さらば、市函。さらば、市函美術部。


昨日の29日月曜日には、卒業生が朝からたくさんやってきました。
美術部のOBOGだけではなく、7年前のクラスの卒業生まで顔を出してくれたりと、それはもうにぎやかな一日でした。掃除が進まなかったのはここだけの話。笑

どばしとハマチ。こやつらは10時に来ると言って11時に来るという、まぁ美術部あるあるなルーズさです笑

それぞれの道でいろいろ苦労しているようですが、自分のチカラを信じてさ。ぶっちぎりでのびのび頑張ってくれよ。きっと、だいじょうぶ。
ハマチからいただいたカップ、大切に使わせていただきます。。

こちらは想定外の卒業生が。クラスの生徒だった男子と一緒に、英国紳士ボッティが…!これはマジでレア…!

ご丁寧にお土産までいただいて…ありがとうね。コロナ禍で大変だろうけど、前向きにがんばれよ。

そして、元部長おしゃないとキングが!キングはこないだも来てくれたので2回目です^^

おしゃないもキングも、作品を木枠から外して持って帰りたいそうで…。あの作品たちが剥がされるのはなんだか寂しいですが、高校時代に頑張って制作した作品はやはり思い入れがあるもんなぁ…。今まで後輩たちに先輩はすげーんだって刺激をたくさんありがとうね。

その作業中、スガがビデオ通話で参加していました笑
あとから思い返すと、なんかスガも遊びに来ていたかのような気分に。普段ビデオ通話しないけど、案外悪くないのかも。。

そして、その作業後。
おしゃないがMacを持ってきていて、大学でやっていることを見せてくれました。そしたらこれがまたいいんですわ…!大学で真面目に頑張っていることがよーーくわかる。クオリティ高い作品がたくさん…!
まさにこれからメディアデザインでやっていこうとしている自分にとってはめちゃくちゃツボで、これはまんま授業の参考になるぞ…!と、データちょっともらっちゃいました笑
今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m笑

 
 
 
そして3月30日火曜日。とうとう市函から旅立つ日です。

次世代を担う、新2年生部員たち。

これからどうなっていくかとても楽しみでなりません。。最後まで見届けたかった…。

新3年生と、こないだ卒業した卒業生も一緒に。

最後の高文連、そして進路選択…。頑張れよ…!これまでやってきたことを存分に発揮して、自分らしさに磨きをかけてくれよ。
すべての後輩たちのお手本となるよう、期待しています。

最後に荷物持ってくれるのを手伝ってくれた男子部員3名。やっぱり男子部員はなんかいいねえ…。。

新入部員、増えるといいね。特に男子…!!期待してるぞ…!!部活勧誘がんばってな!!

無事片付けも終わり、いよいよこれで最後です。

10年間、本当にお世話になりました。これまでに出会い、関わって、一緒に頑張ってきた生徒たち、先生方、保護者の方々すべてに感謝いたします。
本当にいい学校でした。素晴らしい生徒たちに支えられ、ともに頑張ってくることができました。

市函美術部のこれからますますの発展を期待しています。
これで、顧問佐々木の最後のブログとします。10年間ありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いいたします。


「ichihako-art(イチハコアート)」ご案内


「ichihako-art(イチハコアート)」は、市立函館高校美術部の日常を書き綴ったブログです。

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本校美術部のメインの活動は、主に秋の高文連、冬の道展U21に出品する、各種展覧会に向けての作品の制作です。
高文連美術展においては全道大会に多数の作品を出品しており、また全国大会である全国高等学校総合文化祭にもこれまで数多くの作品が本校から選抜されており、平成23年度から令和6年度までの14年間で10作品が選抜されています。
また北海道美術協会主催の公募展「道展U21」ではこれまでに道展U21大賞を受賞し、また様々なスポンサー賞、優秀賞・奨励賞を数多く受賞しています。その他「函館市芸術教育奨励事業(美術・工芸部門)」「はこだて・冬・アート展」などの公募展等にも出品し、それぞれ結果を残しています。

部員たちは日々楽しく一生懸命活動しています。制作ばかりではなくイベントも盛りだくさんで、春には花見、夏の学校祭では似顔絵を行ったり、また展覧会が近くなってくると合宿を行って泊りがけで制作したり、冬は道展U21での研修を目的として札幌に一泊二日の研修旅行を行ったり。そのほかにもクリスマスパーティ、豆まき、各種お食事会など様々なイベント、五稜郭タワーアトリウムでの校外展など、充実した日々を過ごしています。

2024年10月現在、3年生が引退し、2年生11名、1年生7名の合計18名が、それぞれの目標を持って日々活動しています。新入部員募集中です!
やる気のある部員、大募集中です!また、高校に入って本気で美術をやりたい!油絵を描いてみたい!という中学生の皆さん、ぜひ市函美術部で我々と一緒に青春してみませんか?

市函美術部の活気ある活動の様子をブログを通して感じて頂けましたら幸いです。


とうとうこの日がやってきてしまった…


市立函館高等学校に赴任して10年。。
とうとう、この日がやってきてしまいました。

私、現市函美術部顧問の佐々木は、この10年という節目を機に、3月いっぱいを持って市函を去ることになりました。

市函での美術部の10年間は、自分にとってとても短く感じるけれど、思い返せば密度の濃い日々でした。
部員がMAX38名までいった時代もあったし、男子部員が10名だったこともあったし、通算8名が全国に行ったし、道展U21も大賞出たし、流しそうめん作ったし、泊まり込みの合宿もやったし、カマドウマ対策でバルサンも焚いたし、学校ポスター甲子園もいいだけやったし、U21遠征の前日にインフルエンザになったり、卒業式の5日前にギックリ腰になったり…ああ、ホントにキリがないので今回のブログでは割愛しますが、なんにもしていないようでいろいろやってきたなぁと。
でもなにより市函は生徒が良くて、授業も楽しかったし、クラス経営も楽しかったし。そして部員も本当に頑張ってくれました。

私は基本的にただ生徒にがんばれ〜がんばれ〜と言い続けてひたすら薪をくべてきただけです。いろいろと言ってくださる先生もいらっしゃるんですが、ホントにそれだけでした。恐ろしく大したことはしていません。でも、まさかここまで全力で部活を楽しみ、頑張ってくれる集団が出来上がるとはと、高校生のポテンシャルの凄さをひしひしと感じています。

そして、これまでそのある意味無茶で自由な活動を続けてこれたのは、僕たちを支え続けてくださった保護者の皆様や、のびのびやりすぎている美術部の生徒たちとこれまた適当なことばっかり言っている顧問をあたたかく見守り続けてくれていた教職員の皆様、また市函美術部の活動を応援してくださっていた方々がいたからこそです。本当に感謝しきりです。

部員たちを置いて自分は別の学校へ異動することになります。できることなら全員連れて転勤したい…ついでにOBOGもいっしょに…とかアホなことを考えたりもするんですが、そんなことはできるわけもなく、ただ自分のわがままであることも重々承知しています。教師に転勤はつきものですから…。

でも、別れるのは本当につらい…。最後まで見届けたかった…。。

部員たちは、多くの方々から応援してもらっているからこそ今の活動ができているんだ、ということを理解しています。
市函美術部を応援してくださっている多くの皆様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
 
 
さて。

年度末も押し迫った先週の中頃の話。
異動も決まったため、めちゃくちゃな美術準備室をなんとかして片付けなくては…と毎日こそこそと少しずつ片付けつつ部活を眺めていたら、週明けには2年次の見学旅行も近づいてきて、修了式の翌日からは札幌の予備校に行く2年生もいたりする関係で、新年度の部活勧誘準備などなんか慌ただしいねぇ…と。

で、ふと、あれ?もしかして予備校に行く部員は下手したらもう2日くらいしか会えないんじゃない?よりによって部長いないじゃん?ていうか、そっか、来週もう離任式じゃん…?やばい、残された時間全然ないじゃん…?!

…と、そんな時期になって怒涛のように転勤するという実感が沸き起こり、ああ、これは引き継がなきゃならないこととかもあるし、せめて部長にはこそっと伝えておくべきだ…と思い、部長とっちーを呼び、そっと異動のことを伝えたのでした。
そんなまさに青天の霹靂、とっちーはさすがにちょっと動揺した様子だったんですが、あとは…いろいろ任せるね…と伝え、その場は終了…。それが先週17日水曜日、午後6時過ぎのことでした。

そして、4日後の21日日曜日。たったの4日後です。
見学旅行前で忙しい中にもかかわらず、部員たちがお別れ会を開いてくれたのでした。

黒板には、ゴッホのタンギー爺さんを模した黒板アートが。当然すぐ気付きましたよ!

本物は背景に浮世絵が並んでいるんですが、これはみんなが描いた作品になっています。。マジか…。。

美術室の中も飾り付けられていました。。

時間のない中、こんなにいろいろ準備してくれて…。。
そして、お別れ会が始まりました。

こないだの卒業式のときにやっていた「呼びかけ」をしてくれたり、

わざわざ寄せ書きとは別に書いてきてくれた手紙を読んでくれたり…

部員からは4枚組の寄せ書きをいただき、プレゼントまでいただいてしまいました…。

この時いただいたプレゼントのネクタイは1年生の部員が選んでくれたそうなんですが、「イチハコブルー」のカラーのネクタイを選んでくれたんだそうです。イチハコブルー…そんなのも作ったっけなぁ…ここだけの話、絶対浸透してないと思ってたのに…笑
いや、でも本当にありがたいです。ずっと大切にしたいと思います。ありがとう…。。
 
 
 
そして……

なんと市函美術部OBOGからたくさんのビデオレターが…!
部員たちが連絡を回してビデオレターを集めてくれたとのことで、結構な人数の動画が…。卒業してその後どうしてるかなーと思っていた面々もいたりして、とっても懐かしい…。。

もう5年も前に卒業した面々や…いやーほのか久しぶりすぎる…そしてみんな恐ろしいほどに変わってない…笑

こちらは2年前卒業のおしゃない…こちらも全く変わっておりません笑

そして同じく2年前卒業のまなみん…

え、まなみん…どこで撮った動画なんだよ…浴衣みたいなの着てるじゃん…誰が撮ってんだよ…大丈夫かこれみんなの前で流して…
 
 
 
と思ってハラハラしながら見ていたら……
 
 
 
にゅっ

いやいやスガちゃん!相変わらずふたりはなかよしだな!!ビックリしたわ!!笑

そして、昨年度卒業のもりやとみみみ。

ユーチューバーばりに字幕をしっかり入れて作り込んだ動画でした…笑

男子連中も送ってくれたようです。はっつぁん、スミス、おかべ、タローにヒロにひろない…。

いや!河童よ!!「自称クリエイター」みたいな胡散臭さを感じさせてきたな…!あ、でも実際クリエイターだよな。髪型とひげとめがねが胡散臭いだけか。笑

このほかにも謎に手の混んだ動画がたくさんで、おっかしいやら嬉しいやら泣けてくるやら、なんとも言えない気持ちになりました。。みんな、時間の無い中わざわざありがとう…。。本当に感動しました…。。

その後、みんなで記念撮影。

なんだか、やっぱり全然実感わかないや…。

本当に、素晴らしい部活でした。生徒に助けられてここまでやってくることができました。
このようなお別れ会を企画して、あたたかく送り出してくれる部員たち…自分はなんて幸せなんだろう…。。。
教員という仕事は本当にいろいろとあって大変なのですが、、こういうことがあるから、頑張ろうと思えるんだと思います。生徒が喜んでくれるんなら、なんでもやってやろうと思えるんです。
本当に、本当にすごい生徒たちだったし、素晴らしい場所でした。今の部員だけではなく、これまで美術部で頑張ってきた卒業生たちにも、本当に感謝してもしきれない。生徒がいいから、頑張るから、じゃあ俺も頑張ろう。相乗効果でノリノリでやってきたのが、ここ市函美術部でした。すべてがうまく噛み合ったからこそできた、奇跡の美術部。
やーもうこんな部活作れる気がしない。どうしよう…。。

ありがとうと、声を大にして言いたい。10年間、本当にありがとうございました。
 
 
 
後日、黒板アートの前でも。
黒板アートが素晴らしすぎたので、しばらく消さないでこのままにしておくことにしました。皆さん本当に素晴らしいものをありがとう…。

昨日は2年前の卒業生、たぢかとキングが顔を見せに来てくれました。

彼女たちとは今のコロナ禍での大学生活の話や、高校生のときの話、そして自分の転勤の話など、いろんな話をすることができました。
今の部員にとお菓子まで持ってきてくれて…わざわざありがとうね。。
 
 
 
 
というわけで、お別れ会の様子だったりしたわけですが。。

次に私が赴任する学校はというと、北海道の公立高校で唯一の「芸術系列」がある総合学科、札幌厚別高等学校
ここの学校は音楽系列・美術系列があり、要するには芸術教育に力を入れた総合学科、ということになります。
まだ自分でもよくわからない部分が多く、適当なこと書くとアレなので紹介はこの程度にしておきますが、とりあえず言えることは、美術の教員が講師の先生1名を含めて4名体制であるということ。
そして、私は絵画でも工芸でもなく、メディアデザイン担当として赴任することになりました。

メディアデザイン…すなわち、コンピュータなどを使ってのデザインをはじめ、要するにはデザインに関する授業をメインに担当する、と…。
一応もはやネタレベルで言ってることなんですが、私の大学時代の専門は「木材工芸」…。まぁもう20年木工はやっておらず、むしろその間にアドビのIllustratorやPhotoshopを使ってポスターや学校案内パンフレット、学校祭グッズやさまざまな掲示物などなどを制作するお仕事が多かったものですから、どちらかというとそっち方面のほうが得意になってしまったわけで…。でもそれでメディアデザイン担当とは…なんだかちと不安でなりません。
ま、前任校ではそれこそIllustratorを使ったデザインの授業もやっていたんですが、もうあれから10年…まさかそれ専門でやることになるとは夢にも思っていませんでした。
授業はメディアデザイン全般と、いわゆる美術Iなどでのデッサンなどにも複数体制で入るため、授業の持ち時数は多いんですが…むしろ美術の授業に関わりまくれるというのは、単純に嬉しいというか、楽しみです。
もちろん美術部も持つことになっていて、3名で美術部を持つとかなんか新鮮すぎてどうなるのかわからず、不安と楽しみが交互に迫ってくるというなんとも言えない気分です。

というわけで、最近はデザインに関する本を大量に購入し、ひたすら勉強しています。これが実におもしろい…!やっぱこういうの好きなのかも。知っている知識を整理するという意味でも、本を読むことはやっぱり大事だなあと再認識。

ただ、アニメーションなどあまり触れたことのない分野もあるため、しばらくは教材研究の日々になりそうです。
 
 
 
なお、何気に心配してくださっている方が多いのが、このブログの存続についてです。

札幌北稜高校美術部ブログのマネで始めたこのブログ「ichihako-art」ですが、はじめは転勤を機に削除するつもりで考えていました。だって、こんな9年間も続けてきた、質量のあるブログ残されても、ねぇ…。。
でも、これまでの部の活動がみっしりと詰まったこのブログは、「イイね」こそないものの(してくれって言っているわけではないです)、様々な方々が読んでくださっていているようでして、美術部に興味がある近隣の中学生も見ているんですよね。また、卒業生が懐かしんでたまに読み返したりもするようですし、なんだかんだ9年ちょい続けてきたことで、一定の役割を果たしてきたんですよね…。

そんな感じでどうしようかなっと思っていたところ、後任の美術の先生が快く「やりますっ」と引き受けてくださったのでした(!)
よって、ブログは存続しまーす!!ヽ(=´▽`=)ノ

とりあえず、引っ越しは3月31日なのであと数日お世話になります。でもこれからバタバタするので、まずここいらで区切りをつけたいなと…。
皆様、ここまで読んでいただきありがとうございました。今後とも市函美術部「イチハコアート」をどうぞどうぞよろしくお願いいたします。


市函美術部卒業の儀


令和3年3月1日。
市立函館高等学校第14回卒業証書授与式が挙行されました。

昨年は卒業生と教職員のみで行われた卒業式。
今年は現時点でできる最善の取り組み方法を検討し、保護者は各ご家庭1名のみの出席、在校生は参列しない方式で行いました。

先日ブログに掲載した市函美術部展も、多くの保護者の方々に観ていただくことができました。
結構お褒めの言葉をいただくこともあり…開催できてよかったと感じました。ありがとうございました。


 
 
 
さて、美術部の卒業式です。

今年度の美術部卒業生は5名。ここ数年では部員数の少ない学年でした。
毎年恒例の、卒業生の晴れ姿を掲載します^^

みなさん無事卒業できてよかった^^
うちの学校は私服なので卒業式は袴が多いんですが、今年は例年になくスーツ姿の卒業生が多かったですね。少なからずコロナが影響してるのだと思います。
まぁ個人的にはスーツで全く問題ないと思うんですが、女子は袴で卒業式に出るのを楽しみにしている人も多いようですね。私服校ならではの思い出の一つなのでしょう。

そして、今年は後輩たちも式後は校内に入ることが可能だったため、後輩がいる中での、3年生の卒業の儀となりました。

黒板には1年生が一生懸命心を込めて描いた、めでたい黒板アートが。

在校生全員が立ち上がり、抱腹絶倒の「よびかけ」。3年生大ウケでした。「パン!」とか笑

そしてプレゼントが贈呈されました。卒業生の顔を思い浮かべ、どんなプレゼントだったら喜んでくれるかをいろいろ考えて準備していたようです。喜んでもらえたでしょうか^^

そして写真や寄せ書きが詰まったミニアルバムは、デコレーションを1年生が中心となって行いました。

遅くまで残ってがんばってましたよ^^

そのあと、3年生ひとりひとりから卒業に寄せての言葉をもらいました。

この3年間の思い出をそれぞれの目線で語ってくれました。

そんな卒業生からの言葉のあとは、後輩から卒業する先輩に向けて。

部長とっちーと

よっしーから。(顧問が無茶振りしました)

そして1年生の副部長ふたりからも卒業生に向けての言葉がありました。

卒業生も喜んでくれていたようです。準備した甲斐があったね。

後輩みんなで先輩を送り出しました。

あらためて、3年生の皆さん、卒業おめでとうございます。

とうとう卒業。あっという間の3年間でした。
昨年の2月頃から始まったコロナ禍は、残念ながら1年経ってもまだ無くならずに我々の生活を脅かしています。
この1年は本当に多くのことを我慢せざるを得なく、緊張と不安を強いられてきました。
そしてこれからも、正直なところどうなるのかわかりません。ワクチンの接種は始まりましたが、全国民に行き渡るまでにはまだ時間がかかりそうですし、ワクチンを打ったからといってオールOKになるわけでもない。いつになったら以前のような平穏な日々に戻るのか…コロナ禍に陥る前には、こんなことほんの少しだって想像していませんでした。

しかしながら、それでも少しずつ状況は変化してきています。
いつまでもこのままであるはずもなく、状況に合わせて新たな生活の方式を取り入れながら、人々は強く生きていく。生きていかなくてはなりません。
今年度の学校祭ポスターのキャッチコピーにあったように、変化を恐れず、くだらないプライドなんて捨てて、果敢に堂々と変わっていこう。大丈夫、大切なことさえ変わらなければ。

3年生はこれからそれぞれの道を歩んでいくことになります。
高校までとは違った、自由に溢れた生活になるでしょう。その中で今まで出会ったこともないような価値観を持った人とも出会うでしょうし、趣味に没頭できる時間も今まで以上に多いことでしょう。しかし、自由ということは自分の行動に責任を持たなくてはならないということ。失敗もまた勉強です。いろんなことをやっていけばいい。そうやって、一人前の大人になるために、もがき苦しみながら、頑張っていってほしいなぁと。

またきっと、頑張らなくてはならないときがやってきます。そのときには、少しでいいので部活で頑張ってきたことを思い出してくれたら嬉しいな。
3年間君たちが過ごしたこの場所は、きっとどこかで心の支えになってくれることでしょう。ああ、がんばってたな、ひとつの絵に向きあって、先輩や後輩とくだらないことで笑いながら、でも心の底では誰にも負けない、絶対に完成させてやる、という思いを抱いて、かじりついてたな…ってね。

コロナ禍でまだまだどうなっていくかわからない世の中だからこそ、新たなものを生み出すことができる君たちのチカラが必要なのです。
これからの君たちの将来を、遠くから見守っています。応援しています。頑張ってのびのびやってください。
そしてたまに遊びに来て、後輩たちの様子でも見てあげてください。きっと喜ぶはずです。自分たちがそうだったように、ね。

さて、まだ進路が確定していない元部長パン祭りよ、あとひとふんばりですな。がんばれよーー!!!
そのほかの人も、進路確定したら連絡してくださいね。
 
 
 
おまけ。
黒板アートは、描くのは時間がかかるけれど、消すときはあっという間…。この儚さがいいんだよなぁ…。