平成27年度全国高総文祭 滋賀大会「びわこ総文」・旅行記編
- 2015 8/18
というわけで先月行ってきた全国大会の旅行記を綴ってみたいと思います。
作品編はこちらのページですよっと。
ちなみに、かなり長文になりました…しかも写真が多い…。。。ま、お暇な方はどうぞ。。
7月26日(月)出発〜大阪〜そして滋賀へ
さあいよいよ全国遠征のスタートです。
函館空港を発ち、目指すは大阪の伊丹空港。伊丹空港からバスで新大阪入りし、そこからJRで宿泊先である近江八幡へと向かいます。
ぷっちょが折ったちいさいツル。
顧問はツル折れません…。教えてもらっても、もはや覚えることが出来ません…。
そんなこんなで伊丹空港到着。空港内はそうでもないけれど、気持ちなんだか暑く感じる。。
そして外のバス乗り場へ向かおうと出口を出ると…熱気がムワッと…。そして一気に背中に汗がにじんでくる。暑い。ていうか湿度が高い。。この時点でもう先が思いやられます。
バスは結構混んでいる道路をひた走り、約30分かけて新大阪駅に到着しました。
さて、今日は移動日だから最終的に宿泊先に無事到着すれば問題ないわけで、それならと大阪周辺で夕食を食べてからホテルに向かうことに。
というわけで、新大阪から大阪へ移動。
はい到着ー♪
とりあえずちょっと疲れたのでなんか冷たいものでも食べてひと休みしようぜ…ということでジェラート屋へ。
なんのジェラートにしたか忘れましたが、えらい美味しかったのを覚えています。
そうこうしていると釧路江南高校の上野先生と連絡が付き、なんと離陸後にトラブルが発生して急遽引き返し、そのため別の飛行機を乗り継いで、伊丹空港に向かう、しかし到着するのが午後8時になるとのこと…。
ぷっちょは釧路江南高校の全国に参加する生徒さんと昨年の時点でお友だちになっていたということや、もともと我々が函館出発の別行動組で、最終的にホテルで合流ということになっているので、それならと専門部に相談し、新大阪で合流して一緒に行くことになりました。
ということで急遽大阪に少し滞在できることになりました♪
ぷっちょにどこ行きたいかを聞くと、古着屋さんに行きたいとな…。でも時間はあまりないので、近場で古着屋がある町は…と探してみると、大阪駅の隣の駅の中崎町というところに古着屋さんがそこそこあるとの情報をゲットし、そちらに移動。
するとこの中崎町、とってもいい雰囲気の建物がたくさん!
というわけで、別行動開始!私は中崎町の町並みをお写んぽすることに。
結構野良猫がいました。
野良猫に近づこうとして逃げられるぷっちょ(笑)
またしばらくしてそろそろ合流の時間だな…と思っていると、ぷっちょから連絡があり、なんでも古着屋さんで服を試着した写真を撮ってもらった!と。その写真がこちら。
結局そのワンピースは買わなかったらしいです(笑)買えばよかったのに。
そんな感じで予期せずしてちょっとした旅気分を味わった我々はいい気分で大阪駅へ戻りました。
とりあえずここでも記念撮影。
さて夕食!大阪といえばやっぱりお好み焼きでしょう!ということで、いろいろ歩き回った結果ようやくお店にたどり着きました。
ぷっちょは豚玉、私はネギ焼き?にしましたが、どっちも美味しかったです♪♪
その後新大阪に戻り、無事釧路組と合流。
釧路の生徒さんもだいぶお疲れだったようですが、二人は久しぶりの再会を喜び合っていました。
そんなこんなで宿泊先の滋賀県は近江八幡へ辿り着き、この日は終了。
いよいよ明日から本番です。
7月27日(火)総文祭初日
さぁやっと全国の作品が観られるぜ!と意気揚々と展示会場である滋賀県立近代美術館へ。
全国引率の重鎮たちの背中を眺めながら一路会場に向かいます。
人見知りなぷっちょも……
なんとか頑張っておともだちになったようです(笑)
会場に辿り着き、はい記念撮影。
滋賀県立近代美術館。
さ、入場するぞ!…あれ?入れない?なんで??
……と思ったら、どうやら秋篠宮様と佳子さまが観覧に来られるらしく、その観覧が終わってからの入場になるとのこと。
この暑い中1時間も待たされるんかい…せっかく早く出てきたのに…まぁでも佳子さまが見られるならいいか♪とミーハー気質全開で佳子さまたちを待ちます。
SPに囲まれながら、待つこと1時間。。
き、来ました!!佳子さま佳子さまーー!!!
大きい写真掲載して怒られたら嫌なので、小さめに載せます…^^;
佳子さまは…とってもお綺麗で気品を感じさせるお方でした(*´ェ`*)
さて、それからさらに待つこと数十分。
ようやく、入場です!
会場に入って絵画のブースに行くと、最初に北海道の作品があります。
あったあったぷっちょの作品も。1年近くぶりの再会です。
作品はさすが全国クオリティ。どれもこれも見応えのある作品ばかり…!
ぷっちょも徐々におともだちを増やしていっています。
上野先生がセミの抜け殻を拾ってました。やっぱりセミはミンミンとうるさかったですねぇ。
さて午後。
美術・工芸部門の開会式が始まりました。
滋賀総文のキャラクターである湖楠(うみな)ちゃんも踊ってましたね。
そして来年度の開催県である広島総文のアピールも。
うーーー来年も行きたい…!!!
開会式の後は、講演会&全体講評会。今回のコメンテーターは、あの!!漫画家の森田まさのり氏!!!です!!!
いや実は顧問はこの講演会をとっても楽しみにしていたんです。
だって、森田まさのり氏と言えば、そうあの「ろくでなしBLUES」「ROOKIES」「べしゃり暮らし」の作者!!ろくでなしBLUESもROOKIESもリアルタイムでジャンプで読んでいた我々世代にとってはどストライクな漫画家!滋賀出身だそうで、氏が高校生の時には美術部で油絵を描いていたということで、話す内容も親近感が持てるものでした。各所に当時の漫画についての話がポンポン出てきて、それに反応して笑うのは当時を知っている顧問がほとんど、というあたりがなんだか面白かったです。
そんなこんなで一日目が終了。
これでホテルに戻れば4時過ぎには戻れるけれど…そう、考えてみたら我々は「琵琶湖」を見ていない。滋賀総文は通称「びわこ総文」と名前にも琵琶湖の文字が入っているにも関わらず、我々は琵琶湖を見ていない…。
そこで、ちょっとホテルからはバスに乗って行かなきゃならないらしいけど、ぷっちょに琵琶湖行く?と聞いたら、行きましょう!というので、急遽琵琶湖に行ってみることに。
なんかせっかくだから他の学校の生徒さんにも声をかけた結果、総勢5名の生徒+私ひとりで引率になってしまいました。待て待て、俺ひとりで引率…?ま、まぁ…いいけど…方向音痴だけど、今の時代ポケットにはGoogle大先生がいるので、きっとなんとかなるだろう。。
近江八幡の駅前からバスに乗り、一路琵琶湖方面へ…。
なんか楽しげな5人組。
しかし…バスに揺られて琵琶湖へ向かううちに、どんどんあたりが暗くなっていきます。日が暮れるというよりは、雲がぶ厚くなっていく…。これは…雨が降る…。。
ま、いっか、と楽天的に考えていたんですが、ひとり降り、またひとり降り…と、気がつけば我々だけがバスに乗っている状態に。そして窓の外には田園風景が…。なんか田舎のばあちゃんの家に向かっているようなそんな懐かしい感覚になってきました。いや、懐かしいっていうか、ちょっと怖いというか、まるで別の世界につながっているバスに乗ってしまったような、変な感覚にとらわれていました。
さあ…ついたぞ…。
ど………どこだ、ここ………。
と、とりあえず、湖方面に向かって歩いてみました。
あたりはすでに薄暗く、細い道路に沿って歩いて行くと、雨がポツポツ…。
やばいなーこれはやっちまったパターンだなーーと思いながら、でもまぁ琵琶湖が一目見られれば満足するだろうと自分に言い聞かせながら先頭を歩いていきます。
そうこうしていると、あら、いよいよ本降りになってきたぞと。
でも!あの丘を登ればきっと湖が見渡せる!よし俺先に行って見てみるわ!!と引率者としてその責務を果たさなくては!という思いで高台につながる石段を駆け上りました。
すると………
ああ、これ、アカンやつや……。
目の前には、墓地が広がってました…それはもう、何かが出てもおかしくないような、すごく薄気味悪い場所で…。そういやこのあたりの地名は「長命寺」ってなってたもんな…。
アカン!みんな、来ちゃいかん!!
ほら、後ろを振り返れば琵琶湖が見えるよ!!!上には…行かないほうがいい…。上には…。。
とりあえず、みんな琵琶湖は見たぞ、ということで満足(?)し、雨の中途中にあった東屋に避難…。
そこらへんの野良猫たちも東屋で雨宿りしていました。7匹くらいいたんじゃないかな…。
のんきに写真撮ってる私。
雨が小ぶりになってきたところでまた飛び出してバス停へ。
なんとか辿り着き、バスの時間にもなんとか間に合いました。ちなみにこのバス逃すと次は1時間後…。
もーーー………なんか怖い…。。。
はい、みんなで「笑顔であいさつ」ね。
というわけで、バスにまた揺られて近江八幡駅に戻るのでした。
片道490円、往復980円…。ま、高く付いたけど、ちょっと内心ワクワクの冒険みたいなお出かけでした。
そんなこんなで2日目も終わり。なんかあっという間です。
7月28日(水)総文祭2日目・帰函
さぁ最終日。張り切って会場へ。
入り口のところには滋賀総文のスタッフが作ってくれたのでしょうか。各都道府県の参加者に向けたメッセージが飾られていました。
さて。
この日は朝から生徒は作品鑑賞の研修が入っています。それぞれの作品を鑑賞し、お互いの作品について語り合うことをメインとした研修でした。
じっくりとグループメンバーひとりひとりの作品を鑑賞し、それぞれに対してみんなで思ったことや考えたことを口々に話していくことで、作品鑑賞がより深められることに主眼をおいたものでした。
全て終わったあとにどうだった?と聞いたら、「これはとてもよかったです!これ絶対みんなでやったほうがいいです!」と。実は引率教員も生徒がやっている裏でこの鑑賞研修についての講義を聴いていたので、それをこないだの部活でやったというわけです。
というわけで、昼でこの研修も終わり。すなわち、これで全日程を終了したということになります。あとは…帰るのみ…。。
会場の外では総文祭みやげが売られていました。か…買わなかったけど…。。
いよいよ終わりです…。
というわけで、ホントあっけなく終わった感のある滋賀総文。。
そうは言っても仕方がないので、バスに乗って伊丹空港に向かいます。
途中、高速のSAに停車し、昼食&おみやげ購入タイム。
顧問は近江牛コロッケと近江牛めしを食べました。美味しかったけど…コスパはあんまり…。。
ぷっちょはなんだか美味しそうなプリンを買ってきてましたね!
昼食も終わって、さぁいざプリン!ってなって袋を見ると、プリンはあるけどスプーンがない…。と思ったら、スプーンはないけどなぜかフォークが…(笑)
完全に、やさぐれちまってます(笑)
これ、フォークって絶妙にプリン食べにくいのね(笑)まだ箸のほうが救いようがある。プリンだけに。。
さあ、到着しました伊丹空港。
釧路と北見、そして函館組は札幌組とここでお別れです。飛行機の時間帯が全然違うんですよね…。
で、空港の中を歩いていると、おおっ!!あんなところに、て、「テスラ Model S」が展示されてるやんけ…!!!
すみません、私だけ近くまで走っていって眺めた上に写真まで撮らせてもらっちゃいました…。
しかしずいぶんひっそりと展示してたな…。
ちょっと最後にテンションがあがったんですが、あとは飛行機で帰るのみ。
帰りは伊丹から羽田経由で函館です。
羽田の乗り換えの時に、ぷっちょが「羽田空港にコーンがラングドシャクッキーですごく美味しいプレミアムなソフトクリームがあるんですよ…!!たべてみたいんですよ…!!」っていうので探したらあっさり発見。ゆえに食べました。
ひとつ500円。高い…しかし高い味がする…これはソフトクリームっていうよりスイーツだね!生クリームのような濃厚さでした!
とはいえ、濃厚すぎてオジサンにはちょっとアレでしたな…ぶっちゃけ、ソフトクリームとして食すのであれば、ローソンの200円ソフトクリームのほうが好き(笑)
ていうか!あとから知ったんですが、このソフトクリームは「クレミア」って言うらしく、なんと函館山山頂でも食べられるとな…!!超レアなのかと思ってたのに…!!まさか函館山にあるだなんて…(笑)(「クレミア」が食べられる場所全国リスト)
ま、でもそんなのも旅のひとつの思い出。
あっという間の全国遠征でしたが、中身は非常に濃厚で、たくさん刺激を受けて勉強してくることが出来ました。
でも、もう少し作品を自由に鑑賞できる時間があれば言うことなかったですね。ゆっくり観られたのは、正味一時間程度でしたから…。やはり三日日程だと、鑑賞をメインにしている美術・工芸部門では厳しいなと感じました。来年度以降もう少しゆとりのある日程が組めたらいいなぁ…。
全国大会は、多くの人たちと交流を持つことが出来て、様々な刺激を受けることができる素晴らしい大会です。
ぜひ、多くの人に行ってもらいたい…っていってもそんな簡単じゃないんですけど、でも、目指す価値は間違いなくあると思います。
さ、道南支部はあと一週間程度で道南支部美術展です!全国までつながるこの道南支部美術展で、しっかり見てもらえるような作品を創りあげてほしいと思います。
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