市函美術部卒業の儀


令和3年3月1日。
市立函館高等学校第14回卒業証書授与式が挙行されました。

昨年は卒業生と教職員のみで行われた卒業式。
今年は現時点でできる最善の取り組み方法を検討し、保護者は各ご家庭1名のみの出席、在校生は参列しない方式で行いました。

先日ブログに掲載した市函美術部展も、多くの保護者の方々に観ていただくことができました。
結構お褒めの言葉をいただくこともあり…開催できてよかったと感じました。ありがとうございました。


 
 
 
さて、美術部の卒業式です。

今年度の美術部卒業生は5名。ここ数年では部員数の少ない学年でした。
毎年恒例の、卒業生の晴れ姿を掲載します^^

みなさん無事卒業できてよかった^^
うちの学校は私服なので卒業式は袴が多いんですが、今年は例年になくスーツ姿の卒業生が多かったですね。少なからずコロナが影響してるのだと思います。
まぁ個人的にはスーツで全く問題ないと思うんですが、女子は袴で卒業式に出るのを楽しみにしている人も多いようですね。私服校ならではの思い出の一つなのでしょう。

そして、今年は後輩たちも式後は校内に入ることが可能だったため、後輩がいる中での、3年生の卒業の儀となりました。

黒板には1年生が一生懸命心を込めて描いた、めでたい黒板アートが。

在校生全員が立ち上がり、抱腹絶倒の「よびかけ」。3年生大ウケでした。「パン!」とか笑

そしてプレゼントが贈呈されました。卒業生の顔を思い浮かべ、どんなプレゼントだったら喜んでくれるかをいろいろ考えて準備していたようです。喜んでもらえたでしょうか^^

そして写真や寄せ書きが詰まったミニアルバムは、デコレーションを1年生が中心となって行いました。

遅くまで残ってがんばってましたよ^^

そのあと、3年生ひとりひとりから卒業に寄せての言葉をもらいました。

この3年間の思い出をそれぞれの目線で語ってくれました。

そんな卒業生からの言葉のあとは、後輩から卒業する先輩に向けて。

部長とっちーと

よっしーから。(顧問が無茶振りしました)

そして1年生の副部長ふたりからも卒業生に向けての言葉がありました。

卒業生も喜んでくれていたようです。準備した甲斐があったね。

後輩みんなで先輩を送り出しました。

あらためて、3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。

とうとう卒業。あっという間の3年間でした。
昨年の2月頃から始まったコロナ禍は、残念ながら1年経ってもまだ無くならずに我々の生活を脅かしています。
この1年は本当に多くのことを我慢せざるを得なく、緊張と不安を強いられてきました。
そしてこれからも、正直なところどうなるのかわかりません。ワクチンの接種は始まりましたが、全国民に行き渡るまでにはまだ時間がかかりそうですし、ワクチンを打ったからといってオールOKになるわけでもない。いつになったら以前のような平穏な日々に戻るのか…コロナ禍に陥る前には、こんなことほんの少しだって想像していませんでした。

しかしながら、それでも少しずつ状況は変化してきています。
いつまでもこのままであるはずもなく、状況に合わせて新たな生活の方式を取り入れながら、人々は強く生きていく。生きていかなくてはなりません。
今年度の学校祭ポスターのキャッチコピーにあったように、変化を恐れず、くだらないプライドなんて捨てて、果敢に堂々と変わっていこう。大丈夫、大切なことさえ変わらなければ。

3年生はこれからそれぞれの道を歩んでいくことになります。
高校までとは違った、自由に溢れた生活になるでしょう。その中で今まで出会ったこともないような価値観を持った人とも出会うでしょうし、趣味に没頭できる時間も今まで以上に多いことでしょう。しかし、自由ということは自分の行動に責任を持たなくてはならないということ。失敗もまた勉強です。いろんなことをやっていけばいい。そうやって、一人前の大人になるために、もがき苦しみながら、頑張っていってほしいなぁと。

またきっと、頑張らなくてはならないときがやってきます。そのときには、少しでいいので部活で頑張ってきたことを思い出してくれたら嬉しいな。
3年間君たちが過ごしたこの場所は、きっとどこかで心の支えになってくれることでしょう。ああ、がんばってたな、ひとつの絵に向きあって、先輩や後輩とくだらないことで笑いながら、でも心の底では誰にも負けない、絶対に完成させてやる、という思いを抱いて、かじりついてたな…ってね。

コロナ禍でまだまだどうなっていくかわからない世の中だからこそ、新たなものを生み出すことができる君たちのチカラが必要なのです。
これからの君たちの将来を、遠くから見守っています。応援しています。頑張ってのびのびやってください。
そしてたまに遊びに来て、後輩たちの様子でも見てあげてください。きっと喜ぶはずです。自分たちがそうだったように、ね。

さて、まだ進路が確定していない元部長パン祭りよ、あとひとふんばりですな。がんばれよーー!!!
そのほかの人も、進路確定したら連絡してくださいね。
 
 
 
おまけ。
黒板アートは、描くのは時間がかかるけれど、消すときはあっという間…。この儚さがいいんだよなぁ…。


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