カテゴリー : 2019年 7月10日

「第13回柳星祭ポスター」とか柳星祭準備の様子とか。


さて、今年の柳星祭ポスターが完成しました!


 
 
 

他愛もない会話をしながら、海岸沿いをゆっくりと歩く二人。
気がつけばさっきまで空を覆っていた雲も遠ざかり、高く澄んだ初夏の青空が広がっていた。
思えばこれまでいろんなことがあった。たいへんなこともあった。喧嘩をしたこともあった。涙を流したこともあった。どうしていいか戸惑うこともあった。でも、楽しいこともうれしいこともたくさんあった。
そんな日々を過ごしながら、ぼくらは少しずつ少しずつ成長していく。

気付くだろうか。そんなぼくらを応援するように、いつも色とりどりの花火が青い空に咲いていることを。そしてそれはまるで白昼夢のように。

曇った空も、やがて青空が広がって晴れ渡る。そしてときどき、想像もしていなかった素敵なことがやってくる。
そんな瞬間があるから、ぼくらはなんでも乗り越えていけるんだ。そして、思い起こせば、いつの時代も、いつの世代もそうなのだろう。

ぼくらの夏よ、早く「来い」。友人たちとともに「濃い」夏を過ごそう。夏に、人に、思い出に「恋」しよう。

ぼくらのこいなつの柳星祭。

 
 
 
 
とまぁこのような思いを込めてデザインしました。

今年のポスタープロジェクトには2年生4名が参加。中間考査明けから取り組んだポスタープロジェクトは、完成まで実に3週間近くの時間がかかりました。

まるでイラストのような雰囲気のポスターですが、実は写真と線画を合成したもの。皆さん「このイラスト誰描いたのー!??」と驚いてくださるんですが、残念ながらイラストではありません(笑)
加工した写真をポスターの原寸大でプリントしたものにトレーシングペーパーをかけ、その上からラフな線でトレースしたものを再度合成して調整し、花火の柄は生徒が水彩絵の具で色を付けた紙をスキャナで取り込み、単純な花火の型を作ってマスクしたものを使っています。
とまぁ、アナログ的な手法を取り入れつつ、デジタル処理をひたすら重ねるようなかたちです。
地面の部分と人物と町並みの部分、山部分と雲部分、そして空、すべて別画像を組み合わせ、すっきりした青空を目指して作りました。

例年のことながら、今年もやっぱり話し合いは大変でした。当初なかなかエンジンが掛かり始まらなかったメンバーたちも、徐々に「学校祭のポスターで僕たちが伝えたいこと」がかたちを成し始め、素材となる写真を撮りに行ってイメージを固めていきました。

しかし…毎週末撮影に行ってきたんですが、毎回天気が悪くて…。。

思いっきり晴れてくれればよかったのに、どんよりした空しか見せてくれず…心が折れそうになりながらも、無理やり画像を加工して明るくし、イメージと合う写真を選んでいきました。

かなり無理のある加工をしてなんとかそれっぽくし、そこからイメージをさらに膨らませていきます。

ざっくりと情報を配置し、花火の大きさを変えたりレイアウトをいじってみたり、あれこれと試案を作っていきました。

花火は当初入れるような話で進んでいたんですが、途中で写真と線画を合成するという案が出て、写真の雰囲気をそのまま伝えるのもいいのでは、と花火がなくなったりもしました。

うーん、今改めて見るとやはり途中感が否めませんね…。このあと画像はすべて作り直しています。比較して見ると結構違うことがわかりますねぇ。
 
 
 
その後やはり花火を入れたいという思いが強まっていき、その案は最終デザインでもわかるとおりとなっています。
とまぁ、二転三転四転しながら徐々にデザインが構築されていくのでした。

ただ、やはり最後に悩むのはキャッチコピー。
今回のキャッチコピーは「曇りのち晴れ、ときどきこいなつ。」となったのですが、まぁこのキャッチコピーに決まるまでには、まぁ様々なドラマがありまして…。
お互いの意見を戦わせながら、何が一番合っているのか、とアイディアをすり合わせていくと、どうしても複数の人数で考えているため簡単には全員一致とならず、またそのポスターに対する思いが強ければ強いほど、より話し合いは難航するわけで…。

しかしながら、そうやって腹を割って話し合いながら苦心して作り上げたものは、やはりその分輝くものだと思います。今までのポスター制作もまさにそうでした。

この4人のすがすがしい表情を見れば、それも感じていただけるのではないかと^^

真剣になればなるほど難しく大変で、でも完成したときの喜びもその分大きいという「ものづくり」の経験を、このポスター制作を通して4人はきっと身をもって学んでくれたのではないかと思います。いい勉強になったことでしょう。。

惜しむらくは、全国学校ポスター甲子園が終わってしまったことでしょうな…。今年からはもうコンテストはないですが、自分たちにできる最高のポスターが作れたことと思います。毎日がプレッシャーとの戦いでしたね…。
始まりがあれば、終りがある。なんとか無事終わってよかった…。
 
 
 
 
さて、そんなこんなで学校祭も今週末と迫っているわけで。
美術部は今年も「似顔絵描き」と「ほん怖系おばけ屋敷」をやるということで、部員たちも毎日一生懸命作業に追われています。

似顔絵の練習風景。

集めた大量の段ボールを使って、おばけ屋敷の支柱などを手分けして作成。

こんなセクシーショットも。。(笑)

部員数がいるとはいえ、なんせ大掛かりなのでクラスから抜けてきて忙しそうに作業に没頭。

こちらではおばけ屋敷のポスターを制作していました。


 
 
 
 
というわけで部員が頑張っている裏で、顧問は顧問であちこちから頼まれる仕事をひたすらこなす日々…。

学祭グッズも無事完成。今年は定番のうちわとタオル、それに新グッズとしてオリジナルプリント入りのアルミボトルを作りました。

今年は「ほっしー」なる謎のゆるキャラを考案してしまい、それがそのままデザインとして生かされることになるという、自分的には割と問題作ですが、うちの子には評判がよかったです。高校生的には…どうなんだろう…。。

あ、今年のおばけ屋敷では、今までとんでもない行列を作って最長待ち時間2時間とかどこの某有名アミューズメントパークなんだよ!ともうわけがわからないよ状態だったので…

いよいよファストパスっぽいものを作って配布することにしました。この入場券システムが結構頭を悩ませました…。5組1ユニットのユニット制にして細かく渋滞を解消していく策を考案したのですが、果たしてうまくいくのだろうか…。。ていうかうまくいってほしい。
ちなみに14日の一般開放日に対しては完全に一般客のみの入場のみとしました。柳星祭の趣旨は、「来場者に楽しんでもらう!」ですからね。生徒の皆さんにはご了承願いたいところです。

そして、こんなのも作ったりしています。

これも毎年の仕事ではあるんですが、玄関前に垂らす看板。「のぼり」の布地にプリンタで出力したものを使っています。これ、業者に発注したらえらい金額になりますよきっと…。

あと、今年の柳星祭プログラムですが、紙ベースのものも当然配布するんですが、デジタルデータ化してPDFとしてスマホで見ることができるようにしました♪

第13回柳星祭デジタルプログラム

プログラムにQRコードを掲載し、それを読み込むとスマホで見ることができるという…。
うちの学祭は廊下が狭くてめっちゃくちゃ混むので、プログラムを広げる余裕があまりないとの声を聞き、PDF化してみました。
ただ…歩きスマホの人が増えそうでちょっと心配…。

その他にもペンキの塗り方や行灯の作り方やセロハンの貼り方なんかをを教えに行ってみたり、生徒会はもとより放送局や新聞局からの依頼で画像作ったりなんだりと、なんかもう様々な仕事をこなしています。
しかし、果てには某先生の証明写真まで作ったりしていると、自分は果たして何屋さんなんだろう…と自問自答せざるを得ない…。。ま、いいんですけどね。声かけてもらえるだけありがたいと思おう…!誰かの役に立っているのなら、いいかなっと。

あと、こんなものも作ったりしています。学校祭関係ないですけど。

学校前のフェンスに取り付けてある掲示板の掲示物。つくるのもそうですが、取り付けが実に大変。終わったあとは思わず手伝ってくれた皆で打ち上げでもやりたくなるくらい汗をかきます(笑)
各部活の活躍が掲載されていますので、見る機会があったらぜひ足を止めて見ていただきたいですね。今年は全国に行く生徒が非常に多いんだよなぁ…すごいなぁ…。うちも負けてられん。

そんなこんなで皆必死に頑張ってます!
令和最初の柳星祭、一般公開は7月14日(日)となります!近隣の皆様、ぜひ足をお運びください♪市函生全員で皆様をおもてなしいたします(^O^)
美術部の展示もぜひ見に来てくださいね♪3階美術室にて開催しております^^
皆様のお越しをお待ちしておりまーーーすヽ(=´▽`=)ノ