えかけるポスターとはなにか」そして「『柳星祭を見に行きたい!』と思ってもらえるポスターにするにはどうすればいいのか」……来る日も来る日も頭を突き合わせて一緒に練りに練りまくりました。
アイディアが決まったあとは早速部員で選定した生徒に声をかけ、撮影させてもらいました。柳星祭における思いを浮かべている楽しそうな表情をたくさん撮らせてもらい、それをレイアウト。

本当は最初の構想だと一人だけのポスターだったんです。ちなみにこんな感じ。

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この時点ではレイアウトはテキトーです。さくっと情報を配置してみてポスターのイメージを作ってみたんですが、これはこれでとってもいい感じではあったんだけど……予備校のポスターみたいに見える…と。
で、いろいろ考えた結果、どうせならもっと多くの人に出てもらって、そして「市函生みんなが柳星祭を楽しみにしている」というコンセプトで行こう!ということになったのでした。

またキャッチコピーが難しい。キャッチコピーの内容と配置場所でポスター全体のイメージがガラリと変わるんです。
で、たっくさん出したアイディアを何度も見返して、使える言葉をピックアップし、さらに悩む……。単純な単語でも、使い方ひとつでダサい感じにもクールな感じにも取れる。とにかく時間をかけて考え抜きました。

で、生まれたキャッチコピーが「アタマの中は、柳星祭一色」「これぞイチハコの青春週間」という二段構えのキャッチコピー。
これはひとつにまとめてしまうとキャッチコピーとしては長すぎなんですが、あえて真ん中に情報を集約して上下二段に分けたレイアウトにすると、キャッチコピーもちょうど上下に分かれて区切って目に入ってくるというところに辿り着き、これでなんとかバランスが取れたかなと。

あとは写真の間にキャッチコピーを入れたことで、写真の表情を見ていると自然にキャッチコピーも目に飛び込んできて、予備校っぽいなーというイメージが浮かぶ前に柳星祭というイメージに引っ張るという作戦です。

まぁそのほかにも工夫点を挙げればキリがないんですが、本来そんな説明は芸人がお笑いのネタを説明するようなものなのでしても仕方がないわけで。
でもここではあえて書いてみました。デザインはそうやっていろいろ考えて、計算してやっていくものなんだよーということをココを読む部員とか興味がある人たちにちょっとでも知ってもらえればいいかなと。
 
 
 
さてこのポスター、微妙にデザインを変えていろいろな場所で活躍してくれています。

例えば野球場フェンスに取り付けられている掲示板やうちわに。

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ほかにもパレードの先頭でポスターをベースにした旗のようなものを作ったり、プログラム表紙を作ったり、生徒玄関上の横断幕を作ったり。
ひとつデザインが出来れば、あとはそれをベースに他のものも作っていくことで統一感のあるものになります。
ま、そんな感じでやっていました。

 
 

あとはグッズとして、書道部に協力を依頼し、オリジナルのマフラータオルを製作しました。

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こちらはテーマの「夢」「限」を書で表現してもらい、それを使ってデザインしました。
黒いタオルがいいーという生徒会の要望を受け、黒いタオルなんてプリントできないんだけどなぁ……と探していたら「着抜」という技法を用いたタオルが見つかり、そこでお願いして作ってもらうことになりました。
「第8回」の「8」と、テーマの「夢∞限」の「∞」をかけてるんですが、そこは赤でプリント。正直格好いいものが出来上がったと自画自賛しています(笑)

 
 

そんなこんなで、学校祭に関するつくりもの系のお仕事をここんとこずっと取り掛かっていたのでした。
多くの人に楽しんでもらい、そして喜んでもらえたら幸いです。


道南支部展ポスター完成!あとDMとかAIRとか。


先日制作した高文連美術道南支部展ポスターが完成しました!

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今回のポスターには、今年8月の全国高校総文祭いばらき大会に出品する市函美術部3年のロミ子の作品が一番大きく掲載。その他には松前高のすごいペン画の作品と、檜山北高の石段をがっちり描いた油彩作品を掲載しました。

はい、せっかくだからポスター持ってハイチーズ!

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……自画像だから嫌です…って言って全然顔出してくれませんでした。。
いつもはいっぱい面白い表情出してくれるんですけどね。照れてるってことにしておきます。

今年のポスターのデザインは、シンプルにレイアウトを組むことを意識して作りました。
縦横の作品が絡むので、作品の配置については未だ微妙だったなぁと反省しています。。が、文字組みは綺麗かな。
スミベタ(K100%)はあえて使わず、若干明度を落としたグレーで文字を配置しているので、あまり文字がガツガツ出てこないようにしました。って言われてもわからないですよね。

とりあえず高文連美術道南支部の高校には6月20日に江差高校で開催される顧問会議にて配布予定です。
もし各学校に届いたら、ポスターを見てぜひ高文連に向けてモチベーションを上げてほしいと思います。

次の全国大会へ行く作品は、もしかしたら私の作品かもしれない!ってね☆

さて、ポスターとは関係ないですが、3月に旅立っていった線路大先輩から1通のDMが届きました。

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教育大学岩見沢校美術科の展覧会「七月展」の案内です。
今年は札幌市民ギャラリーが改築に入る関係で、七月展が6月に開催されるようです。
んーー時期的に学校祭準備と絡むからさすがに行けません…残念…。。

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うむ、相変わらずの線路節が炸裂しています☆
大学では友達出来ただろうか。ちょっと心配(笑)

 
あと、こちらは函館のタウン誌「AIR」なのですが…

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この中のお花見特集ページに…

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うちの美術部が…

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掲載されていました☆


ニュースより「柳宗理さん死去、96歳 工業デザイナーの草分け」


日本のインダストリアル・デザイナーの草分けで、数多くの工業製品や家具のデザインを手掛けた柳宗理(やなぎ・そうり=本名・むねみち)さんが25日、死去した。96歳。
 東京生まれ。父は民芸運動の創始者で哲学者の柳宗悦(むねよし)。東京美術学校(現東京芸術大)で油絵を学んだが、建築家のル・コルビュジエに影響を受け、デザインに志望を変更。卒業後、調査のため来日したコルビュジエの協力者で仏人デザイナーのシャルロット・ペリアンの助手を務めた。その後、坂倉準三建築事務所に入所し、第二次世界大戦後に工業デザインを始めた。
 1952年、日本コロムビアのレコードプレーヤーで、毎日新聞社主催の第1回新日本工業デザインコンクール第1席入選。翌年、柳工業デザイン研究会を設立。57年にミラノ・トリエンナーレで鳥居に似た形の椅子「バタフライスツール」が金賞を獲得した。白磁を使用した食器をはじめ、家具や照明、オート三輪など幅広い製品をデザイン。合理的なモダニズムと伝統的な和の要素を融合させた「日常の美」を追求した。

柳宗理といえば、顧問が尊敬するプロダクトデザイナー。有名なバタフライスツールは、パリのルーブル美術館や、MoMA(ニューヨークの近代美術館)など世界各地の美術館に永久コレクションとして選定されている作品。

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そのほかにもエレファントスツールや、食器などでも優れたデザインを生み出しています。

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大学で木材工芸を専攻し、特に椅子をメインに制作していた自分としても、柳宗理のデザインから学ぶ部分は少なくありませんでした。
シンプルでいて機能的、そしてその中に光る美しさ。デザインとは引き算であり、余分な飾りを排していくことで研ぎ澄まされた美を表現することの重要性は、今もデザインなどの仕事をする上では心に留めています。
96歳、大往生ですね。偉大なデザイナーのご冥福をお祈りします。