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平成25年度高文連美術道南支部地区大会の様子!


5月20日・21日の両日は待ちに待った高文連美術道南支部の地区大会!
今回の当番校は森高校さんで、会場はグリーンピア大沼でした。

地方での大会は前回の江差大会から数えると実に4年ぶり。函館大会だと函館方面の高校は宿泊することができないので日帰りとなるのですが、今回は宿泊できるとあって部員も相当楽しみにしていたようです♪

ただ…当初天気予報では晴れだったような気がするんですが…大会が近付くにつれだんだん天候が下り坂に…そして当日朝には雨が…。。ちと不安だったのですが本降りにまでは至らず、二日目は晴れ間も出てきてくれて制作日和となりました♪

これが会場となったグリーンピア大沼。初日はこんな天候でした…。

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開会式の様子。

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開会式も終わり制作に向かう準備を整えています。

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で、制作開始!

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江差の十河先生にアドバイスをもらう根っこ。

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まー霧が深くてなかなか寒い日でした。
というわけで一日目の制作が終了。

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寒い中結構しっかりと絵の具を乗せてきました。
さすがに上級生は慣れてる部分もあり、みんながっつり描いてます。
1年生も油彩の練習をしてきたのがよかったのか、結構思い切って遊んできました。なかなかいいぞ!

夕食風景。
この列全てが市函美術部です。全26名。めっちゃ多い(笑)

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食事が終わったあとはしばし休憩の後に夜の研修会が開催されました。
研修会では、秋の高文連に向けてモチベーションを高めるために、私と檜山北高顧問の藤本先生による全道・全国作品の紹介をしました。
私からは今回の地区大会の意義、そして全道・全国に向けて制作する姿勢などについて話し、歴代の全国作品の中でも見せたい作品を選んで講義しました。
最初パソコンで…と思っていたんですが、iPadを使えば拡大して見せることも簡単なので、わざわざHDMI端子のついたプロジェクターを学校から持っていきました。全国レベルの描き込みを伝えられたのではないかと思います。iPad便利!

で、本当であればその後うちの作品を並べて中間合評会を行おうと思っていたのですが、外は雨が…。体調不良の生徒も出ていたので断念しました。まぁ仕方がない…。

で、二日目。
朝は微妙な天気だったんですが、前日に比べたら晴れてきそうな天気。残りの制作時間は正味2時間強。
この時間でさらに描き込みをし、「作品」と呼べるものを仕上げていきます。

ピンクなふたり。

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さ、ゴリゴリ描いていきます。

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制作が始まる頃にはだんだん晴れ間が見えてきました!

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前日とは光の当たり方ががらりと変わっています。
描き直しをしなくてはならない箇所も増えてきます。が、それが「外で制作すること」の面白いところでもあります。
他校の生徒の中には体育館の中で制作を続ける者もいたようですが、体調不良なら致し方無いにせよ、昨日よりいい天気なんですから外で描かなきゃ意味がありません。いったいあの生徒らは何を見て描いていたんだろうか…。

うちの部員はもちろん全員外で描いています。昨日体調が悪くなった部員も頑張って外で描いていました。
私はよっぽどでなければ中では描かせません。でも数年前の函館大会で大雨にやられた時は、仕方が無く雨がやむまで体育館で描かせたこともあったっけな…。ま、それでも雨がやんだらみんな飛び出していきましたけどね。その気持ちが大切なのです。

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みんないい顔して制作してましたよ!やっぱり外で絵を描くのは気持ちいい!
昨日の雨のせいか小さな虫が大量発生していたり、ちょっと風もあったりと大変だったようですが(^^;;;

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そんなこんなで12時半に制作時間タイムアップ。なんとか全員完成できたかな?!

体育館に戻り、それぞれ自評文を書いています。作品に込めた思いを文章で表すことも制作を振り返るという意味で大事なことです。

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昼食後はグループ別の合評会。
10のグループに分かれ、各学校の顧問から作品の講評を受けます。
私のグループでは、全部の作品の講評が終わったあと、昨日の研修で言い残していたことを語りました。

「高文連の作品を、死ぬ気で描いてほしい。うちはそういう気持ちでやっているし、それくらいの気持ちで描いている。生徒は全道、全国にたくさんいる。それらの作品と並んだときに、中途半端な作品で恥ずかしい思いをするのは自分なんだ。全力で取り組んで欲しい」

まぁ…なんてえらそうなんでしょう(-。-;)でも、それくらいの気持ちで取り組んでくれないとね、部活動として取り組む意味がないと思うんです。学校からお金もらって制作させてもらってるんですから。やるなら全力でね、やってほしいわけです。
さ…どれくらい伝わったんでしょうか。

終わったあと、ちょうどうちのグループだったネスミス部長から「先生、熱かったですね……!」と言われました(^^;;;
ま、部活のミーティングではいつも言ってるようなことなんですけどね。

というわけで、最後に記念撮影!皆さん変顔してますねぇ(笑)

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あれ?何人かいない??と思ったら、たまたまいなかったようで…。
残り3人で記念撮影^^

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そんなこんなで美術部の春のおまつり、地区大会が無事終了しました。
大会当番校の森高校の神田先生をはじめ教職員の皆様、携わった部員の皆さん本当にお疲れさまでした!

さ、これからは高文連に向けて全力で走っていかなくては!すでに構想はだんだん煮詰まってきている部員も多くなってきました。1年生もいよいよ動き出しています。3年生はいよいよ最後の高文連!2年生は全国目指して頑張れ!!
このあとには中間考査、学校祭と行事が入ってきますが、うまく時間配分をしながら全力で取り組んでほしいと思います。


最近の美術部~地区大会直前!


最近の美術部の様子です。
1年生は油彩やモチーフデッサンにいそしみ、2・3年は高文連に向けて構想を練ったりエスキースを描いたりする日々が続いています。

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構想を練って顧問に見せてはダメ出しされ、また構想を練り練りする日々……。だいぶ焦っている者もいるようですが、焦って取りかかってもいいことないですから。じっくり考えて、後悔のないものにしていこう。がんばれ。

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さて、今年の3年生は美術系大学への進学を考えている者が多く、その子たちはかなり熱心に石膏デッサンに取り組んでいます。

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だんだんデッサンらしくなってきているところですが、まだまだまだまだ。
徐々に鉛筆の使い方が分かってきたのか最初の頃よりどんどん色を入れられるようになってきている反面、デッサンが狂っているまま描き進めてる人も。まずは慣れることが大切だけど、結果カタチの狂いを放置して細部に気を取られないように気をつけなければなりません。常に客観的に全体を見て、構造を意識して大きなかたまりとしてとらえる。平面の中に立体を構築することを最初の段階で怠ってしまうと、後半で手のつけようがなくなってしまう。
ズレていることに気付いたら、大胆に直す。常に狂っていることを疑いながら、何度も何度も確認しながら制作をすすめる。デッサンは絵画じゃないからね。雰囲気で描かないように。
初心を忘れないで取り組んで欲しいものです。

というわけで本日。
今日、なんだか皆さん慌ただしく動いています。

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1年生は届いたばかりの油彩セットに絵の具をしぼり出しています。

実は、来週20日・21日は高文連道南支部の美術地区大会。その遠征のための準備をしていたのでした。

根っこがパレットに出す絵の具の説明をしています。なんだかとても楽しそう(笑)後輩が大好きなのです彼女は。

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絵の具をぐに~っと出す1年生。
おーい、チューブはおしりの方を押して出すように。歯磨き粉と一緒ですぜ。

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油絵の具は無駄にしないように。
絵の具やオイルの価値は血の価値と一緒なのだ!肝に命じるがいい!!ね、諸先輩方?(笑)

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とりあえず制作時に出すようじゃ遅いので、時間短縮のために今のうちから…ということでパレットに準備してるんですが、正直新品のパレットに絵の具出すとパレットへの食いつきが悪いから、実際使うときにパレットを広げたら、絵の具がパレット上で滑ってしまっていてぐちゃぐちゃになってる可能性もあるんですよね……。ま、それも経験か……。

というわけで、今日はミーティングで地区大会に向けての話をしました。
地区大会は単なる写生旅行じゃないということ、実施する意義、動いてくれている人たちへの感謝の気持ちを忘れずに行動すること、二日間の制作時間は正味6~7時間、その中で油絵を描くことのおもしろさ、難しさ。そしてそこで得られることの大きさや大切さを感じること、26人という大所帯で動くことの大変さや心構え、様々な思いを伝えました。
ま、残念ながら寝てる奴いたけどね。話長かったのかなぁ。理解してくれていればいいのですが。。

あと、風景画を描く上での基本的な知識や技法、構図のお話、あと色相環についても説明しました。ま、あくまでも知識としての話です。でも知ってるか知ってないかで結構変わりますからね。

この二日間の地区大会をぜひモノにしてほしいですね。そして高文連に向けてのモチベーションアップにつなげてほしいですな。
頑張って取り組みつつ、縦の交流を深め、そして楽しい大会にして欲しいと思います。