カテゴリー : 展覧会・公募展

「ハコダテトリエンナーレ」に作品展示中。


もうすぐ会期は終わるんですが、函館のベイエリア・西部地区にてハコダテトリエンナーレというアートフェスが開催されています。

120927b.jpg

ハコダテトリエンナーレとは?
2009年函館開港150周年を記念して行った「アートフェス・ハコトリ」に続くもので、今後「トリエンナーレ」として3年に一度開催する展覧会を目指し、本展を「第2回ハコダテトリエンナーレ」といたします 。
函館にでしかできない美術展。それは、函館ならではの古い趣のある建物を会場として使用し、作家さんには その雰囲気に触発された作品を創っていただき、鑑賞者の方には建物と美術の二つの作品を同時にご覧になっていただこうという趣旨で開催いたします。
公式サイトより引用

で、その企画のひとつとして、金森倉庫内のギャラリースペースにて「U23 Artists in Hakodate」と銘打った小さな展示が開催されています。
そこに先日開催された高文連美術道南支部展において全道優秀作品候補に挙がった作品(江差高校・檜山北高校・本校)が現在展示されています。本校美術部の作品からは6点展示されています。

120927c.jpg

全体はこのような展示になっていました。

120927a.jpg
120927d.jpg
120927e.jpg
120927f.jpg
120927g.jpg

さすがに全道優秀作品候補ということで、見応えのある作品が並んでいます。
場所が金森倉庫なだけに観光客も多く、作品をまじまじと鑑賞する人も少なくなかったです。
ちなみに出品しているのは高校だけではなく、教育大函館校の学生さんの作品も数点ありました。

120927h.jpg

んー、もっと大きな作品なども観てみたかったかも。
ハコダテトリエンナーレは9月30日(日)まで開催しています。他にも様々な展示がありますので、詳しくは公式サイトをご覧下さい。
※一部表記に不明な点があったため修正いたしました。


道南支部展の支部表彰式・全体講評会の様子


掲載するのが遅くなってしまいましたが、高文連道南支部の支部展において、最終日である9月4日に支部表彰式、全体講評会が開催されました。

120920a.jpg

表彰式では、最優秀賞・優秀賞に選ばれた50数名の名前が呼ばれ、賞状が授与されました。
その後、全体講評ということで私からいろいろ話させていただきました。
基本的に、全体の場で話したことはいつも自分の部活の中で言っていることと変わらない内容だったと思います。作品は自分の分身である、作品に思いを、メッセージを込めろ、時間をかけ、入魂の作品を生み出して欲しい、そんな感じのことです。
終わった後、うちの連中に「せんせい、いつもよりアツかったですね!」とか言われました。いつも通りでしょ、いつも通り…。
また、そのあと今年の8月に全国高等学校総合文化祭に道南支部から参加した、本校ののざわな部長と檜山北高のよっちゃんが全体の前で全国総文祭に出品されていた作品の傾向や雰囲気などを報告しました。
ちなみに昨年度、全国総文祭支部推薦作品として道南支部から選抜された2作品が、全道大会での審査の結果2作品とも全国を決めるという快挙を成し遂げたのでした。
今年度の支部展では本校のねっこの作品と、これまた檜山北高の2年生の作品が支部全国推薦作品に選抜されています。10月10日の全道美術専門委員会の中で各支部から上がってくる全国推薦作品と並べられて全国審査を受け、そこで全国に行けるかどうかが決まります。ねっこもきっとドキドキしていることでしょう…。
さて、一息ついたところで、全体講評会。

120920c.jpg

今年度は道南支部の美術専科教員がそれぞれ気になった一作品を選び、その作品について講評を行いました。
江差高校の十河先生による全体講評。道南支部では圧倒的な人気を誇る先生です。

120920d.jpg

講評も、ユーモアを交えながらも真を付いてくるもので、生徒らは大変な刺激を受けていました。
うちの生徒にも十河先生の大ファンが多く、合評会でもずっと十河先生の後ろを付いて歩いていたようです。んー、どうすればあのようなカリスマ性が身につくんだろうか…やはりにじみ出るものなんでしょう。
ちなみに十河先生は私が檜山北高に赴任した際に、それまで檜山北高で指導されていた先生で、もう12年間もお世話になりっぱなしです(-。-;)
というわけで、表彰式&全体講評会が終了した後は、お昼を挟んでから合評会。各顧問の先生方に自分の作品を批評していただくというもの。
部員には、最低3人には批評していただきましょう、批評していただいた内容はきちんとメモを取りましょう、と伝えました。
私は私で2時間ひたすら批評しっぱなし。よく来ていたのは、遺愛高校や檜山北高かな。あと、稜北高校に訪問指導しに行った時に話した生徒さんの批評もさせてもらえました。あのとき見せてもらったものよりもぐっと素敵な作品に仕上がっていて、なんだかとても嬉しかったです。
合評会も終わり、すべてが終わったところでいよいよ搬出作業。展示にかかる時間よりも、搬出する時間の方が圧倒的に早く、どんどん空になっていくホールを見ていると、一抹の寂しさを感じずにはいられませんでした。んー、今年も支部展の夏が終わったなぁ…って感じです。

120920e.jpg
120920f.jpg

高文連全道美術研究大会は、10月11日(木)~12日(金)の二日間、旭川にて開催されます。
本校からは18名!大所帯で乗り込んでくる予定!大雪アリーナで作品鑑賞、旭山動物園でスケッチ、そして札幌北陵高校の皆さんと涙の再会を果たす予定となっています。楽しみですねぇ。
おまけ。
支部大会期間中、前任校の檜山北高美術部の卒業生が展覧会を観に来てくれました。

120920g.jpg

彼女は高校2年生の時に描いた作品が全国大会に出品され、その後岩見沢教育大美術科に推薦合格し、現在は大学2年生。キャンパスライフを最高に楽しんでいるようでした。
でもそんな彼女も高校生のパワーに圧倒されてました。高校生いいなーー!って何度も言ってましたよ(笑)


「はこだて国際科学祭2012」の展示風景。


先週より函館市の五稜郭タワーアトリウムにて開催されている「はこだて国際科学祭2012」。
先日ちょっと足を運んできました。
タワーでは、「企画展 人間・海の資源 -科学技術は誰のもの?-」という展示がされていて、海が人間の資源なのではなく、人間が海の資源だったなら世界はどんなふうに見えるだろうか、という内容がコンセプトとなっている展示です。大きなパネルに様々な展示がされ、見る人に訴えかけてきます。

120825c.jpg
120825d.jpg

で、その中にうちの美術部で制作した作品がパネル化されたものがありました。

120825e.jpg

自分らが制作した作品がこのように奇麗にパネル化されているのを見ると、とてもよく見えますね。製品化されたもののようにも感じます。
配置されている文字のバランスもよく、デザインの仕事を感じますね。
そして、原画も飾ってありました。

120825f.jpg

原画は原画で、やはり手仕事という感じが伝わってきていいですね^^
展示してくださってどうもありがとうございます♪
あと、幼稚園の園児が描いた鮭のイラストをパネル化した作品もありました。

120825g.jpg

自由な筆致に鮮やかな色彩がとても映えます。なんかこういう絵を見ると、改めて児童画のよさを感じずにはいられません。
さて、今回の企画展のムービーがyoutubeにて公開されていたので、こちらでも紹介させていただきます。
動画の後半の方には本校制作のパネル画も紹介され、クレジットにも名前が入っています。ありがとうございます。
Hakodate science festival 2012
はこだて国際科学祭、企画展の展示は明日8月26日(日)までとなっております。
どうぞお時間のある方は足をお運びくださいませ。
本校美術部員も、明日は合宿ですが見に行けたらぜひ散歩がてら行ってみるといいよ。
自分らの作品が他人の手によってどう展示されるのかを見るのも、一つの勉強かと思います。時間ないけど、走ればすぐの距離だからぜひ行ってきましょう。


第5回道展U21 審査結果は…!


本日は第5回道展U21の審査結果の発表日でした!
市函美術部がこの公募展に出品するのは、今回が初めてとなります。
今回のU21は、総搬入数796点、入選総数767点、うち特別賞17点、優秀賞71点、奨励賞123点。今回で5回目というまだ歴史の浅い公募展ですが、大学生や短大、専門学校生、そして高校生や中学生までも含めた大変大きな公募展となっています。
さてさて、そんな市函美術部初めての挑戦となったわけですが、結果はというと…

120208a.jpg

なんと!我らが美術部の部長が特別賞である「北海道教育長賞」を受賞!!!そしてその他にも、優秀賞が1名、奨励賞が4名。合計6名が入賞を果たすことができました!!
その他8名の生徒についても、全員入選という結果となりました。
成績は以下の通りです。

北海道教育長賞 2年 桶本 理麗「目に見えぬものは多けれど」
優秀賞 2年 江口 奈穗「我、独リ之ヲ喰ラフ。」
奨励賞 2年 松本 佳奈「自画像「迷」」
    1年 黒瀧 舞衣「根」
    1年 笹森 杏菜「今夜はみんなでカエルNight!」
    1年 佐藤  桃「影日向」

その他審査結果はこちらhttp://www.doten.jp/u212012/u212012j.html
部長の桶本さんは、今年度の高文連大会でも全国高校総合文化祭にも出品が決まっているのですが、道展U21でもこのような素晴らしい結果を残すことが出来ました。おめでとうございます!!ヽ(^0^)ノそのほか入賞した部員も本当に喜ばしいですね!
作品の写真については、完成後に撮影する時間がなかったために、後日あらためて掲載する予定です。ごめんなさい…m(_ _)m
さて。
今回入賞した人もしなかった人も、みんなそれぞれ努力を重ねてきたと思いますが、結果は結果です。今日のミーティングではかなりへこんでいた人たちもいましたが、こればっかりは仕方がないです。
残念ながら、努力=結果というわけではない。努力すれば誰でも栄冠を勝ち取れるのかというと、そうじゃない。そういう展開は、これからの人生においてきっといろいろな場面で遭遇することになると思う。そのたびに、人は挫折を味わうんだ。
素質があるヤツなんて実はたくさんいる。
その素質を磨く能力が才能なんです。才能ってのは、結局努力する能力のことなんだよ。
素質を、ひたすら磨こうぜ。みんな素質は間違いなくある。だからこそ、努力を惜しまないで欲しい。
根性論はあんまり好かないんですが、やっぱりそこなんだと思う。
全身全霊で制作に取りかかっていたのか?後悔を残すことなく、最後までやりきれていたのか?きっといろいろ思うところはあることでしょう。
くやしい人、まだまだ伸びていける。
うれしい人、まだまだだよ。現状に甘んじないで、もっと頑張れ。
これからもみんなで頑張っていきましょう!