カテゴリー : 顧問のつぶやき

準備室の片付け。


さー新学期がいよいよ週明けから始まるということで、今日は朝から全体の職員会議。
4月当初の職員会議は年度当初ということでとても重要。新しく着任された先生方の紹介から始まり、年間計画などをそれぞれの担当が説明します。よって結構長いのです。今日は3時間くらいだったかな。
去年着任したときは、あまりの情報量の多さに混乱して、皆さん何をしゃべっているのか全然わからなかったんですが、今年はだいぶ余裕を持って説明を理解することが出来ました。うむ、成長したな俺も。
さて。
今年私が担当するメインのお仕事、それは市立函館高のホームページ、ていうかウェブサイト管理担当。
とりあえず今年より担任を持つことになっているため、丸1年間かけて思い切っていちから構築する予定です。
今までたくさん更新されてきた市立函館高ウェブサイト。これらのコンテンツを新ウェブサイトに移行するのだけでも相当な時間がかかることは容易に予想が付きます。でも、やりますよー気合いでやります!もっと見やすく、もっと市函に興味を持ってもらえるようなサイトにする予定ですので、どうぞお楽しみに!ヽ(^0^)ノ
…って、言ってしまったら、やらなきゃなりませんよね…言霊ですよね…?のざわな部長…(笑)
とまぁそんな感じなのですが、市函初担任ということであれこれ準備したり、授業の計画を立てたりしていると、あっという間に時間が過ぎていきます。部活のほうも、あんまり見てやれてません…すまん…。。
で、今日は夕方から張り切って準備室を掃除。いらないものは思い切って捨てて、資料を整理して…ってやってたら2時間半くらいかかったわけですが、おかげでなんとか綺麗になりました♪

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…こここ、こんなに広かったっけ…準備室…(-。-;)
いやーこれでようやく新年度を迎えられそうです!<もう始まってる
業務連絡ー。
6日金曜午後1時より、新学期前のミーティングを行います。どうしても抜けられない用事がある人以外は極力出席すること。


平成24年度スタートにあたり。


市函の美術室は、通常授業で使用するいわゆる「美術室」と、奥に「デッサン室」なる部屋があります。

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まぁ普段は美術部の作品や荷物などが置かれている部屋なのですが…
誰か…いる!

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気がつけばのざわなとネスミスが2人で部屋を片付けているではありませんか。
これから人数が増えることも予想されるし、整理整頓して広く使いたいということで、2人でせっせと物品を移動したり掃除をしたりしていました。
彼女らに聞くと、どうやらみんなに内緒で一気に綺麗にして驚かせてやろうというのが魂胆だったようです。
本来であれば2人だけではなくて、みんなで掃除すべき場所。でも、それを特に顧問から指示されたわけでもなく、自ら進んでやっているのでした。
まぁ…のざわなはもう少ししたら届く150号を描く場所を確保するという意味合いもあったんでしょうが、それにしても、なんていうか…単純に、えらいなぁと感心せざるを得ない。
彼女らなんて、いつも人一倍高文連やU21に向けて努力していて、顧問の僕ですらちょっとすごいなと感心するくらい一生懸命なのは皆も知ってるとおり。
そんな彼女らが高文連や他の作品の構想を練りたい気持ちを抑え、もちろん教科の課題もあるけれど、美術室の片付けを何時間も一生懸命行っているんです。物も捨てに行ったり、床磨いたり、水場を綺麗にしたり。ひたすらいつも活動している美術室のために頑張って掃除してるんです。
そういう気持ちが、より深い人間性につながっていくんじゃないかな。
誰にも言われなくても、水場を掃除したり、ゴミを捨てに行ったり、絵の具のところを整理したり。大切なことだと思います。
…ま、こういう行動に気付いてあげられない人は、すなわちもっとも残念で愚かな人なんだけどね。
多分、自分でやる人は気付けるんじゃないかな。逆に自分でこういう事をやらない人は気付かないかも。
とはいえ、気付いても特に何も感謝の気持ちを表せない(言わない)人も、同罪だと思いますが。
でも、こうやって書いちゃったから(本人らは秘密裏にやりたかったらしいけど)皆さんもうわかっちゃいましたね。ちゃんとリアクションしてあげて下さいよ。
ていうか、4月に入って最初の月曜日。
本来であれば部活動出来る日なのに、今日出席していたのは4名。確かに黒板にはこう書かれていました。

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どうやら本日4/2はスーパー勉強デー。SBD。パチンコ屋の宣伝みたいな感じの名前が付いてます。顧問はこれ見て思わず笑っちゃったんですが、最初はだから部活にみんな来ないのかなーって思ってたんです。
でも、これは上に「描く人へ」って書いてますな。例の部活動紹介の描く人へ向けた予定ってことか。
てことは、それ以外の人は普通に部活なんじゃないのか?なんで人がいないんだろう?それとも、普通にこれ見て休みだと勘違いしてる人がたまたま多かったってことなのかな。
…ま、春休みですから、それぞれのペースでやればいいとは思います。家庭の用事もあるだろうしね。強制はしません。
でも、勘違いしないでほしいのは、「特に今部活でやることないから帰ろう(行かない)」ってのは違うって事だ。やることは、彼女らみたいに自分で見つけないと駄目なんじゃないのかな。与えられない=やることがないと勘違いしている人が多いんじゃないかという気がしてならないんです。
みんなが気付いていないところでやってくれている人がいる。ちゃんと感謝してますか?
これをお互いでフォローしあいながらやっていければ、それはきっと素晴らしいことになるんじゃないかな。
やってくれている人がいることを知りつつも、知らないふり、気付いてないふりをしている人。これは最低ですね。
だいたいね、休むのに未だに連絡がない人が多すぎ。部長も副部長も把握してないっていうのはどうして?
果たしてみんな高文連に向けて動いているのか?ダラダラと特に真剣に考えることなく、顧問に相談することもなく、適当に時間を過ごして帰ってるんじゃないのか?
部長や副部長は、部活動紹介の例の下描きや必要なものを黙々と作ってるけど、ほかの人間は頼まれた規定の枚数が終わったらすべての仕事が終わったと思って満足して帰ってるんじゃないのか?
なんていうか、もしそうだとしたら、情けないね。みんなで動くことの大切さと、お互いコミュニケーションを取ることの大切さが、やっぱりわかってない。わかってるようで、わかってないよ。
自由に好きにやりたい奴は、部活じゃなくても出来る。そういう奴は、別の場所で勝手にやってくれ。
そんな勝手な人に、こっちも指導したくないしかかわりたくない。頑張る人にこそ、こっちもその分時間を割いて話を聞いてあげたい。
わかりますよね。顧問だって、教員である前にみんなと同じ人間ですから。
今自分は何が出来るのか。何をすべきなのか。
常に他人のことを考えて、全体を見ながら協力して行動できる人間になってほしい。
ま、別に誰がどうだっていう話でもないんですけど。
全体に向けたお話ってことです。でも、思い当たる節はそれぞれあるでしょ、きっと。
24年度スタートに当たって、なんか不安がよぎったので書きました。
完全に説教ですが、まぁたまにはいいでしょ。。疲れてるんだ俺きっと…。。


本質を捉えるということとデッサンの関係。


今回美術部展には感想などを書けるスケッチブックとパネルを用意したのですが、スケッチブックの方にはたくさん書き込んで下さる方がいました。

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美術部諸君(←これ菊地先生の真似)、よーく感想コメントを読むんだよ。
とっってもいいことがたくさん書かれていますよ。ただ「上手!」とか「すごい!」とかの言葉でいい気にならないで(もちろん一つの自信につなげるという意味ではいいけど)、もっと本質的な部分を読み取ってほしい。
例えばコメントの中に写実表現について書いて下さった方がいました。以前から言ってはいるけれど、写真を写実的に描いているだけでは自分の世界は表現できません。それは慣れれば誰でも出来るようになるし、写真を元にただ描いただけの作品ってのは、どうも薄っぺらく見えるんだよ。
ただ、上手く見えちゃうからねぇ…でもそれは本当に「上手い」絵ではないのです。(「上手い」って言葉は好きじゃないんだけどさ)
多分U21に出品されていた多くの作品を見ていたら、「あれ?なぜこんな上手い絵が賞に入ってないんだろう?」って思ったりしませんでしたか?きっとそういうことなんじゃないかな。
もっと様々な角度から、表現したい何かをどうすれば作品に込められるかをじっくり考えなくちゃあならない。その中で写実的な描写が必要になることもあるだろうし、もしかしたらもっと抽象的な表現になるのかもしれない。それは色で表現すべきなのか、かたちで表現すべきなのか、構図で表現すべきなのか、それとも、すべての要素を絡めて表現すべきなのか……。
その時に大切なのが、ものの本質を捉えて考えなくてはならないということ。本質を忘れてうわべだけの綺麗さを追いかけていっても、それは非常に軽薄なものになっちゃうわけ。
まずは対象の観察や考察をじっくり繰り返すこと。アウトラインとディテール(細部)の関係から内面を想像し、読み取り、それから導き出されるかたちに気付けなくてはならない。もしかしたら綺麗じゃないかもしれない。汚いかもしれない。ツルツルじゃないかもしれない。でも、そこにちゃんと気付けたなら、本質に一歩近づいたのかもしれない。
だから、デッサン力が大事なんです。デッサンは、上手に描くことだけが重要なんじゃない。例えば人物を描くなら、服の下で見えない部分の関節の位置、皮膚の下の筋肉、そしてその骨格をいかに意識し、かたちを描いていくかが重要なんです。
骨格とは、すなわち本質。本質を見抜くには、とにかく観察すること、そして想像力を思い切り働かせること。そこにドラマが見えないとならんのですよ。
それを繰り返していくうちにいずれ気付くんです。なーーんだ、本質を追究するってことは、デッサンの世界だけじゃなくて何事にも通じることなんだ、って。
ま、今日は人物クロッキーやってましたけどね。

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ぬ、話がそれた。大きくそれた。
要するに、写実表現ばっかりに頼るんじゃなくて、もっと発想を広げましょう、自分が作品を通して伝えたいことの本質を意識しろってことです。安易に決めてしまうのではなく、自分ならではの目線で、自分にしか発見できないうつくしさやものごとを見つけだそう。
今年度の支部展の30号とU21の50号で大きく成長したことでしょう。今度は、もっと自分の世界を広げていくんだ。一歩、また一歩と歩を進めていって欲しいと思います。
市函の先生方も観に来て下さった方からいろいろ感想をいただきました。気付いてないかもしれないけど、君たちは本当に多くの方々から期待され、応援してくれているんだよ。
そういうことに気付いて、感謝できるようになるのが、大人への一歩なんだ。
期待に応えましょう。頑張りましょう!


高校一般受験が終了


今日は高校の一般入試日でした。
外は曇りで雨がぱらつく天気でした。
受験生は緊張した面持ちで試験に臨んでいました。果たして今まで勉強してきた力を発揮することは出来たでしょうかね。
この中から、入学後美術部に入部する人もいるのでしょうね。
ぜひ多くの新入部員があることを期待しています^^<ってまだ気が早いか(笑)