さる10月3日・4日の両日は高文連全道美術展・研究大会、いわゆる美術の全道大会。本校からは21名が参加。かなりの大所帯で函館から釧路まで遠征してきました。
まず、今回の大会結果についてです。
今回作品点数20点を出品しました。その中で、全道優秀作品に選出されたのが8点、そして、来年度の全国高等学校総合文化祭「いばらき総文」に2年生の中村さんの作品が出品されることが決まりました。
これで3年連続で本校から全国総文祭に出品させていただくことになりました。
<平成26年度全国高等学校総合文化祭「いばらき総文」 美術・工芸部門出品作品ならびに「全道優秀作品」選出>
2年 中村 樹里 「風の伝言<メッセージ>」
<「全道優秀作品」>
3年 黒瀧 舞衣 「ねっこ」
3年 塚本 颯 「静寂無人=山の駅」
3年 山下 春華 「えがく」
3年 佐藤 桃 「さよなら」
2年 黒島 捺美 「私。」
1年 福田 充 「想いを幹に」
1年 西村 穂花 「未知」
その他の作品については、後ほど改めてまとめて掲載します。ご了承ください。
来年度茨城県水戸市で開催される全国高等学校総合文化祭には、平面作品10点、立体作品4点の全14人が参加します。選ばれるのは、全道の1・2年生からたったの14人だけなのです。
下は今年度全国総文祭に出品されることが決まった作品と学校の一覧です。
<平面作品>
<立体作品>
選出された作品の学校を見ると、名前を連ねるのはいわゆる全国常連校。今年もなんとかそこに刺さることができました。我らが市函美術部も、だんだん全国常連校と呼ばれるようになっていくといいなぁ…。
そのためには、後輩らが先輩の意志を受け継いで頑張っていくしかないのです。よろしく頼むぜ、1年生たち。そして、まだ見ぬ新入部員たち。
それでは、改めて全道大会の報告を写真とともに綴っていきましょう。
我々は釧路駅前のルートインに宿泊。会場まではバスで移動しました。
会場の釧路市観光国際交流センター。
我々が到着した10月2日は天気がかなり荒れていたんですが、翌日の大会当日は気持ちのよい青空が。思った以上に寒くもなく、釧路の人にとっては夏のような天候だと言っていましたね。
会場内は作品がズラリ。
立体作品はロビー側に展示されていました。
隣の釧路芸術館には、今年の夏、長崎県で開催された全国総文祭に出品された作品が展示されていました。
ねっこ作品も展示されていました。広いスペースに展示されていて、なんか贅沢な気分でした。
展示中、部員らは各学校の顧問の先生に批評していただきました。
多くの先生方にお声をかけさせていただきました。お忙しいところありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
こちらは札幌北陵高校の菊地先生。
岩見沢東高校の高橋先生。
そして江差高校の十河先生。
その他多くの先生からいただいた助言を、ぜひとも今後の作品制作に活かしてほしいと思います。
さて、会場には釧根支部ならではのおもてなしが。
今回はあえて受付を設置せず、各支部の座席にすでに配布物が用意されていました。
通常だと封筒に大量の資料を…となるところが、今回は資料のほかに釧根支部の生徒さんがデザインしたエコバックが。これに入れて持ち歩いてという思いで制作されたそうです。
これは多少コストはかかるけれど、非常に便利なグッズ。大会が終わっても使えるように、あえて大きく「美術全道大会」のような文字は入れていないそうな。これはとても嬉しい配慮です!
そして、研修では樹脂粘土を使って「ゆるキャラ」づくりを各座席で行いました。
もうね、生徒の作るゆるキャラが素晴らしすぎてビックリ。これについてはまたのちほど改めてブログに書く予定です。
まわりのクオリティが高すぎて、顧問は…もう…自信喪失っていうか…ヤバいです、ホントに(TдT)…なのにちゃんとメッセージカードには「市立函館高校顧問」って書きましたけど(笑)
作ったゆるキャラはガチャガチャのカプセルに入れて、ガチャガチャマシーンに投入。これで全道各地の美術部員のゆるキャラを手に入れることができるというのです。すごい発想だ…!!
ロミ子らに当たったゆるキャラを見せてもらいました^^
それにしても、今回の大会は細かいところまでデザインされているというか、作りこんでいるなぁという印象を受けました。
プログラムしかり、バッジしかり、峰ツル子しかり…。あ、「峰ツル子」ってのは今回の全道大会マスコットキャラクターです。ルパン三世の作者であるモンキー・パンチの生まれ故郷がここ道東の厚岸郡浜中町の出身だそうで(wikipedia参照)、そして釧路といえば丹頂鶴。それらが組み合わさって出来たのが峰ツル子なのです。
ちなみにこちらが峰ツル子。これは配布されたクリアファイルです。
その峰ツル子はいろんなところに出てくるんですが、例えばこんな表示にも出てきたりね…(笑)
プログラムにもいっぱい出てくるし、デザインに統一感を持たせることで、今回の大会のカラーをより強く印象づけているのです。
このあたりのデザインについての話は、釧路江南高校の上野先生からいろいろお話を聴かせていただきました。興味のある人は直接顧問まで(笑)。
さ、それでは全然関係ない写真を。
バーゲン品を見つけて我先にと髪を振り乱して走る線路。
2年生4人でジャンプ!!
世界三大夕日をバックに、ポーズを決める3年生たち。
ていうかどうせならみんなでジャンプした写真を撮ろうぜ!ってことで、夕日を背に大ジャンプ!!
これはいい記念になったことでしょう^^
しかし、世界三大夕日ってだけあって、とても美しい夕焼けを見ることができました。天気が良くて、本当にラッキーだった…(TдT)
この日の夜。
我々はあえてホテル食をナシにして、各自で夕食を求めて釧路探検。
女子らは例のスパカツのお店に行ったりしたようですが、我々男子は適当にさまよい歩き、明かりを求めて行き着いた先には…!
なんとヤマダ電機の隣に、道東地区では有名なカレー屋、「インデアン」が!!すっかりその存在を忘れてた!!!
って、今ブログ書くのに「インデアン」を調べたんですが、釧路には二店舗しかなかったんですね…。だいたいは帯広がメインだそうで…。いやーなんたる偶然。
そんなこんなで男だらけのカレー。
なかなか美味しかったです♪鍋持ってきてカレールウ買って帰りたいくらいでした(笑)
さて、大会二日目。
最初に全国推薦者表彰式がありました。
我らがロミ子が全国に選出され、賞状を受け取る瞬間。。相当緊張していたに違いない。
そして自分の座席に戻るときに見せた安堵の表情。。
…決してドヤ顔ではありませんよ、ドヤ顔では!(ドヤァ
そして、全国大会報告。
全国大会報告では、うちのねっこがアツくアツく語ってくれました。
正直、まさか全国報告でこんなにアツい演説をするとは。
たいてい作品の紹介で終わるんですが、ねっこは、作品にかける情熱、そして市函美術部で頑張ってきた中での部員や顧問への感謝、そしてこれからの自分の目指すものについて本当に熱く、強く語りました。
こんなにも一生懸命3年間を走り抜けてきて、彼女はどれだけ多くのことを学んできたのだろう。どれだけ成長してきたのだろう。そういった思いが走馬灯のように駆け巡り、不覚にも泣きそうになりました。
本当に、彼女がうらやましい。高校時代に、ここまで一生懸命に何かに取り組んだことって、自分には無いから…。それを彼女はやってのけたんだね。
でも、きっと彼女だけではなく、市函美術部の部員はみんなそうなんだと思います。彼女の語りは、市函美術部代表としての言葉だったのかもしれません。
すべてが終わり、釧路をバスで出発したのが12時半。函館に到着したのは、午後9時をまわった頃でした。
朝市のそばでバスが停まり、荷物をおろして解散。部員らは帰路につきました。
そんな中、その場で立ち尽くす数名の部員たち。
彼女らは、泣いていました。とうとう、3年間の部活が終わってしまったんだって。
いいようのない喪失感。全力で、本当に全力で取り組んできた3年間。
泣けるんです。一生懸命取り組んできた者は、涙するんです。すごいことだと思います。まだ卒業でもないのに、泣くんです。そう、これでとうとう引退だから…。
そんな感じで、今回の釧路大会は終了しました。
大会当番支部の皆様、本当に素晴らしい大会をありがとうございました。部員一同、このような大会に参加することができて本当に感謝しております。ありがとうございました!
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