デッサン指導訪問in七飯高校


今日は七飯高校を訪問してきました。
ただ遊びに行ってきたというわけでは無く、七飯高校で美大を受験したいと考えている生徒さんがいるとのことで、彼女が描いているデッサンを見るために訪問してきたのでした。
ちなみに、江差高校の十河先生もわざわざ江差より来て下さっていました。

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鉛筆デッサンでは人物を描いていたようで、静物や石膏は木炭で描いていました。
ちょうど訪問したときはバイオリンのある静物デッサンを描いていました。

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なかなか頑張って描いています。ただ、各部の狂いやコントラストの表現が気になる…。。
このデッサンについて十河先生と講評したのですが、二人の間でも結構見方の違いがありました。
もしかしたら生徒さんも混乱していたかもしれないんですが、デッサンといっても表現の仕方には違いがあって当然。いろいろな見方を知ってもらって、それらを最終的に自分でどう理解するかがカギとなると思います。
こちらの石膏デッサンは春に描いたものだそうです。

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まだまだ狂いや描き足りないところがいっぱいありますが、量感を捉えようと苦労して頑張っている感じが伝わってきます。明暗の使い方なんて、なかなか悪くない。
こちらの人物は、写真を撮ってそれを元に描いたそうです。

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背景の処理も上手に入っているし、手や顔の描写もしっかりしていてなかなか描けていました。

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デッサンを並べてそれぞれについて十河先生とコメントしあったり、東京五美大についてのいろいろな話や、美術を続けていく上で大学に入ることを目標にするのではなく、その場所・環境で自分は何を見つけていくのかが重要なのだということなどを話しました。
美大に行く、これからも美術を続けていく、と本気で考えることは、相当な覚悟が必要だと思います、いろんな意味で。
今うちの美術部にも将来美大・美術系大学に進みたいと考えている人がいますが、本気で行きたいと思うなら、今から本気で考えていかないと厳しいと思いますよ。
前の学校で教育大の美術科を目指していた生徒が言ってました。「北大に入る方がよっぽど楽だと思います」って。まぁ勉強も出来た生徒だったんですが、これはホントに名言だと思いました。美術の実技は普通の筆記試験と違ってどこまでやればいいかの答えが見えないから…。
彼女は孤独に頑張ってましたよ。美大を目指す人は他にはいないようですし。
でも、制作は孤独だけど、周りには応援してくれている人がいるんです。それを忘れないで、頑張って欲しいな。
のざわなーー、多分ライバルになるよ(笑)


「ハコダテトリエンナーレ」に作品展示中。


もうすぐ会期は終わるんですが、函館のベイエリア・西部地区にてハコダテトリエンナーレというアートフェスが開催されています。

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ハコダテトリエンナーレとは?
2009年函館開港150周年を記念して行った「アートフェス・ハコトリ」に続くもので、今後「トリエンナーレ」として3年に一度開催する展覧会を目指し、本展を「第2回ハコダテトリエンナーレ」といたします 。
函館にでしかできない美術展。それは、函館ならではの古い趣のある建物を会場として使用し、作家さんには その雰囲気に触発された作品を創っていただき、鑑賞者の方には建物と美術の二つの作品を同時にご覧になっていただこうという趣旨で開催いたします。
公式サイトより引用

で、その企画のひとつとして、金森倉庫内のギャラリースペースにて「U23 Artists in Hakodate」と銘打った小さな展示が開催されています。
そこに先日開催された高文連美術道南支部展において全道優秀作品候補に挙がった作品(江差高校・檜山北高校・本校)が現在展示されています。本校美術部の作品からは6点展示されています。

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全体はこのような展示になっていました。

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さすがに全道優秀作品候補ということで、見応えのある作品が並んでいます。
場所が金森倉庫なだけに観光客も多く、作品をまじまじと鑑賞する人も少なくなかったです。
ちなみに出品しているのは高校だけではなく、教育大函館校の学生さんの作品も数点ありました。

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んー、もっと大きな作品なども観てみたかったかも。
ハコダテトリエンナーレは9月30日(日)まで開催しています。他にも様々な展示がありますので、詳しくは公式サイトをご覧下さい。
※一部表記に不明な点があったため修正いたしました。


1年次宿泊研修


美術部のネタとは全然違うんですが、9月25・26日は本校1年次の宿泊研修でした。その内容を簡単にレポートします。
市函の宿泊研修は1泊2日で行われ、内容は北大見学とルスツリゾート研修です。
というわけで、朝7時半頃にバスで函館を出発し、一路札幌へ。
当初天候が危ぶまれていたんですが、うちらが移動するタイミングではそこまで天気もひどくなく、北大に着く頃には雨も上がり、快適に見学することができました。
後からニュース等で知りましたが、なんか大変なことになっていたみたいですね…長万部では竜巻のようなものも目撃されていたとか…。それにぶつからなくて本当によかったです。

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さて北大では1年次全体で320名弱の生徒がいる大所帯のため、20数グループに分かれてそれぞれに本校OBの北大生らが付き、大学構内を案内していただきました。

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顧問は1年次の担任なので、当然引率です。農学部や博物館などを見学しました。

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僕自身北大の構内を歩くのが初めてだったため、結構興味深くいろいろ見学してきました。
夕方まで見学後、札幌を離れ今度は南下して目指すはルスツリゾート。
こちらも到着するころには雨も上がったんですが、入館後激しい雷雨が…。夜は大降りだったようです。
で、二日目。
懸念されていた天気も気持ちよく晴れ、絶好のルスツ日和でした!

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要するに、ルスツで友達らと一緒に楽しく遊べ!っていう研修です。

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恥ずかしながら、顧問はルスツリゾートで遊んだ記憶がありません。ていうか、遊園地というものに行った事がほとんどありませんでした。記憶にあるのはディズニーランドくらい。なので、ジェットコースターなどにはほとんど乗った事が無かったんです。
ジェットコースターに乗って乗りものに振り回されて何が楽しいんだろう…だいたいこのルスツにある遊具らは、人間をなんだと思ってるんだ!割り箸の先っちょにくっついているアリを振り回すようなものじゃないか!ふざけるな!!俺たちは人間なんだぞ…!!
…って、怖い気持ちを別の方向に考え方を切り替えて逃避していたわけです。
…だったんですが、クラスの生徒がジェットコースター絶対楽しいから、一緒に乗ろう!いや、乗るよ!まずは急流滑りから!!なんて引っ張られていき、本気で嫌だったんだけど、ま、まぁ女子の前で格好悪いことも言えないし…と思って、勇気を振り絞って乗ってみたんです。。
そしたら……あれ?楽しい…?わ、悪くない、かも…??
なーんて言ってたら、じゃ次は「ハートビート(ぐりんぐりん振り回されるやつ)」に乗ろう!!と。。
これは…これは絶対アカンやろ!!って…超怖かったんです。。
でも…なんか、いざ動き出したらね、あれ?た、楽しいんじゃないの?!!って。もうね、振り回される感が楽しくて。気付いたらサイッコーー!!!とか叫んでたぐらいにして。
その後も調子に乗ってウルトラツイスターやらループザループ、ハリケーンとか乗りまくってました。
最初の動き出した直後くらいが怖さMAXなんだけど、滑り出したらね、案外楽しくて。まさか36になってジェットコースターの楽しさを知るとは思わなかったです。どうやらスピード感や横G縦Gがツボらしいです、私。。
結局、最後の最後にも駆け込みでハリケーン乗っちゃったりしてひゃっほーー!とか、なんか生徒と同じくらい楽しんでしまいました。ははは。。
でも、フリーフォールはやりませんでしたよ。これはジャンルが違う。ジェットコースターじゃあ、ない。

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で、美術部1年生で記念撮影。

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事故も何も起きず、なんとも平穏な宿泊研修でしたとさ。よかったよかった…。


道南支部展の支部表彰式・全体講評会の様子


掲載するのが遅くなってしまいましたが、高文連道南支部の支部展において、最終日である9月4日に支部表彰式、全体講評会が開催されました。

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表彰式では、最優秀賞・優秀賞に選ばれた50数名の名前が呼ばれ、賞状が授与されました。
その後、全体講評ということで私からいろいろ話させていただきました。
基本的に、全体の場で話したことはいつも自分の部活の中で言っていることと変わらない内容だったと思います。作品は自分の分身である、作品に思いを、メッセージを込めろ、時間をかけ、入魂の作品を生み出して欲しい、そんな感じのことです。
終わった後、うちの連中に「せんせい、いつもよりアツかったですね!」とか言われました。いつも通りでしょ、いつも通り…。
また、そのあと今年の8月に全国高等学校総合文化祭に道南支部から参加した、本校ののざわな部長と檜山北高のよっちゃんが全体の前で全国総文祭に出品されていた作品の傾向や雰囲気などを報告しました。
ちなみに昨年度、全国総文祭支部推薦作品として道南支部から選抜された2作品が、全道大会での審査の結果2作品とも全国を決めるという快挙を成し遂げたのでした。
今年度の支部展では本校のねっこの作品と、これまた檜山北高の2年生の作品が支部全国推薦作品に選抜されています。10月10日の全道美術専門委員会の中で各支部から上がってくる全国推薦作品と並べられて全国審査を受け、そこで全国に行けるかどうかが決まります。ねっこもきっとドキドキしていることでしょう…。
さて、一息ついたところで、全体講評会。

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今年度は道南支部の美術専科教員がそれぞれ気になった一作品を選び、その作品について講評を行いました。
江差高校の十河先生による全体講評。道南支部では圧倒的な人気を誇る先生です。

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講評も、ユーモアを交えながらも真を付いてくるもので、生徒らは大変な刺激を受けていました。
うちの生徒にも十河先生の大ファンが多く、合評会でもずっと十河先生の後ろを付いて歩いていたようです。んー、どうすればあのようなカリスマ性が身につくんだろうか…やはりにじみ出るものなんでしょう。
ちなみに十河先生は私が檜山北高に赴任した際に、それまで檜山北高で指導されていた先生で、もう12年間もお世話になりっぱなしです(-。-;)
というわけで、表彰式&全体講評会が終了した後は、お昼を挟んでから合評会。各顧問の先生方に自分の作品を批評していただくというもの。
部員には、最低3人には批評していただきましょう、批評していただいた内容はきちんとメモを取りましょう、と伝えました。
私は私で2時間ひたすら批評しっぱなし。よく来ていたのは、遺愛高校や檜山北高かな。あと、稜北高校に訪問指導しに行った時に話した生徒さんの批評もさせてもらえました。あのとき見せてもらったものよりもぐっと素敵な作品に仕上がっていて、なんだかとても嬉しかったです。
合評会も終わり、すべてが終わったところでいよいよ搬出作業。展示にかかる時間よりも、搬出する時間の方が圧倒的に早く、どんどん空になっていくホールを見ていると、一抹の寂しさを感じずにはいられませんでした。んー、今年も支部展の夏が終わったなぁ…って感じです。

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高文連全道美術研究大会は、10月11日(木)~12日(金)の二日間、旭川にて開催されます。
本校からは18名!大所帯で乗り込んでくる予定!大雪アリーナで作品鑑賞、旭山動物園でスケッチ、そして札幌北陵高校の皆さんと涙の再会を果たす予定となっています。楽しみですねぇ。
おまけ。
支部大会期間中、前任校の檜山北高美術部の卒業生が展覧会を観に来てくれました。

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彼女は高校2年生の時に描いた作品が全国大会に出品され、その後岩見沢教育大美術科に推薦合格し、現在は大学2年生。キャンパスライフを最高に楽しんでいるようでした。
でもそんな彼女も高校生のパワーに圧倒されてました。高校生いいなーー!って何度も言ってましたよ(笑)