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result – 平成30年度 第56回高文連道南支部美術展 結果


8月22日、水曜日。
この日は、そう、高文連道南支部美術展の搬入日。

大雨が降る中、早くから合宿所にやってくる部員たち。
早朝からおうちの人に作品ともども送ってもらった人も多かったですね…本当にご協力ありがとうございます…。

出発1時間前でもまだまだ。ギリギリまで描き込んでいます。全く諦める様子がありません。

でも短い時間でも作品のクオリティは上がっていきます。

搬入時には絵の具は乾いていること!なーんて思っていた頃もありましたが…
どの作品も、塗りたて乗せたてです。いいか悪いかはさておき…情熱というか、意地というか、そんなものがにじみ出ていました。

搬入直前。
展示作業などの諸注意を行い、そして部長からひとこと。とうとう制作も終わりを迎えました。

出陣前にはやっぱり写真を撮りますよっとヽ(=´▽`=)ノ


 
 
 
で、例年作品の搬入は各自の作品を手持ちで芸術ホールまで持って歩く、これもある意味市函美術部のイベントのようなものだったんですが、深夜から朝まで降り続いていた大雨のため、これはさすがに無理か…と思って車も用意していたんです。しかし、、なんと奇跡的に出発前には雨が上がり、ちょっと晴れ間さえ見え始まってきました。天は我らに味方せり…!

さ、出発です!行こう!決戦の地へ!!

みんな疲れ果ててるかと思いきや、えらい爽やかな笑顔を向けてきます(笑)

ささ、決戦の地である芸術ホールへ向けて練り歩きます。

いつ見てもすごい光景…。車道を走っている車の人たちも何事だ、と思われているに違いない…!だがそれがいい…!!

さ、到着!!
顧問の先生たちの指示に従って、展示作業スタート!

どんどん壁面が作品で埋まっていきます。

そんな中、すべてを取り仕切る江差高校の十河先生がにこにこしながらやってきて、、

部員たちに「俺が今一番したいことわかるーー?」と。

で、ごろんと。

うむ…これぞ美術科…!(ちょっと違う
いや、美術科の人間ってどこでもごろんと寝転がれるものなんですよ(やっぱり違う
 
 
 
せっかくなんで僕もごろんとしてみました。
あー天井が高くて気持ちいい。

ちなみに、僕と十河先生は年齢がひと回り違います。

写真を見て「俺ちっちぇええーーー」と謎に嘆いていました。確かに18年前に出会った頃は大柄なイメージでしたっけな…。18年ってすごいですね、改めて考えると…。

さて展示作業も無事終わりました。

審査前のため、作品には仮番号のみがついた状態。

正面の美術展の顔も決まりました。4点とも市函の作品…!

いよいよ審査に入ります。


 
 
 
 
それでは、結果発表です。
 
 
 
 
 
■ 第56回高文連道南支部美術展 市函美術部Result ■
出品校数15校 出品点数126点 最優秀賞(平面46点) 優秀賞(若干数)

市立函館高校美術部出品数 31点 うち最優秀賞24点・優秀賞4点、合計28点入賞

<最優秀賞>
3年 伊藤 愛未
3年 岩瀨 小夜
3年 長内 絵美
3年 佐藤 宙
3年 菅原 優菜
3年 田近 聖奈
3年 鶴巻 千秋
3年 長谷川 紘也
3年 松田 李乃
3年 森 美月
3年 山本 恵実

2年 朝緑 明日花
2年 阿部 遥
2年 岡部 もな
2年 岡部 悠太
2年 佐藤 みくに
2年 清水 美菜実
2年 白川 恵理
2年 土橋 茜音
2年 濱道 七海
2年 林 楓香
2年 三浦 琴
2年 森谷 美友

1年 佐々木 穂香

以上24名

<優秀賞>
3年 佐々木 夏希

1年 濱谷 莉光
1年 平川 由翠葉
1年 山﨑 藍美

以上4名

以上、合計28名が全道大会に参加することになりました。

展示会場 函館市芸術ホール(函館市五稜郭町37−8)
会期 8月23日(木)〜8月26日(日)9時〜18時 (最終日は15時終了)
(26日(日)は13時頃より全体合評会のため、混雑が予想されます。ご了承ください。)

というわけで、1年で最も長い一日が終わりました。
例年同様何度も審議を重ね、長い時間をかけて慎重に審査が行われました。
各校の様々な作品がひしめき合う中、本校からは31点中24点が全道作品に選ばれることができました。

全てが終わった午後7時過ぎに部員に結果の連絡を回し、怒涛のように押し寄せてくるLINEの返信に明け暮れていたら、家に帰り着いたのは午後9時頃…。
ほとんどの人が寝ずに待っていたようで、中にはご飯も喉を通らず、ひたすら待っていたようです。ま、そうなりますよね。。

全体的に言えばよくやったと言える結果だったと思います。まぁ人数の関係もありますが、道南の全道出品数の半分以上を市函が占めているわけで…。が、受け止め方は人それぞれだったようです。
展示の時点でもう悔し涙を流していた部員もいました。そんな悔し涙を流せるくらいの思いを持って制作してきたっていうこと自体が、価値のある制作だったんじゃないかな。

で、今回特筆すべきは、2年生全員が最優秀賞に入賞できたということです。
これって…今までにあったっけ?なかったような気がする…。全員が最優秀賞、すなわち作品とともに全道に行けるって、2年生全13名という人数から考えたらすごいことだと思います。

今の2年生は1年前に悔しい思いをした人が何人もいて(まぁ…去年は1年生ですから…)、そんな子たちがU21を経てめきめきと力を伸ばしてきたということに感動を覚えました。全国を目指して必死に取り組むその姿は、しっかりと先輩やOBOGの想いを受け止め、確実に成長していることが感じられました。

1年生は全道に作品とともに行けるのは1人ですが、他の人達もこれからの成長をとっても期待しています。だって、後半、特に合宿の頃からはものすごい急成長を見せていたからね…きっと自分たちでも気付いていたことでしょう、熱中して取り組むことの楽しさや苦しさ、そしてその壁を少しずつ越えていくことの喜びに。ここまで描くんだ、ってことに驚きつつ、でもそれを通してどんどんよくなっていくことに気付けたかな。

また、3年生はやはり3年生だな、と。受験に向けて学年全体が動いていってどんどん忙しくなっていき、制作に時間をかけられない中でも、いろんなところで気を遣って後輩たちをまとめあげつつ、そして計画的にしっかりと制作に取り組んできた。ラストの高文連に向け、それぞれが思いを持って全力で取り組むその姿は、後輩たちに一層の刺激を与えていたと思います。技術的な部分もさることながら、部活動全体を見てるなぁと感心しきりでした。

作品にはその人の人間性が出ます。人間性が全てと言っても過言じゃない。
普段の動きにこそ、その人の人間性が現れる。いろいろなことに目を向け、周りを見よう。相手を見よう。今自分が置かれている立場や、すべきことは何なのかを判断し、言われてきたことを応用して、自ら考えて行動できる人間になろう。
そして、すべてのことに感謝の気持ちを忘れないようにしよう。してもらっていることは決して当たり前のことと思ってはならない。他者が自分に対して思ってくれているという気持ちを受け止められるようになろう。そして、誰かのために自ら動く人間になろう。感謝を伝えよう。「ありがとう」が言える人間になろう。言われる人間になろう。

いつも言っていることですが、日常全てのことが作品につながっていくと考えています。
人間性を高められる部活動でありたいと日々願っています。もっともっと成長していけるよ、君たちは。
ただ絵を描いて上達してよかったね、なんてウルトラ超どーーーでもいい話ですから…。

今日のミーティングでは1年生に対して最後お説教みたいになってしまったけれど、ある意味ここからが本当のスタートでしょう。これからに期待しています。
 
 
 
おまけ。
合宿所の片付けをしつつ、差し入れでいただいたフルーツを切り分けてちょっとしたパーティをやっていたようです。

たぢかがもぐもぐタイム。

そしてお菓子が大量に入った段ボールを持ったら底が抜けるキング。

ネタは尽きません(笑)
 
 
 
 
というわけで、支部展結果報告でした!
皆さん本当にお疲れ様でした!!!さ!!全道だ全道!!!わーい!!!