<道展U21>ようやく本格始動ー!
- 2012 11/16
さあ道展U21まで80日を切りました。
放課後の美術室も、いよいよ賑やかな感じになってきています。
まだキャンバスに入っていない者もいますが、構想はもう最終段階に入っているので、来週頭には全員キャンバス入りできるかな?ってところです。
なんやかんやで早くはないスタートですが、それぞれが高文連での反省を胸に、U21に対して自分なりの目標を持って取り組もうとしている姿はやはりいいものですなぁ。なんか部員らを見ているとワクワクしてきますね。ぜひこれから一日一日を大切にして頑張っていってほしいですな!
そういや、こないだ1年生の授業の時に、とある生徒が言ってました。
「中学まで美術部に入ってたから高校でも、って思ってたんですが、油絵の作品を見たときに、あまりに中学とのレベルが違いすぎて、自分にはこんな絵が描けるわけない…レベルが高すぎる…と、美術部に入るのを断念したんです」と。
んーー………。
どうなんですかね。うちの美術部は確かに作品だけで見るとそこそこのレベルではあると思うし、結果も出ているとは思います。だけど、油絵に関してはほぼ全員が高校に入ってから始めたというひとばかり。たまに中学の美術部でちょっと触ったことがあるという人はいるけれど、そこまで本格的に描いていたという人はいません。じゃあみんなもともと絵が上手だったかというと…んーどうなの?(笑)
上手とかではなくて、絵が好きって人は多いでしょうね。好きだから美術部に入ってきた、みたいな。
でも、いつも部員には言うんですが、高校の美術においては、上手とか下手とかセンスとかじゃなく(ってかその言葉自体嫌いなんですけど)、いかに対象と向き合って、真剣に考えて、じっくり時間をかけられるかが大事なんです。そうやって取り組むことで、作品は絶対よくなります。表面的な技術だけの作品は、素人目に見たら「うわーじょうずー!」ってなるのかもしれませんけど、そんなの通用しないってことは、美術に真剣になっていけばそういう単純なものではないということがわかってくると思います。
のらりくらりと適当に手先だけでやってたってねえ…いいものなんかになるわけないですから。泥臭さが大事なんですよ、制作っていうのは。
そして、その頑張りのベクトルがずれていきすぎないように(多少は全然OK)その都度方向を調整していくのが顧問の役割であり、あとは友達同士であれこれ言い合ったり、励まし合ったりして、とにかく作品に向き合って、ただひたすらに描く。それだけなんじゃないかと思っています。
結局、作品というのは自分のこれまでの経験や知識や技術をベースにして生み出されるもの。そのベースは、今の高校生では絶対的に少ないでしょう。だから、ぶっちゃけセンスも何もないんです。。センスという言葉は、もっともっと高いレベルになっていったときに「越えられない壁」としてあるとは思うんだけど、高校レベルでは…センスなんて関係ないと思っています。
だーかーら、別にみんな「上手い」わけじゃあないんだよ。誰でもある程度までは描けるようになるんだよ。そこから先は、努力あるのみ。結局は、努力の差なんです。その努力が積み重なっていくと、端から見ると「おおっすげえ!!」ってなるんですよ。そういうものでしょ?スポーツだって一緒ですよね。
…なーんて書くとなんか市立函館の美術部は(ってか顧問の考え方が)大変そう…ってなりそうですけど、うちの部員を見ている限りでは…楽しそうに見えているんですけど…どうですか?うちの部員諸君(笑)
ま、事実、構想を考える段階もそうだし、実際の制作段階でもそうだけど、苦しい場面も多いでしょうね。学習との両立、家庭や友人との関係、時間の確保、制作の難航…。でも、その苦難を乗り越えて作品を描き上げたときの喜びや達成感はね…たまらないものだと思います。それに結果が伴ってきてくれたら、もう言うことないでしょう。
楽な事ばかりやっていても、本当の意味では「楽しく」ないんですよね。
……んーーーなんか真面目に書いてしまうと、なんか逆効果な気がしてきた…(TдT)
そ、そんな大変な感じでもないんですよ!これから市函を受験しようと考えている中学生や保護者の皆さま!市函美術部はみんな頑張ってキラキラしている楽しい美術部ですよ!「やべぇ、市函の美術部って青春感じちゃえるんじゃね?!」って思える部活です!ぜひ美術に興味がある人は、入学後美術部に入部しちゃいましょう!ヽ(^0^)ノ
あ、あれ?予想外のブログになってしまった(^^;;;ちょろっと書くだけのつもりだったのに…。。
最近のコメント