合宿所の虫退治と中間講評会の様子…


8月3日、金曜日。
今日もまた暑い日でした。でも噂では暑いのは今日までとか。明日からは天気も崩れ、気温的には過ごしやすそうな感じになりそうです。が、雨らしいので蒸し暑い感じになるんだろうか…。

さてそんな中ではありますが、来週からお世話になる合宿所を下見に行ってきました。

ずんずん。

ずんずんずん。
勇者たちがやってきました。

で、合宿所なんですが、実はこの合宿所、結構虫が出るんです。

虫とは、そう、カマドウマ。通称便所コオロギってやつです。
主に水場で湿気があるところ…ということで、厨房やトイレなんかによくぴょーんと出没するのです。

毎度合宿を行っている美術部員にとってはもはやカマドウマちゃんは慣れ親しんだ戦友のようなもの…ってそんなわけもなく、毎回カマドウマちゃんを見つけてはうひぃぃぃぃーーとか言ってるわけで。
で、昨年はそのカマドウマちゃんが例年になく大量に出てきたということもあり、ちょっとなんとかならないか…ということで。
今日は厨房の虫退治を敢行することにしたのでした。

当初は害虫駆除業者にでも入ってもらったほうが…なんて話もあったんですが、いわゆる「バルサン」的な煙が出る殺虫剤を使ったら安価でできるんじゃないかという案が出まして。まぁ、予算もないことですしねぇ…。
で、事務に確認したところ、バルサンを使っても大丈夫だよーとのこと。

ちなみにホー◯ックにバルサンを買いに行ったところ、「以前バルサンで事故があって、それ以来取り扱ってないんですよねぇ…!」とのこと。
そのため、バルサン風の類似品?をとりあえずゲットしてきたのでした。事故って、何があったんだよ…。。

とまぁ合宿所に到着した我々は、早速びくびくしながら厨房の様子をチェック…。

あれ?カマドウマちゃんの姿が見えません。
もしや、今年はカマドウマちゃんあんまりいないのかな…?

まぁでもせっかく買ってきたし。厨房の中にある鍋や食器を別室に移動…。

さて。いよいよブツをセットします。

実は顧問もこういう類のアイテムを使うのは初めてだったため、いろいろ慎重にもなります。
絶対に失敗しないよう注意書きを何度も読んで確認しました。

それでは…いざ…!!!

シューーーー!

出てきました、戦友カマドウマちゃんを殲滅する例の煙が…!!!
戸を締め切り、ちょっと様子を見て、火災報知器も鳴らないようなので、とりあえずそのまま放置。
ふふふ、効果がどう出るか、ちょっと楽しみ…。頼むぜ…!

さて、学校に戻る前に、せっかく1年生もいるから合宿所の中を見て回りましょうと、我々にとってはすでに慣れ親しんだ制作部屋へ。

「ほら、そこの窓から見える小さい穴は以前ハチの巣でね…あそこからハチが出入りして危なかったんだよ…だからもう部員はハチなんて慣れっこなんだぜ…!」

「えええ〜〜〜大丈夫なんですかそれ……」

なんて話しながらそれぞれの部屋を案内していたんですが、最後に入った部屋で、1年生がぼそっと。

「ああ、確かにハチの巣ありますね〜

んん…そうなんだよね、ハチの巣がね……

って、え??ハチの巣??
「先生、あれ…ハチの巣ですよね…?」

と、指差す方向を見ると………あっ、、あれは…?!

どわあああああああ!!!!!

なんと…!!
ハチの巣が窓にくっついてる…!!しかも、割とガチなサイズ…!!!
そして更に言うなら、窓にくっついているおかげでハチの巣の中が見える…!!!

というわけで、以下、自主規制。

(↑クリックするとモザイク無しの蜂の巣の断面を見ることができます。)

すごいです。ハチの卵のようなものも見えるし、そのそばで動き回っているハチの姿まで…!
まるで「アリの巣観察キット」のようにハチの巣の中身が観察できる…!なかなかレアな光景だ…!!!

ていうか、見ていると、すごい速度でハチが巣から出入りしているのがわかりました。
これはさすがにアカン…アカンやつや…!!!
これに気づかないでこの窓をガッと開けたら大変なことになるで…!!!てことで早速事務に報告することに…。

外から見ると、こんな感じでした。なかなかの存在感。

いやーーびっくりびっくり。まさかあんな大きさのハチの巣を見つけることになろうとは…。

さて、そんなこんなでとりあえず学校に戻りました。
 
 
 
 
 
 
気を取り直して。
今日は中間講評会を行いました。

中間講評会では、要するに作品を見合って自分の作品について説明したり困っている部分などを話し、意見やアドバイスをし合います。
自分の作品をコンセプトに沿って説明することで改めて自分の作品を客観的に認識することができ、また自分でいろいろ気付くことができます。そして他者からどう見えるかを知ることもできるため、とても勉強になる会なのです。

3年生を軸にしてだいたい4人くらいのグループを適当に作り、講評会スタート。

結構和気あいあいとやっています。

普段すぐそばで描いているとはいえ、なかなかお互いの作品をゆっくり堂々と見ることってないんですよね。
作者がどんなことを考えて描いているのかを知ると、またいろいろと勉強になるんですよ。

特に1年生はやっぱりまだ先輩たちと交流が持ちにくいので、これをきっかけにもっと縦のつながりができていくことを願っています。

先輩のスーパーテクニックに悶絶する部員たち。

なんかすごい楽しそうに作品について話しています。

「肺が調子悪いんです」と肺炎になりかかっていたハマチもなんか元気良さげに喋っています。

各々が貴重なアドバイスをメモしながら、真剣に聴き入っていました。

まぁ、作品の見方って人それぞれで、顧問が言うことも全然絶対じゃないわけで。
案外実際に描いている部員たちのほうが見えることもあったりするわけです。
すべてを鵜呑みにするのではなく、それでいてただ自分よがりになっても仕方がない。謙虚に聞き入れ、制作に活かしてほしいと思います。
そして、この会をきっかけにもっと交流を深められたらいいなぁ、と。

次回は一週間後に開催予定の合宿中に開催予定。それまでしっかりがんばりましょう!
目標は1回目の合宿終了時で90%の完成度じゃあ!!!
 
 
 
 
そんなこんなで夕方に差し掛かったころ。
「先生、そろそろ合宿所の様子を見に行きましょう」と言われ、再度合宿所へ。すっかり忘れてました。

ドキドキしながら、バルサン的なそれを仕掛けた厨房を覗きます…。

すると、まず目に飛び込んできたのは、さっきまでは絶対にいなかった毛虫が…!!!しかも瀕死の状態でいるではないか…!

毛虫だいっきらいな顧問はもうその時点でかなりテンションダウン
でも、行くしかない…と一歩足を踏み入れると、あれ?なんかさっきはもっと綺麗だった床に、点々と草のようなもの、例えるならトマトのヘタのようなものが落ちているように見える…。

…よーく見てみると、それらはすべてカマドウマちゃんでした…。
さっきは姿を全然見せなかったのに、、煙に燻されて出てきたってことなのでしょうか。。しかもよく見たら皆さんピクピクしておる…!!!

ぐわああああああとかひえええええええとか言いながら、ずんずん厨房の中へ入っていくと、うわぁ…結構な勢いで瀕死のカマドウマちゃんがそこらに…。。

トドメを刺すべく、殺虫剤を手にした副部長もりやとスマホのライトを点灯させて暗がりを照らすOJO。なかなかの度胸です。

…かくして、目に見えるところにあったカマドウマちゃんたちをすべてチリトリにて回収しました。全身にいや〜な汗をかきながら。。

果たして効果があるんだろうか…?なんて思っていたんですが、ばっちり効果てきめんだったようです…。なめてました…すみません…。

とりあえず、これで少しは減ってくれればいいんですが…どんなもんだろう…。。。

あっ、事務に報告したハチの巣ですが、なんと発見してからまだ3時間しか経っていない間に速攻で駆除してくれたようです!
仕事が早すぎてびっくり!!来週中には…なんて言っていたのに、まさかもうやってくれるとは…ありがたい限りです…!!事務長さんありがとうございます!部員たちも感謝しなさいよ!!この仕事の速さは尋常じゃない…!!!これが大人の仕事なのだ!!!

そんな感じの今日でした。いやー実に疲れたね…。


8月突入…!すなわち高文連3週間前ということ。


うーとうとう突入しました、8月です。ていうか暑い!!

3階にある美術室は本当に暑い…。午前中は講習もあるので騒がしくならないよう戸を締め切っているようですが、おかげで部屋の中がやばい感じです。
顧問はここんところ暑すぎるからと熱中症対策?としてアイスを差し入れしているんですが、今日は昼にもあげたんだけど夕方まで残っていた人には2つめのアイスをあげました。だって…とにかく暑いんだもん…。

まぁアイスを食べたところで気休めにしかなってないと思うんですが…。

かなり顔が死んでます。一見やばいですが、体力を温存しているためのようです。

今日は夜に函館港まつりがあるということで、最後まで残っている部員は少なめでした。ちなみに顧問は一度も港まつりの花火を観に行ったことがありません。。だって混んでるし…。。
ま、港まつりもいいですけどね。君たちの祭りはあと3週間後だぜ…?
 
 
 
 
というわけで、今日8月1日はちょうど搬入3週間前です。
高文連の進捗状況はというと…

それぞれ着々と進行はしています。1年生はあれこれ悩みながら徐々に進めているようです。が、ちょっと緊張感が足りないかなと思う場面も多々あり。

4ヶ月の間ずっとグリザイユ描法で描き続けてきた作品が、いよいよグレージング段階に突入。そしてその傍らには現在予備校に通っているためしばらく手付かずの作品。
絵の具が縮み始まっています…はよ帰ってこーい。

そして8月に突入したのにまだ真っ白のキャンバスも。どうするつもりなんだろうか。

絵の具もどんどん消費されています。あ、そういえば今日はキングの18歳の誕生日らしいです。おめでたう。


 
 
 
 
というわけで、8月6日までは18時まで活動ができます。3年生は講習があるからこれまでとあまり変わらないけど、1・2年生はたくさん描けるはず!いま活動できることに感謝の念を忘れず、メリハリつけて制作してほしいですね。
 
 
制作上、意識してほしいことを下に書きます。部員はしっかり読むように。
 
 
 

ダラダラ描いていてもいいものになるはずがない。絵と向き合う際には緊張感を持ち、意図を持って絵の具を乗せていくこと。惰性で描かない!

資料を読み込み、構造を理解してかたちを捉えよう。ただの模写にならないよう自分の世界観を大切にし、絵の具をどしどし乗せるべし!

ゴミがたまってきたら自主的に捨てに行く。気づいたら掃除をする。掲示物が吹っ飛んでいたら直す。絵だけ描いていればいいわけじゃないことを忘れずに。

夏休み明けまでに90%の仕上がりを目指す!!すなわち最初の合宿が終わる頃にはだいたいかたちになっていることを念頭に置いて進めていこう。1回目の合宿が明けたらもう一週間後は搬入だぞ!2回目の合宿は、仕上げ&額作りの時間と心得よ!

全員が全道以上を目指すのはいいけど、全道だってそんなみんな行けるほど甘くはないし、全国はもっともっと甘くない。結果を出す人は、やっぱりちょっとの時間でも絵にかじりついてあれこれ考えながら制作している人なんじゃないかと思う。その姿勢こそが、高校美術では大切なことなのです。

なんていうか…一生懸命やっている人に対してはいろいろ手を差し伸べてあげたくなるものですが、相変わらず美術室に来ても挨拶しにこない連中はいるし、そもそも姿を見せない、質問しようともしない、気づいたら消えてしまうような人に対しては声をかける気にもなりません。ま、顧問も人間なんで…励まし甲斐のある人を励まします。ご了承ください。

あと、8月3日は14時から中間講評会を行います。基本全員集まること。
というわけで、計画性を持ち、妥協せず、宿題はさっさと終わらせて、熱中症に注意しながら皆で全力で制作に励めよ!!


夏の風物詩!美術室に来訪者(?)が!


さぁ、いよいよ夏休み突入です!
昨日の月曜日は夏季休業前集会があり、その中で全国壮行式も開催されました。

文化系では文芸部・美術部・放送局の3つが全国総文祭出場、そして運動系では陸上競技部にラグビー部がインターハイと、皆さんそれぞれ活躍されています。結構な人数が並んでいます。いやぁ、全国行く人多い…すごいなぁ…みなさんおめでとうございます!

今年は我らが美術部からさよちんが総文祭に参加ということで、ステージに並びました。昨年度は残念ながら全国を逃したものの、今年度はまた全国を決め、これで市函美術部からは6回全国に出品させていただいています。

今年の全国は長野県上田市にて開催。8月9日から12日まで行ってまいります♪全国の作品と出会える日が楽しみでなりません^^あと少しだー!
 
 
 
さて、そんなこんなで今日は夏休み初日。
久しぶりの澄み切った青空の中、今日は講習もないため、多くの部員が張り切って制作していました。 

この時顧問は明日から始まる保護者面談のために準備室の大掃除を敢行。
ふと静かになった時、外からセミの鳴き声が。
うーん、夏ですなぁ。ようやく北海道にも気持ちのいい夏がやってきたぜ…。

みーーんみーーーん……
 
 
 
 
 
 
み゛ーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
 
 
 
 
 
あれ?ずいぶんとまぁ大きい鳴き声だこと…。今年のセミは元気がいいなぁーー!!

って、この状況、なんか覚えが……

と思って美術室をひょっこり覗いてみると、皆が騒然としていました。

「え?なんか鳴き声おおきくない??」「これって…いるんじゃない??」
 
 
 
 
あ。やっぱり。
セミが美術室に入ってきていたようです。毎年1回は必ずセミが飛び込んでくるんだよなぁ…^^;

鳴き声のもとを探してみると、やはりいました、窓のレールのところに。
みんなでぐああああぁーーとかひぃぃぃぃぃーーーとかいって大騒ぎ。顧問も一緒になってうおぉぉぉぉぉぉーーーとか言いながらこれはなんとか逃がさなくては…と、そこらへんにあった水入れを使って捕獲しようとオロオロしていたら、、
 
 
 
「せんせい、バケツじゃまなのでどけてください」
「しぇんしぇい、わっわりばしならあるんですけど…」
「あ、それでいいんじゃない?」
 
 
 
ぬっ

なんと動揺してとりあえず写真でも…とスマホを構える顧問の前にさよちんとたぢかが出てきて、なんと割り箸でセミを捕まえ始めました。

たぢか:「ひぃぃぃぃぃぃぃぇぇぇぇぇーーー割り箸だと近いぃぃぃぃぃーーー」

セミ様ご近影(トリミングしただけ)

さよちん:「割り箸に登らせたら掴むんじゃないかな?」

……その作戦通り見事割り箸に捕まったセミは、外へと逃されていったのでした…。。くっ、全然ビビってねぇ…すげえ、すげえぞ女子。

そもそも言い訳ではありますが、顧問は生まれも育ちも札幌で、札幌ではセミなんてレアキャラすぎて見たことなかったんです。
くそーー幼少の頃からセミとトモダチだったならば、さくっと手づかみで捕まえてお外にポイッとできてうわー顧問かっこいいーーってなっていたかもしれませんが、なんせ物心ついた頃よりセミは逃亡する際オシッコをひっかけて逃げるという知識を得てしまい、そんなの考えたらセミなんて触る気になれないわけでして…。。
函館って、セミいますもんね、割と普通に。。だからきっとセミに慣れっこなのでしょう、彼女らは…。。
別にビビってるわけではなく、セミとのコミュニケーションの方法を知らないだけです、私は。うん。

ふぅ、まぁそんなこんなで夏の風物詩、セミご来訪の夏休み初日だったのでした。夏らしくていいね!(なんもしてないけど)

というわけで、いよいよ夏休みなんですね…。

さぁ、高文連まで30日を切りました。
まだまだ全然進んでいない人もいますが、高文連に向けて本格始動です。今年はどんな作品が生まれるのか…実に楽しみです。


ダリの版画展と輪島先生の個展。


市函は週明けの火曜日から夏休みがスタートします。
そんな夏休みスタートも目前の日曜日。今日も部員たちは元気に制作に勤しんでおりました。

もちろん3年生も講習で疲れ果てながらも毎日頑張ってるし、1年生も初めての30号で不慣れながらも一生懸命頑張っています。
が、やっぱり2年生の頑張りが目立ちます。1年経つとこうも変わるかぁーとなんだか感慨深い。まだこれからではありますが、実に楽しみだなぁ。

まぁ姿を見せない人もいるんですけどね。
当たり前だけど、頑張ってる人は全力で応援したくなるし、適当にやってる奴には貴重なリソースを割きたくない。そういう奴は…もう…勝手にやってもらおう…。

とまぁ風通しも悪くくっそ暑い中頑張る部員のために、差し入れを。2日連続で大量のアイスを買ってきました♪

近所のシャトレーゼのアイスが種類豊富でかつ食べごたえのあるもので、それでいてコスパがいい!ということで、無駄に様々な種類のアイスを購入しまくってきたのでした。まぁ…自分で食べたいってのもあるんですが。

よって今準備室の冷凍庫には大量のアイスがストックされています。とても一人では食べきれない量なので、今後も頑張ってる人には施しがあるかもしれませんぜ^^

さてそんな中、今日は部員を引き連れてこれまた近所の函館美術館へ作品鑑賞に行ってきました。

徒歩10分で美術館に行けるって、すごく幸せな環境ですよ。しかも無料で鑑賞できるという…!
今回の鑑賞会は、「奇才・ダリ版画展」。シュールレアリスムの巨匠、サルヴァドール・ダリの貴重な版画や彫刻がたくさん展示されているんです。先週は美術館ウィークと称して授業でもここ函館美術館を利用させていただきました。
函館美術館の皆様には、この場をお借りしましてお礼申し上げます。いつもありがとうございますm(_ _)m

というわけで流石に美術館の中は写真が撮影できないのですが、展示室の最後に「ダリの作品のモチーフをコラージュしてみよう」というコーナーがありまして、ここは撮影が許可されているのであります。

大きな壁面に、マグネットになっているモチーフを貼り付けられるようになっているんですね。

こんな感じで遊んでみたり。
まぁ…バラのモチーフが何の象徴なのかをわかっているのかわかっていないのかはさておいて…。

顧問も遊んでみました。「食物連鎖」。
左下の蟻が自分というイメージで。んーなんとも安直…。。

いいかどうかはさておき、面白かったです(笑)

ダリといえばシュールレアリスムの巨匠なわけですが、最後のコーナーにあった「天才の日記」に出てくるダリの名言には感銘を受けました。
途中の垂れ幕にも「画家を志す者のための十の掟」が掲載されていて、それがどれも実にいい。

完璧を恐れるな。君は絶対到達できはしないのだから!」
「昔の巨匠のように素描と彩色を学ぶことから始めたまえ。そのあとでなら好きなように描くがいい。誰もが君を尊敬するだろう。」
眼も、手も、脳も粗末に扱うな。画家になったとき、必要になるからだ。」
「自分の絵に罵詈雑言を吐くようなまねをしてはいけない。でないと君が死んだとき、絵のほうが君を罵倒するだろうから
怠惰のなかに傑作は生まれない!
「君の絵が君を愛さなければ、君の絵に対する愛は何の効果ももたらさない。」

シュールな世界観を表現するにあたっても、当然ながらそこには基礎基本となるデッサンが必要なわけで、徹底的に写実を極めたからこその「超現実主義=シュールレアリスム」なんだなぁと。ダリは自分のことを天才と言うけれど、そこに至るまでにはものすごい努力も当然あったんだろうなと。

いいですよね。自分の絵を愛せよ。経験に無駄なものはない。怠惰の中には傑作は無し。基礎をしっかりやるからこそ、好きなものを表現できる。
ぜひ美術を志す者は心に刻んでおきましょう。

あと、ダリ自身が作家たちを点数評価していたりして、フェルメールとかはものすごく尊敬していたんだろうな…と思う反面、モンドリアン…モンドリアンの評価たるや…。。もうダリ展の引率も今日で5回目でしたが、あの評価表は何度見ても笑ってしまう…。

ぜひ、函館美術館での観覧をオススメします♪8月26日まで開催されていますので^^
 
 
 
 
あと、先日ですがこちらの個展にも行ってきました。

「輪島進一 小品展 ー光影にたたずむー」

輪島先生は私が以前より様々な場面でお世話になっている方で、一見見た目的にはおだやかな方なのですが、作品は「え?あの方がこんなすごいの(失礼)描くの?!」って驚いてしまうくらい、とっても素敵で勢いのある作品を描かれる方です。

こちらの個展では輪島先生の許可を得て展示の写真を撮影させていただきました♪

もう、圧巻のひとこと。
だいぶ前に初めて輪島先生が制作されたペン画の作品を拝見したときに度肝を抜かれまして…それ以来もう輪島ワールドの虜なのです。

こんな感じで作品が展示されていました。

思わずふたりでの写真を撮ってもらいました(笑)

輪島先生は市函美術部を大変に応援してくださっていて、うちの部員もいろいろな場面でお世話になっています。
いつもブログも観てくださっているようで、とてもありがたい限りなのですが…逆にプレッシャーも感じますね^^;

また、先日は大谷大学の某先生が来校され、ちょうど制作途中の美術室を覗いていかれたのですが、その様子を大変に褒めてくださいました。
 
 
 
部員たちよ、君たちは君たちが思っている以上に、多くの人たちから期待され、楽しみにされています。これってすごいことなんだよ、本当に。

それに応えるには、もうとにかく頑張るしかないのだよ。本当に君たちは幸せだよなぁ…。頑張ろうぜ!!