卒業。


3月1日。
この日は市立函館高校の卒業式でした。

卒業式に向けて、1・2年生で卒業生作品展の展示をしたり…

1年生は卒業する3年生を祝福すべく、黒板に絵を描いたり…

卒業式前日には昨年卒業したOBがお菓子を持って遊びに来たりして…

近況を報告してくれたりと、まぁ卒業を間近にしていろいろあったわけです。

そして、そんなこんなで卒業式も無事終わり、

3年生の美術部員も華やかな姿で美術室にやってきました。

今年の卒業生は顧問が担任を持っていた学年というのもあって、いつもよりも実に感慨深い。改めて卒業なんだなぁとしみじみ感じます。

そりゃみんなも撮りますよねぇ。

美術室の入り口には、見学旅行のときに撮った一枚が。すでに懐かしい…。

さて、そんな感じで撮影会もひと段落し、いよいよ卒業パーティがスタート。


 
 
 
 
そして、恒例の後輩から先輩への贈る言葉。

後輩のラストは部長、もりやから。

皆、涙涙です。
 
 
 
 
 
そして3年生から後輩へ向けて。

皆、晴れ晴れとした表情でいろいろな思いを語ります。

ラストは部長、おしゃないから。

不覚にもおしゃないからの感謝の言葉で今までのいろいろなことが一気に押し寄せてきて、思わずぐっときてしまった…。

最後は後輩から先輩へ向けてのプレゼントを。

3年男子。

3年女子。

そして、3年生みんなで。

最後は部員みんなで、記念撮影。

いよいよ卒業ですね。
毎年毎年のことだけど、やはりこの季節は寂しいものがあります。何年経っても、慣れないもんです。
それだけ、美術部の部員たちには思い入れというか…3年間頑張ってきた姿を見続けてきたからなんでしょう。。

これからはそれぞれ自分の道を進んでいくわけですが、これまで頑張ってきた経験を様々なかたちで活かして頑張っていってほしい。
予想もしなかった大変なこともあるだろうし、今までと勝手が違うこともたくさんあるでしょう。今まで出会ったことのないような新しい価値観を持った人たちともきっと出会うことでしょう。
それらすべてのことからいっぱい多くのことを吸収し、そして素敵な大人になってください。
もう、気軽に相談に乗ってあげられないのがとても寂しいです…。

これからは、後輩たちとともに、卒業していくみんなが作り上げていったイチハコアートをより一層高めていくために、さらに頑張っていきます。
先輩たちがいろんなところで市函の美術部だったんだよ!と胸を張って言えるような部活でありたい。いつもそう願っています。

だから、こっちのことは心配せず、自分のやりたいことを全力でやっていってくれい!
そして、もし部活に顔を出すことがあるならば、ぜひ新しい生活のことを聞かせてほしいな。
顧問はみんなが笑顔で語る卒業後の活躍を聞くことがとても楽しみでならないんです。だから、その日のためにこれからも頑張っていくわ。

みんな、がんばれ!!
卒業、本当におめでとう!!!


全日本学校ポスター甲子園、連覇!!そしてリキテックス・ザ・チャレンジで北海道地域賞受賞!!


本校美術部で制作した昨年の学校祭ポスターが、株式会社総北海様が主催する全日本学校ポスター甲子園においてグランプリを受賞!
なんと昨年の同コンテストに引き続き、2年連続でのグランプリ!!同コンテストでの連覇はこれまでで初めてのことで、我ながらビックリしました。

以下はポスター甲子園のサイトに掲載していただいたコメントです。

昨年に引き続きグランプリに選んでいただきありがとうございます。このポスターのイメージを表現するため、自分たちで撮影した写真素材と手描きの星空を組み合わせ、現実にはない幻想的な情景をつくりだしました。制作に関わってくれた方々、一緒に頭を悩ませて考えてくださった顧問の先生のおかげで受賞できました。本当にありがとうございます。皆様に感謝です!<森谷美友・濱道七海・佐藤みくに(美術部2年)>
教室の窓から輝く星空を見上げ歓声を上げる高校生たち。その後ろ姿は星空に負けないくらい輝いているのでした、という主観と客観を織り交ぜたイメージを込めました。部員はプレッシャーとの戦いだったようです。まさかのV2達成、本当に嬉しいです。<佐々木龍(顧問)>

(審査員コメント)
グランプリを受賞したのは昨年に引き続き市立函館高校です。毎年渾身の力で取り組んでいただき有難うございます。写真メインの作風を踏襲しつつ構図と色で魅力的に表現した作品。加工するにしても素材あってのこと。写真撮影など素材準備には苦労があった事と思います。開催情報のレイアウトにも工夫がみられます。ポスターは情報をつたえる告知媒体です。その役割をおろそかにせず、なおかつビジュアルも高度となればグランプリ受賞はむべなるかな。今回も堂々の首位でした。

とのことでした。

審査員様からのコメントで、「開催情報のレイアウトに工夫が見られる」という部分が地味に嬉しいですね。
真ん中にある教室の柱部分に大胆に「柳星祭」の文字を持ってきたことや、そこから下部に広がる情報の部分が評価されたということなのでしょうか。
ここの部分についても部員とかなり話し合いながらレイアウトを決めていったところだったので、きちんと評価されたということがとてもありがたいです。
また、ビジュアルについても、今回も例年同様かなり苦労しながら決めた構図だったため、部員たちの喜びもひとしおだったと思います。
この場をお借りしましてお礼申し上げます。ありがとうございました!

ちなみに昨年のポスター制作の様子はこちらのブログ記事に掲載しています。興味のある方はご覧ください。

というわけで、本日道新みなみ風さんに取材に来ていただきました。

もりやの手が緊張でおかしなことになっています。

一緒に先日の道展U21で函館新聞社賞を受賞したもなちんも取材を受けました。サボテン。

正直「函館新聞社賞」なので道新のほうにはあまり大きく載ることはないかもしれませんが…
ぜひ函館新聞の方にも取材に来ていただかなくては。
 
 
 
 
そして、もうひとつ!

2年生はうるちゃんが以前「リキテックス・ザ・チャレンジ」というコンテストにアクリルで制作した作品を出品したのですが、こちらが「北海道地域賞」を受賞しました!

「リキテックス」といえば、アクリル絵の具の世界では超有名な画材なのですが、その会社が主催するコンテストでして。
今回の北海道地域賞を受賞したことで、賞品がなんとリキテックスのお好きな画材10万円分…!使い切れないような量のリキテックスを大量に頂いたのでした。よかったね!

彼女はこの他にも河原デザイン・アート専門学校が主催するスマホカバーコンテストにも入賞するなど、どんどん自分で活動の幅を広げています。意欲が半端ない…!

そんなこんなでそれぞれ頑張ってきたことが結果に結びついています。
今回の道展U21でも得たことをしっかりと次につなげられるよう、熱い気持ちがあるうちに動き出してほしいものです。ま、このあとは後期期末考査が控えてるので、まずはテストに向けてしっかり勉強かな…。

あ、U21参加者はレポート提出!!今日締め切りなのに提出者まだ1名のみ!忘れてたフリして放置しないように!!


毎年恒例・豆まきという名のお菓子まき。


毎年恒例の行事、豆まきの様子です。

今年は道展U21の遠征がちょうど節分と重なっていたため、帰ってきてから行われたのでした。
ちなみに市函美術部の豆まきは、豆まきと言いつつお菓子まきなのです(笑)

さぁ、それぞれお菓子を手にして準備…

出てきましたー!

鬼っていうか…うさぎ?(笑)
皆で鬼にお菓子をぶつけます。

ひとしきり終わったら、これまた皆でお菓子の回収をせっせと行います。

これで終わりか?と思っていたら、真打ちが登場しました。
ウクレレを持った、鬼が2体…。

たたたたーーーっと教室内に侵入してきました。

割とガチでぶつけている人が約一名…気合いの入り方が違う…!

アメ玉も入っているのでちょっとしたダメージとなります。ビシビシ髪を振り乱してぶつけています。

どうやらだいぶ落ち着いた様子。

今年も大量のお菓子がまかれることとなりました。

このあとスタッフでおいしくいただきました。

とりあえず今年も豆まきができてよかったね!


 
 
 
節分といえば、一説によると厄年の解釈は、立春から節分までなんだそうです。
顧問は実際はまだ42歳だけど今年が数え年で44歳らしいので、この節分をもってとうとう厄明けとなったようです。よかったー!
ちなみに3年生のミレニアムベイビーな女子たちは数え年で言うと後厄にあたるそうですよ。どうぞお気をつけください…。


第11回道展U21、結果発表!!


先日搬入した第11回道展U21の結果が1月31日に発表になりました!

今年のU21では、本校2年生の岡部もなさんのS50号の油彩画作品「骨身にしみる」が函館新聞社賞を受賞しました!

しまった…作品の写真が入ったSDを学校に忘れてきてしまって制作中のこんな写真しかない…。。(笑)

ちょっとわかりにくいのですが、垂れ下がったサボテンに囲まれた人物を描いた作品です、ってそれだけではよくわからないと思いますので、また後日改めて掲載予定です。

今回本校からは3年生4名・2年生12名・1年生6名の合計22点を出品し、スポンサー賞1点、優秀賞3点、奨励賞9点がそれぞれ受賞し、9点が入選となりました。

<スポンサー賞 「函館新聞社賞」1点>
2年 岡部 もな 「骨身にしみる」

<優秀賞 3点>
3年 長内 絵美 「You topia」
3年 鶴巻 千秋 「目に見えぬモノ」
2年 土橋 茜音 「幽」

<奨励賞 9点>
3年 森 美月 「blossom」
3年 松田 李乃 「警告」
2年 森谷 美友 「あれから」
2年 清水 美菜実 「わがままだって言うんでしょ」
2年 林 楓香 「私の」
2年 三浦 琴 「怠惰」
2年 朝緑 明日花 「あの日を夢見て」
2年 阿部 遥 「静寂に溶ける」
1年 佐々木 穂香 「melancholy」

<入選 9点>
2年 岡部 悠太 「縞」
2年 白川 恵理 「誘蛾」
2年 佐藤 みくに 「言の葉を紡ぐ」
2年 濱道 七海 「Unknown」
1年 中安 瑠奈 「I’ll show you…」
1年 濱谷 莉光 「いつか」
1年 平川 由翠葉 「天の川の中でも」
1年 山﨑 藍海 「檸檬」
1年 黒江 仁美 「窮屈」

発表があった1月31日、それは昨日のことだったのですが、発表があったあとの美術室はそれぞれが結果に満足できなかったのか…喜んでるんだか悔しがってるんだか、ていうかやっぱり悔しがって目を腫らしている人多数で、なんだかちょっと声をかけにくい雰囲気が漂っていました^^;まぁこれでも十分に立派な成績だと思うんですけどね。もう、気持ちはホント気合い入っていた部員が多かったですから…。

ま、でも結果は結果。前向きに捉えていくしかないですな。
頑張っていたのは頑張っていたし、それはお互いが一番良くわかっているはず。一緒に制作することを通して、後輩たちは先輩たちの頑張る背中を見て励まされていただろうし、それぞれがライバル心を燃やして一心に筆を動かしていたのもみんなわかっています。

ただ、あえて言うなら、頑張ったからすべてがよい結果となるわけではないし、その「よい結果」というものだってきっと紙一重で、望んだ賞に入れなかったからといって「悪い結果」だったというわけでもない。
そして、果たして本当にやりきった!といえるほど頑張っていたのだろうか?どこか甘えはなかったのか?悔しがる前に、自分の活動は完璧だったと言えるだろうか?自分のことばかり考えてなかっただろうか?周りを見て行動していただろうか?時間を大切に、存分に頑張ったと胸を張って言えるのか?どこか惰性になっていなかっただろうか?人との関わりをないがしろにして、閉じこもっていなかっただろうか?

きっと、やっぱり反省すべき点は各々にあることだと思います。そのあたりは、レポートで思い返して書き綴ってみてください。

作品は、その人の分身です。制作は自分自身と向き合うことであり、時には目を背けたり逃げ出したくなることもあるだろうけど、どう立ち向かって戦っていったか。そしてその中で何に気付くことができただろうか。
目に見えないところでたくさん支えてくれた人がいます。自分が気づかないところでまわりのひとのために頑張ってくれていた人がいます。心配し、走ってくれていた人がいます。応援してくれていた人がいます。

大事なのは、今回の制作を通して何を得て何を感じ、今頑張ることが出来ることに感謝を忘れず、そして次に向けて動き出せるかどうかだと思います。っていつも同じこと言ってますが…でも本当にそうだと思うもの。

泣けるほどの努力をすることができる経験は、人生においてそうそうありません。それが出来る人って、すごいなぁって思います。
まさに、これもまた青春なのです。羨ましいわ、ホント。いっぱい悔しい思いをして、そして人間的にも強くなっていってほしいと思います。それこそ、部活動の為せる技だと思っています。

ま、そんなこんなでね。
明日からの道展U21遠征を思いっきり楽しみましょう!すごい作品たちと会場で出会えることがものすごーーく楽しみでなりません!!
この遠征が皆の次のモチベーションにつながることを期待して…。もう、夏の高文連に向かって動き出したんだぜ!!

さ、これからも頑張ろう!!
皆様、応援本当にありがとうございました!札幌市民ギャラリーでお会いした際には、どうぞよろしくお願いいたします。
 
 
 
おまけ。

ホテルの部屋割りを決める部員たち。手前で遠征に行くのを断念したおしゃないが寂しそうに手を挙げているのに無視されているのが切ないです(笑)

みなみとハマチが遠征帰りのほっともっとの弁当注文表を書き込んでいます。

算数が苦手なハマチは、3ケタ+3ケタの足し算を間違っていました…いろいろな意味で心配です(笑)