カテゴリー : 美術部の日常

新聞の取材。


先週金曜の話になりますが、北海道新聞の取材がありました。
本校の文芸部、書道部、そして我らが美術部から高文連の全国大会に行くことについての取材です。
実はこの三つの部活が全国に行くのは、昨年に引き続き今年もなのです。
昨年もこの三部で一緒に新聞に掲載されたのですが、今年も同じように掲載されるという。。ある意味すごいですよね。
うちの代表は根っこ。
取材と有らば、一緒にその場にいて、やばいこと言いそうになったら止めなきゃって思ってたんですよ。
だって奴の「根っこ」に対する愛はもはや変態的な領域に達しているからなぁ…何を言い出すかわからない(笑)
…てのはまぁ半分冗談ですが、実は先週金曜は、そう専門委員会で札幌にいたんです私。
急遽前日に取材が決まったということで、何の準備もできず…。。作品自体は全国に行く関係で札幌国際情報高校にあるため、取材の際は原寸大に引き伸ばしたものを大判プリンタでプリントしようと思ってたのになぁ…。
とりあえずメールで指示はしたのですが、まぁ終わってから話を聞いたらなんとか緊張したけど話せたとのこと。
根っこに対する愛を語りました!ってにこにこ言ってたので、まぁ…大丈夫でしょう(笑)
近いうちに道新の夕刊「みなみ風」の函館版?に掲載されるかと思います。
もし掲載されたらまたブログでも紹介したいと思います^^
さて、U21!頑張ってますよー!
もはや定番となった日めくりカレンダー。まぁ前回使ったものの再利用ですけどね…。

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まだ色入ってない人もいるけれど、それぞれ頑張ってます!

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ま…今年中にどこまでいけるかが課題だなあ…。


<道展U21>ようやく本格始動ー!


さあ道展U21まで80日を切りました。
放課後の美術室も、いよいよ賑やかな感じになってきています。

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まだキャンバスに入っていない者もいますが、構想はもう最終段階に入っているので、来週頭には全員キャンバス入りできるかな?ってところです。
なんやかんやで早くはないスタートですが、それぞれが高文連での反省を胸に、U21に対して自分なりの目標を持って取り組もうとしている姿はやはりいいものですなぁ。なんか部員らを見ているとワクワクしてきますね。ぜひこれから一日一日を大切にして頑張っていってほしいですな!
そういや、こないだ1年生の授業の時に、とある生徒が言ってました。
「中学まで美術部に入ってたから高校でも、って思ってたんですが、油絵の作品を見たときに、あまりに中学とのレベルが違いすぎて、自分にはこんな絵が描けるわけない…レベルが高すぎる…と、美術部に入るのを断念したんです」と。
んーー………。
どうなんですかね。うちの美術部は確かに作品だけで見るとそこそこのレベルではあると思うし、結果も出ているとは思います。だけど、油絵に関してはほぼ全員が高校に入ってから始めたというひとばかり。たまに中学の美術部でちょっと触ったことがあるという人はいるけれど、そこまで本格的に描いていたという人はいません。じゃあみんなもともと絵が上手だったかというと…んーどうなの?(笑)
上手とかではなくて、絵が好きって人は多いでしょうね。好きだから美術部に入ってきた、みたいな。
でも、いつも部員には言うんですが、高校の美術においては、上手とか下手とかセンスとかじゃなく(ってかその言葉自体嫌いなんですけど)、いかに対象と向き合って、真剣に考えて、じっくり時間をかけられるかが大事なんです。そうやって取り組むことで、作品は絶対よくなります。表面的な技術だけの作品は、素人目に見たら「うわーじょうずー!」ってなるのかもしれませんけど、そんなの通用しないってことは、美術に真剣になっていけばそういう単純なものではないということがわかってくると思います。
のらりくらりと適当に手先だけでやってたってねえ…いいものなんかになるわけないですから。泥臭さが大事なんですよ、制作っていうのは。
そして、その頑張りのベクトルがずれていきすぎないように(多少は全然OK)その都度方向を調整していくのが顧問の役割であり、あとは友達同士であれこれ言い合ったり、励まし合ったりして、とにかく作品に向き合って、ただひたすらに描く。それだけなんじゃないかと思っています。
結局、作品というのは自分のこれまでの経験や知識や技術をベースにして生み出されるもの。そのベースは、今の高校生では絶対的に少ないでしょう。だから、ぶっちゃけセンスも何もないんです。。センスという言葉は、もっともっと高いレベルになっていったときに「越えられない壁」としてあるとは思うんだけど、高校レベルでは…センスなんて関係ないと思っています。
だーかーら、別にみんな「上手い」わけじゃあないんだよ。誰でもある程度までは描けるようになるんだよ。そこから先は、努力あるのみ。結局は、努力の差なんです。その努力が積み重なっていくと、端から見ると「おおっすげえ!!」ってなるんですよ。そういうものでしょ?スポーツだって一緒ですよね。
…なーんて書くとなんか市立函館の美術部は(ってか顧問の考え方が)大変そう…ってなりそうですけど、うちの部員を見ている限りでは…楽しそうに見えているんですけど…どうですか?うちの部員諸君(笑)
ま、事実、構想を考える段階もそうだし、実際の制作段階でもそうだけど、苦しい場面も多いでしょうね。学習との両立、家庭や友人との関係、時間の確保、制作の難航…。でも、その苦難を乗り越えて作品を描き上げたときの喜びや達成感はね…たまらないものだと思います。それに結果が伴ってきてくれたら、もう言うことないでしょう。
楽な事ばかりやっていても、本当の意味では「楽しく」ないんですよね。
……んーーーなんか真面目に書いてしまうと、なんか逆効果な気がしてきた…(TдT)
そ、そんな大変な感じでもないんですよ!これから市函を受験しようと考えている中学生や保護者の皆さま!市函美術部はみんな頑張ってキラキラしている楽しい美術部ですよ!「やべぇ、市函の美術部って青春感じちゃえるんじゃね?!」って思える部活です!ぜひ美術に興味がある人は、入学後美術部に入部しちゃいましょう!ヽ(^0^)ノ
あ、あれ?予想外のブログになってしまった(^^;;;ちょろっと書くだけのつもりだったのに…。。


見学旅行も終わり…


先週は2年次が見学旅行ということで、部員13名が不在という状況。放課後はとっても静かな美術でした。
あまりに静かで、1年生らもなんだか恐縮しているかのような雰囲気。

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なんか糸電話とかやりはじめる始末。
副部長のちゃっちゃHANDやロミ子などは「先生…先輩方いなくてさみしいでしょう…?」と聞いてきたり。。そんなに寂しそうな顔してたのかなぁ…ってそんなわけは絶対にありませんが。静かでせいせいするぜっっ(嘘
そんな日々も、とうとう今日で終わり。
2年生は今日まで代休だったんですが、昼過ぎあたりからネスミスや根っこがやってきて、放課後にはぼちぼち集まって来ました。
そんな先輩方から見学旅行のおみやげ贈呈式が。

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おお、ロミ子…

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というわけで、おみやげありがとう!みんなとても喜んでましたよ^^
で、私はというと、数名の部員におみやげをいただきました♪いやー買ってこなくていいって言ったのにぃ?(笑

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京ばぁむうまそう!国立新美術館のリヒテンシュタインコレクション展のおみやげもお抹茶プリンも嬉しい♪どうもありがとう!
ちっちゃいまねき猫と龍のお守りもありがたくいただきます。
白ごはん塩は…今度ご飯にかけて食べてみよう…。

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金閣寺の耳かきもありがたく使わせて頂きます(笑)
明日は全員やってくるのかな。おみやげ話、楽しみにしています。
さ、U21、はじめるよ!あ、その前に今週金曜日はアレがあるからお忘れなく!


世代交代。


本日はミーティング。
高文連の全道大会も終わり、美術部としても大きなひと区切りがついたということで、部長交代の儀を執り行ったのでありました。
新部長には2年生のネスミス、副部長には1年生の…あ、まだハンドルネームが無いな…まぁいずれ登場してくるでしょう。ということで、二人にお願いすることになりました。これから市函美術部を創っていく上で、ぜひ尽力していただきたいですな。
で、これまで部長として頑張ってきてくれたのざわなから一言挨拶せいとムチャ振り。

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すると、なかなか言葉が出てこないのざわな。でも、これは急だったからではなく、彼女の中であまりにも伝えたいこと、話したいことが多すぎて何が何だかわからないような状況だからなんですよね。いわゆる言葉にならないっていうやつ。
でもね、のざわな部長は本当にこの美術部のことについて、いっつもいろんな場面ですごく心配してくれてたんです。
心配されているほうは案外気付かないものじゃないかなと思いますが、すごく気を遣ってたんだよね。最初の頃なんか悩みすぎてよく泣いてましたもん。
そういう思いがあるからこそ、今回も話の中に「U21に向けて、もっともっと頑張って欲しい!」という言葉があったんだと思います。
これは、そこに向けてみんなが真剣に努力すればきっと素晴らしい大きなものを得ることができる、ということともう一つ、やっぱり彼女は自分で制作がしたいんだろうなと。本当は制作がしたくてしたくてたまらないのに、でも受験に全力を注がなくてはならない。だからこそ、みんなには自分ができない分頑張ってほしいのだと思うんです。
これまで一緒に作ってきたこの市函美術部をこれからももっともっと盛り上げていくために、のざわなが頑張ってきたことを受け継ぎ、さらにそれを広げていく。それこそが後輩の使命なんだと思います。
そんな感じで世代交代の儀は終了しました。でも、やっぱりなんか寂しさもありますね。とはいえ、本人自体はおそらく明日からもふつーに朝から美術室の主のごとくデッサン室に鎮座してると思いますが。
のざわなさん、これまで部長お疲れ様でした。あとは後輩にまかせとけ!!
心配だろうけど、うまくやってくれるよきっと^^
その他には、全道大会についてと、やはり道展U21に向けてのお話。
全道大会では、札幌北稜高校美術部をはじめ、檜山北高美術部、江差高校美術部の人たちと交流を持っていた我が美術部。やはり、どう考えてもこの交流を通して得られるものはとてもいいものだと思います。自分が高校生の時だったら考えられないほどのすごいことだと思う。でも「美術部」という同じカテゴリーに属しているからこそ、交流ができるんでしょうね。
逆に、この波に乗れなかった人たちはちょっと残念かなとも思う、いろんな意味で。
なかなかね、こんな機会ないものですよ。そういういつもと違う場面に、仲間に紛れてでもいいから思い切って飛び込んでみることで、今まで得られなかったことがたくさん得られるんですけどね。
作品を創ることは、コミュニケーションなんだってことです。リアルに人としゃべったりすることだけではなくて、作品を通して見る人、使う人がどう感じるのか、どう思うのか、どう受け止めるのか。それだってコミュニケーションなんです。
だから、何事も勇気を出して飛び込んでみてほしい。そうやって、自分を成長させていきなさいな。
あと、全国総文祭に出品が決まったわけですが、これも自分一人の力じゃないんだぞと。
お互いが一つの目標に向かって、切磋琢磨し合った結果なんです。部活動ならではなんですよ。もちろん描くことにおいて一番頑張ったのは本人なんだろうけど、そんな自分を支えてくれた友人、親、先生たちがいたからこその結果なんです。そこを絶対に忘れてはならない。
いわば、全国はねっこだけが取ったんじゃない、市函美術部が取ったんだ、というふうに考えてほしいかなと。
大げさではなく、関係者からはそういうふうに思われていますから。
その責任たるや、いかほどかを考えてみて欲しいのです。
俺達は、頑張らなきゃならないんです。いろいろな人たちの期待に応えるためにも、自らを律してさらにさらに成長していくためにも、普段のことからしっかりやりつつ、頑張っていかなきゃならないんです。
というような話をしたような気がします。
というわけで、新生市函美術部がスタートします。そして、ようやく道展U21に向けてようやく始動です。
遅いくらいのスタートですが、構想をじっくり練って、気持ちを、魂を込めた作品にするために、これからさらに頑張っていきますので皆様どうぞ応援をよろしくお願い致します。