第6回道展U21遠征レポート!


2月10日・11日の両日、我々市函美術部は札幌市民ギャラリーで開催されている「道展U21」の観覧&表彰式出席のため、バスに乗って一泊二日で札幌に行ってきました!

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というわけで、写真とともに簡単にレポートしたいと思います!

朝8時半に函館駅を出発したバスは総勢19名(顧問含む)を乗せ、途中ルスツの道の駅などでトイレ休憩をはさみながら一路札幌へ。

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道中は天候に恵まれ、特に渋滞にハマることもなく2時半頃札幌のホテルに到着。

一応この日は雪まつり鑑賞で翌日にギャラリーへ行く予定だったんですが、早く作品を観に行きたいとせがむメンバー9名をバスに乗せ、早速ギャラリーへ行くことに。

札幌市民ギャラリーの入り口に入ったところにも作品が展示されているんですが、早速市函の作品をふたつも発見!路地裏の自転車と時計を抱いてる自画像がそれです。

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しかも隣は北陵高校美術部のサビコさんの作品が。なんと奇遇な。

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さて、受付をすませてギャラリー内に入ります。

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この部屋は「1室」と呼ばれる一番広い部屋。壁面にぎっしりと作品が展示されています。最大で4段掛けという状態になっていて、一番上の段ともなるとちょっと遠すぎて見えにくかったりもします。。

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この部屋にも数点、うちの作品が展示されていました。

さて、1室から続く次の部屋は「2室」。ここには平面の優秀作品が並んでいます。さすがに見応えのある部屋です。
ありがたいことに、本校の部員の作品もこの部屋に数枚展示していただけました♪ありがたやー(^人^)

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そしてこの部屋の中央に鎮座するのが、今回「U21準大賞」を受賞した檜山北高校の小西さんの作品「ちょっと変わった。でもあんまり変わってない。」です。

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今回はU21開催初、立体作品が大賞を取りました。ということは、平面作品の最高評価がこの作品とも言えるわけです。
正直、結果を知ったときは他校の生徒にもかかわらず、思わず飛び跳ねて涙が出るほど喜んでしまいました。

実は小西さんは私が檜山北高校に勤務した最後の年に入学した生徒で、1年生の時だけ関わっています。
彼女のお姉さんも檜山北高の美術部で、某顧問の先生に「道南の宝」とまで評された素晴らしい生徒だったのですが、今回の小西さんはその妹さん。姉同様異彩を放つキャラで、入部当時「油絵は超キライです」と私にのたまったことが未だに頭から離れません(笑)。
しかし、その後彼女のやりたいこと、表現力、想像力が開花し、昨年度は高文連の全国高校総合文化祭にも出品、大学も教育大岩見沢校の美術科に進学を決めました。大変涙もろくて、いつも締め切りが近くなると泣きながら制作するような子でしたが、とても芯の強い生徒でした。

彼女はこれまで擬人化されたウサギに囲まれて生活する自分という「日常」シリーズを描き続けてきたわけですが、今回はそのシリーズではなく、全くの新しい作品でした。あえてシリーズを捨ててきたんです。これは、私は大正解だったと思います。
思えば自分自身をしっかり描くというのは高1の高文連以来だったわけですが、今回の作品はこれまで磨いてきた技術を存分に発揮し、まるで写真のコラージュのようにしっかりと描かれた自画像に、クレヨンという別の素材を大胆に重ねています。それが、タイトル「ちょっと変わった。でもあんまり変わってない。」の通り、子どもの頃の絵と今の自分の自画像、そして技術や発想力はついたけれど、絵を描くことが好きであることは今も昔も基本的には変わらないという、まさに高校時代のしめくくりとして、最高の表現ではないかと感じました。

きっと美術を頑張っている人たち全員が、彼女と同じような気持ちを持つのではないでしょうか。そう、基本的には「昔も今もあんまり変わってない」んです。僕もそうです。おそらく、審査員の方々も同様だったのではないでしょうか。
なんていうか、こういう作品に出会えるから、高校生って面白いなぁ!と心から感じるんですよね。

ちなみに背景の白いところもちゃんと理由があるそうで、彼女は子どもの頃、空と地面を描いてその間には何も無い画用紙の白、という空間を残していたそうです。ちょーっとわかりにくいけれど、そういうところを表現として残すのが彼女のいいところでもあるのかもしれません。ひとつのエピソードとして、高1の時に初めて描いた30号の作品がカレーを食べる自画像が持っているスプーンが妙に小さくて、デッサンが狂っているんじゃないか?と言ったところ、自分は小さじで食べるからあえて小さじのスプーンを描いた、だからこれでいいんだと頑として譲らなかったあの頃を思い出しました(笑)。

あれからもう2年半…彼女も卒業か…なんだか時の流れの速さを感じずにはいられません。。

さて、この後生徒らとホテルに戻りまして、夜は北陵高校美術部の人たちとうちの部員でお食事会を開いたようです。
この辺のレポートはまた別のエントリに掲載予定。ちなみに私はというと、北陵高校の顧問である菊地先生、江別高校の手塚先生、池田高校の園田先生とで夜の懇親会を行いましたとさ^^

翌日。

朝の朝食時には、8時の集合時間に時間通りに集まらなかった生徒が約3名。一人はカギを無くし、一人はちょい寝坊、そしてもう一人は数十分思いっきり寝坊かましやがった某……ま、あえて名前は出しませんが、正直信じられなかったね。。集団行動における時間のルーズさは命取りだ。マナーモードにしてたから寝坊したなんて言い訳は通用しない。改めて強く反省してほしいと思います。

さて、気を取り直して。
11日はいよいよ表彰式、そして全体講評会!これこそが一番部員に参加させたかったのです。いろんな作品に囲まれて大きな刺激を受けながら、道展会員の方々や高校、そして大学の先生といった様々な方に批評して頂けるという、年に1度のまたとない機会。昨年は学校事情でこの日に参加出来ず本当に残念でならなかったのですが、今年は参加出来る!ということで、部員共々ずっと楽しみにしていた一日なのでした。

表彰式を1室で行うため、部屋の配置が変わっていました。

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午前中は皆で作品鑑賞。まだ講評会ではないというのに、早速他校の顧問の先生をつかまえて講評してもらううちの部員…。

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いいんだけどさ、いいんだけど、チキンが多いからなのか、1人が行ったらその後ぞろぞろぞろぞろーーっと並んで講評してもらうとか、ちょっとは空気を読んで行動しましょう。
講評って、生徒が思っているよりも結構体力と精神力を消耗するんだわ。複数の顧問の先生にバラけて行くとか、同じ学校で長蛇の列を作らないとか、ちっとは考慮してください、特に2年生。後輩はお前らの背中を見て育つんだからな…。

さてさて、午後1時より表彰式。
大賞、準大賞を受賞したお二人はひとこと感想を述べました。写真は小西さん。

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表彰式では大賞・準大賞の他に特別賞の人も壇上で賞状を手渡されます。写真は特別賞である「函館新聞社賞」を受賞した本校美術部1年の黒島さん。賞状と楯をいただきました。1年生で特別賞は、大変名誉なことだと思います!自信持ってね!

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表彰式の後は全体講評会。

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果敢にいろんな先生方のところに行って講評を頂いてました。講評を頂きながら、メモを熱心に取る。次につなげるためにも、とても大事なことです。その姿勢が大事なんだよな。講評する側も、いろいろ言ってあげたくなっちゃうってもんです。
ていうか、臆面もなく重鎮と呼ばれるような先生方にどんどん講評をお願いしまくる君たちって…ホントすごいよねある意味…。。。お、俺には怖くてできません…。。だが、それがいい!(笑)

でも、私が尊敬する某高校のそれこそ重鎮と呼ばれるにふさわしい先生から「いやー(市函の)生徒3万人くらい相手したよ~~」って気さくに言われましたよ、気さくに。お前らどんだけ並んだんだよ…_| ̄|○

私も北陵高校さんを始め、啓成高校さんや檜山北高さんの作品を講評させて頂きました。
まー楽しいんですけど、未だに毎回ちょっと緊張しちゃいます。あくまで講評は一意見として受け取っていただけたら幸いです。

さて、そんな感じで2時からひたすら講評しまくっていると、いよいよ道展U21も終わりがやってきます。

午後4時。作品搬出の説明が全体にあり、それから一斉に作品の搬出作業が始まりました。

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今回は作品をバスに積んで持ち帰りました。帰りが遅くなってしまうけれど、その分送料が安く上がるので(^^;;;

で、最後に今回も北陵高校美術部の皆さんと一緒に記念撮影!

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もう姉妹部活動提携でも結ぶかってくらい交流しています(^^;;;
写真を撮った後も、お互い盛り上がる高校生たち…。

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その後、一路函館へ。
全然知らなかったんですが、道南は結構雪が降っていたようで、その関係か帰りが予想よりかなり遅くなってしまいました。。
函館に入ったのが午後10時過ぎ…。。きっとみんな疲れ果てていたかと思いますが、翌日は推薦入試で生徒はお休みだったため、なんとか回復していることと思います…。

というわけで、名残惜しいですが、道展U21というでっかいお祭りもいよいよ終わってしまいました。
もう、ぶっちゃけ顧問は抜け殻状態です……真っ白に燃え尽きたぜ。。

なーんてね。
さ、もう秋の高文連に向けて動き出すぞ!新3年生は絶対勉強で手一杯になるしね。3月いっぱいまでに構想ごりごり練って練って練りまくれーー!!!!!

最後に……。
こちらのブログを読んでくださっている部員の保護者の皆様。
いつも様々な場面でご協力とご理解をいただき、本当にありがとうございます。
夜遅くに迎えに来て頂いたり、また作品を持って帰ることもあったり、金銭面でも遠征費やその他においてご家庭にご負担をおかけすることになったり、健康面でも様々なご心配をおかけすることになり、本当に申し訳ありません。
多くの方々に助けられ、支えられて活動させていただいていることを感謝しております。
生徒自身も保護者の皆様をはじめ、いろいろな人たちに応援されながら、一生懸命活動してきました。
今後もご迷惑をおかけするかと思いますが、子どもたちは高校の部活動でしか学べないことをきっとたくさん学んでいると思います。
どうぞ子どもたちの頑張りをこれからも支えてあげてください。
今後ともよろしくお願い致します。

また、講評してくださった先生方、本当にありがとうございました。
今回学んだことは、必ず次の制作に生かしていきたいと思います。今後ともご指導よろしくお願い致します。


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