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「第10回道展U21」結果発表!なんと大賞が!!


先日出品した「第10回道展U21」の結果が、本日午後3時に道展公式サイト上にて発表になりました。

ななんと!!

今回、本校の部員が「U21大賞」を受賞しました!!しかも!スポンサー賞にも2名が入賞するという結果に…!!
まさかの大賞が、ついに市函から…!!!入選総数774点の中の大賞です!!!快挙だーー!!!!

U21大賞を受賞したのは、本校の2年生である伊藤愛未さんの作品、「失透(しっとう)」。

昨年の彼女のU21作品でも登場した部員がモデルになっています。なんとも言えない憂いを含んだ表情とその醸し出す雰囲気にこれでもかと迫る表現は、相当なものがあると思います。今回はオイルに頼りすぎず、絵具をしっかりと丁寧に乗せて描き上げました。背景の表現についてもたくさん悩み、最後の最後まで粘り強く制作した作品です。

彼女は先日のブログのラストにも登場しているんですが、本当に…ものすごい情熱をかけてこの作品を制作してきました。
なんていうかね、ものすごく奥ゆかしい部員で、黙々と制作に打ち込む部員なんですが、背中から燃え盛る情熱が溢れすぎていて周囲が怖がるレベルという…(笑)
今年の高文連でも全国を取りたくて必死に頑張って素敵な作品を描き上げたのですが残念ながら全国の切符には手が届かず、「もう部活やめます」とかぼそりとつぶやいたりして周囲を慌てさせるような部員で、もちろん今回も出品前に「賞取れなかったらもう辞めます」とか言ってました。そんな彼女が、今回大賞を取ったというわけです。

もうね…結果を知ったときは本気で腰が抜けそうになって、思わず歓喜して泣きそうレベルまでいっちゃったくらい。でも、どこかで納得の結果だな…なんて思ってしまう自分もいて。それくらい素敵な作品なんです。
彼女の頑張りはみんなよーくわかっているので、受賞の知らせを聞いたときはみんなの拍手が鳴り止みませんでした。。いやー思い出しても泣ける…。

とにかく、とっても素敵な作品です。ぜひ、会場の札幌市民ギャラリーにて実物を見ていただきたいと思います。

また、これだってホントにすごいんですが。
2年の菅原優菜さんの「一日と一生」が北海道知事賞を受賞しました。

いやーこれもいいなぁ…改めて写真で見てもいいなぁと思ってしまいます。とにかくあれこれ悩みながら描いた作品。執念が詰まっています。ある時を境にぐっと作品がよくなったんだよなぁ。そういう変化が見られるのも、指導していて実に面白いんです。

そして、同じく2年の長内絵美さんの作品「A whale new world」が函館新聞社賞を受賞。

市函美術部では珍しい、空想画。ファンタジーな作品です。顧問のところに構想を持ってきて1分で許可が降りるという奇跡を起こした作品。過去にも例がない気がする…。
ちなみに、制作中顧問はとなりでずっと「ゼルダの伝説」の話をしていました。ニンテンドースイッチのゼルダが過去最高に素晴らしすぎて、アドバイスをゼルダに例えて話をしていました。それが功を奏したのではないかと。(違

というわけで、スポンサー賞以上に上記3点が入賞、その他優秀賞には4点、奨励賞にはなんと13点もの作品が入賞…!!本校からの出品数26点に対して、入賞数が20点…!
これは昨年23点出品中入賞数13点を遥かに超える結果となっています。。す…すごすぎ…!!!身内のことながら、この結果は褒めない訳にはいかない。本当にすごい結果だと思うんです。

にしても、奨励賞に1年生が8名も入賞とか…正直入りすぎ(-_-;)ちょっとーいい気にならないでね〜(笑)

というわけで、優秀賞・奨励賞・入選の作品を全て掲載します。

<優秀賞 4点>


 
 
 

<奨励賞 13点>


 
 
 
 
<入選 6点>

 
 
 
というわけで、第10回道展U21の結果でした。

展覧会は2月2日(金)〜4日(日)まで、札幌市民ギャラリーにて開催されます。
本校美術部では3日土曜日から一泊二日で札幌に遠征します。もし会場でお会いしましたらぜひお声をおかけ下さい。私はカメラかついで作品の写真撮りまわってるかと思います。

最後に。
結果は目に見えるものなので、時として残酷なものともなります。嬉しい者もいれば、悔しい思いをしている者もいることでしょう。
ただ、結果は結果です。それよりも大事なのは作品にどれだけ向き合って、感謝の思いを感じながらやってきたかということであって、そしてこの経験をどう次につなげていくことができるかでしょう。
とりあえずまずは結果だけ見ると素晴らしいなと客観的には感じていますが、果たして皆がどれだけ頑張っていたのかなって。本当の本当に頑張れたのかどうかを、自分の活動を振り返ってみて考えて欲しいんです。結果は紙一重。惜しかった…もう少し上だったかも…と感じるものもいれば、逆もまたあるわけで。

とりあえずU21が終わったら、ていいますか、もう次が始まってるんだよね。そう、夏の高文連です。
ぜひ、今回の制作で得たことを無駄にせず、次につなげていって欲しいと思います。またレポート書いてもらいますので…。

今回の道展U21に向けての活動にあたり、たくさんのご声援やご協力をいただき、なんとかこのような結果に結びつくことが出来ました。
これからも感謝の気持ちを忘れず、頑張っていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


とりあえず、落ち着きました。


今日の美術室。

勉強しています。日本史に数学、英語…お互い得意分野を教えあってます。ほほえましい光景。教えあうと、自ずと自分の理解度も高まるんですよね。高校時代よく教えあったっけなぁ。

こちらでは生徒会誌の表紙を描いていました。

今年は金魚を描くそうで。完成が楽しみですなぁ。

こちらでは筆を洗っていました。丁寧に石鹸を使って洗っています。

使い込まれたパレット。

彼女はちゃんとペインティングオイルで磨いているのでとても綺麗に輝いています。パレットを綺麗に清掃することは作品の美しさにつながるのです。
 
 
 
 

……って、なんか穏やかな美術室ですが、そう、実は今日は部活は休みなんです。
そう、昨日の29日月曜日夕方に、道展U21の作品を発送したのでした。すなわち、作品も完成し、今日は休息日ということなのでした。
 
 
 

では、昨日の発送直前の様子をお伝えします。

作品の集荷は午後6時ということで、顧問も放課後は仕事を切り上げ早々に合宿所へ向かいました。

すると……

シーン………

めっちゃ静まり返って黙々と筆を動かしています。どうやら誰も諦めていない様子。
こんなに静かに全員が制作してることなんてないってくらい、静かでした。顧問の声など聞こえてないぜ、ってくらい。ていうかいつもこれくらいの集中力でやれよと…(笑)

作品発送の直前まで描くのがいいか悪いかは別として、少しでも高めたいという気持ちは伝わってきましたね。

最後の最後にとっておいた仕上げをほどこしています。

発送直前に出品票の確認とキャンバス布の耳を切っています。

そんなこんなで各々がギリギリまで頑張り、集荷30分前に制作の終了合図。それぞれの作品の写真を撮影し、いよいよトラック積み込みです。

って、もうあらかた撮影が終わったというのに、まだ描いているモリ。

最後の最後までモチベーションを保って頑張っていた…ということでいいのかな^^;
 
 
 

さぁ、積み込みだ!!

バケツリレー方式でどんどん積んでいきます。

全26作品が無事トラックに収まりました。

というわけで、終わったーー!!

疲れ果てて、全然いい感じのポーズになっていませんが、まぁ仕方ない(笑)

終わった開放感のせいなのか、皆妙にテンションがあがっていましたね。

終わった喜びで抱き合ってるのかと思いきや、もみ合いになってレスリングみたいになっていたり…

キングとさよちんが謎に足の踏み合いをしていたり…

…なんか、きっと身体を動かしたくなったのでしょう(笑)
なんとなくわかります。

そんなこんなで、長きに渡る道展U21の制作も終わりを迎えました。
先程無事市民ギャラリーへの搬入が完了したとのお知らせも届き、あとは…審査がこれから行われるのでしょう…。関係者の皆様、どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

さぁ、あとは遠征までにインフルエンザにならないように気をつけるのみ、かな…。
今インフルエンザが校内で大流行していて、自分を含めて皆さん体力がかなり低下していると思われるので、インフル感染には注意しましょう!

うう…遠征直前にインフルにかかってしまった数年前の悪夢が思い出される…。。。インフルこわい………


先日の合宿の様子と新聞取材の風景


さて、いよいよ週明けは道展U21の作品発送。制作できる日数も本日を入れて残すところあと3日となりました。
明日の土日が明暗を分けることになりますね…果たして完成といえるところまで持っていけるだろうか…!

というわけで、今頃ですが先週の合宿風景。

この時の夕食は牛丼と味噌汁でした!

勢い余って牛丼の写真を撮り損ねました…ま、いいか…。
牛丼は楽でいいですね。割下とめんつゆとショウガだけであら、美味しい!って感じです。

よそったり洗ったりは部員が手伝ってくれました^^
残念ながら写真撮ってないんですが、3年の進路が決まってるきくちプロも夕方から洗いものなどいろいろ手伝ってくれました。ありがたや〜ホント、ありがたや〜(TдT)

あと、3年のはっつぁん元部長とタロウが激励に来てくれました。ふたりともしっかり牛丼食べていき、はっつぁんからはひとこと言葉ももらいました。

部員たちは明らかに何かを期待しているような目線ではっつぁんを見つめていましたね…。

はっつぁんは、ミーティングに参加できてよかったです、でも、もっとがっつり言っちゃってもよかったですよ、とも言ってました(笑)

さ、夕食とミーティングのあとは、中間合評会を行いました。
数人のグループに分かれて、互いの作品について講評し合うというものです。ただ褒めるのではなく、思うことや気付いたこと、ダメ出しを思い切って言ったほうが参考になるよ、と伝えて始めたんですが、結構活発にやりあってましたね。この後の制作に活きる合評会になったようです。

というわけで、切り替えて制作!

まっつんがヒョウ柄のパジャマを着てきました。わー…(笑)

さ、そんなこんなで合宿の夜も更けていきました。
今回は貫徹せずに寝たほうが効率がいいよ!という教えが効いたのか、各自割と睡眠を確保していた様子。まぁ、みんな土曜日は模試だったというのもあって疲れていたんでしょう。
おかげで翌日は結構元気に制作に励んでいました。うん、寝るのは大事だね!

というわけで、仮縁の塗装も各自終えたようです。着々と準備が進んでいきます…。

そんなこんなだったのがこないだの土日。
あれからもう数日が経ち、また週末がやってきます。ホント、いよいよです。
今年度ラストの合宿、しかも発送直前。全力でやりきりましょう!!

そんな感じで今週も頑張っているんですが、例のポスターの受賞の件で新聞の取材を制作の合間を縫って受けました。また、全国総文祭出品を決めたさよちんの取材も一緒に行われました。
ちなみに作品は原寸大でプリントしたものをキャンバスに張ったものです。遠目に見たら実物に見えます(笑)

近々北海道新聞みなみ風(道南版の新聞)と函館新聞に記事が掲載される予定です。

さ…部活いこ…。


第9回道展U21遠征レポート!


道展U21が終わってもう3週間くらい経つんですが…今さらながら遠征レポート的なものを。

平成29年2月4日土曜日。我ら市函美術部は貸切バスに乗って道展U21が開催されている札幌市へ向かいました。

3年生がいないにも関わらず、部員だけで全23名という大所帯。
例年は都市間高速バスで札幌に行っていたんですが、今回は人数が多すぎて貸切バスになったのでした。でもそのほうがいろいろ融通がきく上に、大型バスだったこともあり50号作品を他校のも含め28点も積み込めたため、とてもよかったです。来年も人数が揃ってたら貸切バスかな…。

というわけで夕方前には会場に到着。
1年生の間で「ブログで見た、『伝説の場所』だ…!」と話題だったU21の赤い看板前にて記念撮影(笑)
これももう恒例ですな…^^

いやーーーしかし年々多くなってる…来年はいったい何人でここに来ることになるんだろう…。。
 
 

さて、いざ市民ギャラリーの中へ。

受付を抜けたところに広がる一番広い部屋、通称「1室」。
今年も昨年同様2段掛けでした。

そういや今回は入口ホールには作品の展示がありませんでした。昨年から比べると出品数が減ったからかな…?

今年もたくさんの様々な作品が展示されていました。その作品数と50号の迫力に、初めて訪れた1年生らは圧倒されていたようです。

個人的に気になった作品。

いきなり立体作品ですが、この作品は段ボールで作られているんですが…実にディテールがよくできていて感心しました。どうして段ボールで作ろうと思ったんだろう。どうしてここまでデフォルメしつつも立体としてのよさを残して作ることができたんだろう…と、あれこれ考えながらしばらく眺め回していました。

その他平面作品です。一部だけ掲載します。

いや、もっとあるんですけど、、今回写真多いのでこのくらいにして…。

というわけで、部員と作品の記念写真です。

なぜかはっつぁんが河童の作品の前で…

けぃてぃとモデルのどんちゃん

きくちプロは何をしたかったのか…

さて、翌日。
表彰式では、毎日新聞北海道支社賞を受賞した河童くんと函館新聞社賞を受賞したけぃてぃが賞状を授与されました。何気にスポンサー賞にうちから2点入ったのって初めてだったと思います。

ふたりともおめでとう!

なおふたりの受賞については、2月17日の函館新聞に掲載されました。

U21の会場では部員らも張り切って多くの先生方や道展の作家さんに作品の講評をいただいていたようです。

いただいたアドバイスはきっと次の制作に生きてくると思います。講評してくださった皆様、お忙しい中本当にありがとうございました。

そんなこんなで楽しかったU21も終わり、作品をバスに詰め込んで函館へ。
学校に辿り着いたのは午後10時過ぎでした…いやー遠いね、札幌。

そんなこんなで今年のU21も終わりました。
今日のミーティングでも話したんですが、このU21の制作を通して得たことはとても大きかったと思います。
技術的な部分もさることながら、50号という大きなキャンバスに向き合って悩み、苦しみ、笑い、時には涙して頑張ってきた経験が、きっとこれからにつながっていくことと思います。
正直結果に満足していない部員も多かったのではないかと思うけれど、それよりももっと重要なことを学んだということを大切にして欲しいなぁと。

U21はホップ・ステップ・ジャンプの「ステップ」だと思っています。
これで、来年度の高文連、これこそがまさに「ジャンプ」の時。新3年生は次の高文連がおそらく最後の制作となるでしょうし、新2年生には次で大ジャンプをかましてほしい。様々な経験を活かし、次につなげて欲しいと思います。
顧問としてもとても期待しています。一緒にまた頑張ろう!!!

そんな感じで、今年のU21レポートとしたいと思います。
応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。このご恩はまた次の高文連で…!結果としてお返ししたいと思います…!!!
 
 

おまけ。
カフェで見つけたセレブリティな雰囲気の3人。

なんか50年後くらいもこんな風にしてそう…(笑)