最近の美術部~地区大会直前!
- 2013 5/18
最近の美術部の様子です。
1年生は油彩やモチーフデッサンにいそしみ、2・3年は高文連に向けて構想を練ったりエスキースを描いたりする日々が続いています。
構想を練って顧問に見せてはダメ出しされ、また構想を練り練りする日々……。だいぶ焦っている者もいるようですが、焦って取りかかってもいいことないですから。じっくり考えて、後悔のないものにしていこう。がんばれ。
さて、今年の3年生は美術系大学への進学を考えている者が多く、その子たちはかなり熱心に石膏デッサンに取り組んでいます。
だんだんデッサンらしくなってきているところですが、まだまだまだまだ。
徐々に鉛筆の使い方が分かってきたのか最初の頃よりどんどん色を入れられるようになってきている反面、デッサンが狂っているまま描き進めてる人も。まずは慣れることが大切だけど、結果カタチの狂いを放置して細部に気を取られないように気をつけなければなりません。常に客観的に全体を見て、構造を意識して大きなかたまりとしてとらえる。平面の中に立体を構築することを最初の段階で怠ってしまうと、後半で手のつけようがなくなってしまう。
ズレていることに気付いたら、大胆に直す。常に狂っていることを疑いながら、何度も何度も確認しながら制作をすすめる。デッサンは絵画じゃないからね。雰囲気で描かないように。
初心を忘れないで取り組んで欲しいものです。
というわけで本日。
今日、なんだか皆さん慌ただしく動いています。
1年生は届いたばかりの油彩セットに絵の具をしぼり出しています。
実は、来週20日・21日は高文連道南支部の美術地区大会。その遠征のための準備をしていたのでした。
根っこがパレットに出す絵の具の説明をしています。なんだかとても楽しそう(笑)後輩が大好きなのです彼女は。
絵の具をぐに~っと出す1年生。
おーい、チューブはおしりの方を押して出すように。歯磨き粉と一緒ですぜ。
油絵の具は無駄にしないように。
絵の具やオイルの価値は血の価値と一緒なのだ!肝に命じるがいい!!ね、諸先輩方?(笑)
とりあえず制作時に出すようじゃ遅いので、時間短縮のために今のうちから…ということでパレットに準備してるんですが、正直新品のパレットに絵の具出すとパレットへの食いつきが悪いから、実際使うときにパレットを広げたら、絵の具がパレット上で滑ってしまっていてぐちゃぐちゃになってる可能性もあるんですよね……。ま、それも経験か……。
というわけで、今日はミーティングで地区大会に向けての話をしました。
地区大会は単なる写生旅行じゃないということ、実施する意義、動いてくれている人たちへの感謝の気持ちを忘れずに行動すること、二日間の制作時間は正味6~7時間、その中で油絵を描くことのおもしろさ、難しさ。そしてそこで得られることの大きさや大切さを感じること、26人という大所帯で動くことの大変さや心構え、様々な思いを伝えました。
ま、残念ながら寝てる奴いたけどね。話長かったのかなぁ。理解してくれていればいいのですが。。
あと、風景画を描く上での基本的な知識や技法、構図のお話、あと色相環についても説明しました。ま、あくまでも知識としての話です。でも知ってるか知ってないかで結構変わりますからね。
この二日間の地区大会をぜひモノにしてほしいですね。そして高文連に向けてのモチベーションアップにつなげてほしいですな。
頑張って取り組みつつ、縦の交流を深め、そして楽しい大会にして欲しいと思います。
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