カテゴリー : 2012年 5月9日

今朝の光景。


ネスミス副部長からこんな写真が届きました。

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今朝、1年生が部室に来て一生懸命掃除をしてくれたそうです。
元々はのざわな部長やネスミス副部長、根っこやアニキ、そのほかにも日によっていろいろなメンバーが朝から部室へやってきて、絵を描くこともあれば、床や机、水場の掃除をしてくれています。
顧問のほうでは朝部活やろう!掃除しよう!と声かけをしているわけではなく、彼女らが自発的に自分たちが使う部室を綺麗にしようと、毎朝活動しているのです。
それが、気がつけばその活動が徐々に1年生にも広がってきているということなんです。
ネスミスは、自分が1年生の時にはこんな風に出来なかったのに…本当にすごいなぁと感動するとともに、自分らはこれでいいのかな?と悩んでいるみたい。
でも、悩む事なんてないかな。
だって、1年生がそうやって掃除しようと思って朝から来てくれたきっかけは、君たち2・3年生が頑張っている姿を知ったからなんだよね。
そして、それに賛同したからこそ、こうやって来てくれたんだと思います。
だいたい、去年はそういう事してなかったからね。やれと言って義務的にやってもあんまり意味無いし。
結局「汚いので掃除して下さい。はい掃除しました。綺麗になりました。よかったね」ということではなく(もちろん綺麗になるのはいいことですけど)、「部室を綺麗にしよう」という思いをそれぞれが自発的に持つことが大切なんです。それが物事の「本質」ってものなんです。何が大切なのか、ってこと。だから、掃除したからエライってわけではない。そういう風になっていってることが素晴らしいんです。
これって、作品制作にもつながることでしょ?本質を理解しなくては、そこにある真実が見えてこないんです。
後輩は、先輩の背中を見て育つんです。
君たちは、素敵な背中を見せてるってことなんじゃないかな。いい先輩だね。
そうやって後輩にいろいろなことを連綿と伝えていくことで、市函の美術部の伝統が築かれていくんだと思います。
ただ、絵を上手に描けばいいってものじゃあ、ないんです。
こういう活動を通して、お互いを思いやって、尊敬し合って、人間的に成長していける場であってほしい。集団であってほしい。常々願っています。
そうして自らの心が磨かれていってこそ、素晴らしい作品を生み出すことにつながっていくんですよ。うんうん。
はふーマジメなこと書いたら疲れますね。最近肩こりがハンパなくて…。。
そうそう。
昨日完成した横断幕がデッサン室の奥に掲示されました。

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気を引き締めて頑張りましょう!