第12回道展U21・遠征レポート!


大っ変、遅くなりましたが、2月1日〜2日に道展U21の遠征を行いました。
そのレポートをつらつらと書き連ねていきたいと思います。

2月1日土曜日。
この日は貸切バスにて朝に函館を出発し、札幌市へ。14時半ころ札幌市民ギャラリーに到着しました。

今回の遠征に参加した部員は18名。

受付から入ると、こんな感じで作品が展示されています。

そうそう、OGのおしゃない元部長とまなみん、まっつんの3名が早速この日会場に来ていました!

まっつんは…高校時代と1ミリも変わらない(笑)この安定感、ハンパないです。地下鉄に乗れるようになりましたよ〜!とすっごく嬉しそうに報告をしてくれました。うん。やったな。

おしゃないは…茶髪おかっぱでした^^大学祭では、彼女が描いた油絵が売れたらしいです。ぜひ来年はU21出しなさい!(笑)そういや演劇はどう?頑張ってるのかな?

まなみんは…なんか、より白さが増してました(笑)大学が大変らしいです。学内での学力格差がひどい…と話していました。負けずに頑張れー!結局は人柄だぜ!

そう、おしゃないは以前からU21に出品する!と言ってキャンバスまで買い込んでいたようなんですが、大学が忙しくなってしまって出品できなかったようです。途中までは描いていたようで…見たかったなぁ…。あれ?そういやモリはどうしたんだ…?(笑)
 
 
 
さて、今回の道展U21大賞作品は立体の作品でした。毛糸や針金が絶妙な配色で表面を覆い、そして見事なまでにワニの量感を表現しています。

この作者は、今年の高文連全道でも全国を決めた方ですね。全国取ってU21は大賞…すごいな…。。

道展U21準大賞は、ダイナミックな構図にナイフを多用した筆致が見る人にインパクトを与える作品。作品の前に立つと、まるで絵に吸い込まれていくような感覚に陥ります。

様々な作品たちが壁面を埋め尽くしています。

今回「札幌市長賞」を受賞した作品「ミモザ」と、作者の1年生みはなちゃん。

函館新聞社賞を受賞した「朝が舞台」と、作者の1年生りょくちゃん。

HBC賞を受賞した作品「empty」は、3年生の元部長もりやが制作。
もりやは今回遠征不参加のため、代わりにりょくちゃんが作品と一緒に写ってくれました。

その他、今回遠征した部員たちを作品とともに。

なお、本校から出品した全25点すべての作品は、まとめページの2020 第12回道展U21出品作品集に掲載しています。

この日の夜は、それぞれ思い思いに過ごしていたようです。
部員から送られてきた写真を一部掲載(笑)札幌遠征を楽しんだみたいでなにより。

某パーラーにて巨大パフェに挑む部員たち。

でかいなぁ…。。

これはいったい何をしているのでしょうかね?^^

4丁目プラザの自由市場でアクセサリーを物色…まだ自由市場あるんだ…。

りょくちゃん、ジャケ写風。

楽しく夕食を食べに行っていたようです。

三者三様で趣のある風景。

クリムトの靴下をもらって大喜びするとっちー。


 
 
 
さて、そんなこんなで夜も更け…
翌日の2月2日は、朝から会場へ。この日は表彰式があることもあり、多くの人で賑わっていました。

午後1時から行われた表彰式の様子。

じっと見守る部員たち。次回はあの場所に立ちたいですな。

道展U21大賞に贈られるトロフィーが鎮座しています。

スポンサー賞を受賞した3名が壇上にて賞状を授与されました。おめでとう!

元部長もりやはこの日遠征に参加できなかったため、代わりに現部長のパン祭りが表彰台に立ちました。

大賞・準大賞、スポンサー賞を受賞された皆様、おめでとうございました。

その後は作品講評の時間。
部員たちは様々な方から講評をいただいておりました。

遠征後に部員たちが書いたレポートによりますと、様々な講評をいただいて大変勉強になったとのことでした。
講評いただいた皆様、ありがとうございました。

午後4時をもって展覧会は終了。
一斉に作品が撤去されていきました。あっという間…。

かくして、第12回道展U21は幕を閉じたのでした。これからはちょっと充電期間を経て、また新年度を迎えることになります。
U21の制作を通して、各自成長することはできたでしょうかね。今回受賞された皆さん、おめでとう。頑張りが実を結びましたね。

部員が一生懸命書いてきたレポートに目を通してみると、今回の制作と遠征を通してたくさんのことを得ることができたようです。今回の作品についてのこと、制作に向けての取り組みについてや多様な表現や構図について学んだこと、これから自分たちが身につけたい力、悔しさや喜びなどなど…様々なことが書かれていました。
レポートを書いたことでいろいろ浮き彫りになったわけだし、これから頑張りたいと思った事柄を、ぜひとも有言実行してほしいと思います。鉄は熱いうちに打て、です。しかしながら、もうU21の熱から冷めちゃってる人もいるんじゃないかな…。。

ま、デッサンは、上達したい!と心から思っているなら、みんな普段からやるべきだね…しかも割と真面目に。
デッサンも1〜2枚描いたくらいじゃレベルなんて上がらないから、本気で上達したいと思っている人は、この3月の時間を上手く利用して取り組んでみよう。課題出しますので言ってください^^

というわけで、今回の道展U21、そして令和元年度の美術部1年間を通して気づくことができたたくさんの反省を踏まえ、これからよりレベルアップしていくためにも、それぞれが課題意識を持って日々の部活動に励んでほしいと思います。

これから4月の新学期までなんてあっという間。春には新入生、新入部員がやってきます。後輩を前にして、堂々と自信を持って指導できる先輩になっていただきたいですな^^
 
 
 
以上、第12回道展U21の顧問によるレポートを締めたいと思います。
あーもう卒業式も間近ですね…。その前に前期の二次試験がある…。3年生、頑張れ…!!


道展U21結果発表!スポンサー賞に3名入賞!!


本日1月30日の午後3時に、第12回道展U21の結果が道展HP上にて発表されました。

今回の結果は、本校出品作品25点中、スポンサー賞に3点、奨励賞に11点合計14点が入賞しました。

<スポンサー賞>
札幌市長賞 1年 佐野 碧華 「ミモザ」
函館新聞社賞 1年 中川 志衣 「朝が舞台」
HBC賞 3年 森谷 美友 「empty」

スポンサー賞入賞作品はこちら(道展HPより)からご覧いただけます。

<奨励賞>
3年 阿部 遥 「帰りを待たせて」
3年 岡部 もな 「しぐさ」
2年 中安 瑠奈 「愛別の中で」
2年 山﨑 藍海 「まちかどに灯る」
1年 池田 眞琴 「Breathing」
1年 斉藤 璃音 「十六彩」
1年 田中 快 「第7章」
1年 内藤 杏 「憂」
1年 佐藤 泰徳 「郷愁」
1年 栃山 野乃花 「百獣の王ではないけれど」
1年 茂木 ふたば 「わたしいろ」

<入選>
3年 佐藤 みくに 「白寂」
2年 佐々木 穂香 「しあわせ」
2年 濱谷 莉光 「枯れ葉もいつかは青葉になるでしょ」
2年 黒江 仁美 「はざま」
2年 平川 由翠葉 「私が私であるために」
1年 安齋 雪華 「秋澄む」
1年 狩野 胡春 「靴ずれ」
1年 小林 穂乃花 「億劫」
1年 花田 瑞紀 「麗」
1年 松川 莉子 「閑静」
1年 藤村 恭己 「夢打ちひしがれて」

<道展U21全体>
入選総数826点  大賞1点 準大賞1点 スポンサー賞28点 優秀賞34点 奨励賞204点

午後3時の発表前は、なんともいえない緊張感が漂っていたわけですが…ふたをあけると、スポンサー賞が3点!これはかなり素晴らしい結果!ていうかスポンサー賞に1年生がふたりも入るって、なかなかすごいことだ。。
奨励賞は11点とこれまた結構多く、1年生の健闘が伺えますね…。作品総数826点のうち、ですからね…。
しかし…優秀賞はだれも入賞ならず…。結果については真摯に受け止めますが、良くも悪くもなんだか少し複雑な気持ちに…。まぁこれはどんな結果になろうと毎回思うんですけどね。
作品をつくっているのはまぎれもなく部員たちなので、それぞれが一喜一憂かと思うのですが、顧問としてはすべての部員の取り組みを知っていて…。だからどの結果についても全員分ぐわっとくるというか。そりゃもう嬉しい部分もあればすんごく悔しい部分もあり、なんともやりきれない部分もあり…なんていうかもう毎回めっちゃ複雑な気分です(笑)

まぁ、それぞれ悔しい!と思うのはきっと誰だって思うだろうし、そう感じることは大事なことだけど、果たして本当に悔しい!と人に言えるだけの努力や苦労をどれだけ重ねてきたのかな。結果を受けて、足りなかったものはなんだったのかな。ただ惰性で描いていたことはなかったかな。取り組みは完璧と胸張って言えるものだったのかな。そこに甘えはなかったかな。自ら工夫して考えて悩みながら制作してきたかな。。

それらを謙虚に振り返り、これからにどうつなげていくことができるかが何より大事なことだと思います。前向いて行くしかないもんな。

まぁ…50号って…ぶっちゃけ描くの大変だよね。だから、正直完成させるだけでもすごいことだと思う。高文連のあとに入部してきたふたりは、本当に大変な思いをしながら頑張ってきたと思う。出せただけでもう素晴らしい。もちろん、他の人たちだってこれまでずっと頑張ってきたよね。
でも、前回の高文連やそれ以前の活動で出てきた反省点をどれだけ解消しようと思って動けたかと考えると、、正直、んーーーって思う人もいます、よね?入賞していても、していなくてもさ。

だからこそ、しっかりと振り返って、今回の取り組みをいい意味での後悔にしよう。そうやって、少しずつ成長していこう。

と、まずは結果報告でした。
2月1日〜2日は札幌市民ギャラリーに遠征します。たっくさんの個性あふれる作品たちに出会えるのが今からすごーーーく楽しみです♪


1/27 X DAY


作品発送直前。
皆一心に筆を動かしています。

さすがは作品発送日。トラックが来るまでの2時間半は、皆ただただ黙々と最後の描き込みに励んでいましたね。すんげぇ静か…。いつもこれくらい集中してくれたら…(笑)
 
 
 
そして、タイムリミットの18時20分。
制作を終了し、作品を外に出す準備をします。

18時30分きっかりにトラックへの積み込みを開始しました。

かくして部員たちがこれまで長い時間をかけて制作した作品たちは、札幌へと旅立っていったのでした。


 
 
 
 
というわけで、おわったぁぁぁぁぁーーーー

今回のU21に向けて、新部長のパン祭りが中心となって指示や連絡をしてくれました。ということで、その部長より一言。

そして、年末に急遽出品することを決め、これまで一緒にやってきた3年生の元部長もりやからも一言をもらいました。

戦いのあと。

部員の皆さん、制作お疲れ様でした。
自分の取り組みについては自分が一番よくわかっているかと思います。今回の制作はどうでしたか?
3年生はこれが高校での最後の制作になるかと思いますが、1・2年生はまだこれからも続きます。部活動では、結果も大事ではあるけれど、過程、これまでの取り組みと振り返りこそがその人の成長につながっていくものだと思います。
制作に対しての様々な反省点や改善点だけではなく、部活動として、集団の中における個人としての振る舞いや他者に対する感謝の念を振り返り、またこれからの活動に活かしてほしいと心から願っています。
 
 
 
さ!あとは1月30日木曜日の午後3時に、道展ホームページ上にて今回の結果が発表されます。
結果は、座して待つのみ…!

遠征が終わるまで、インフルエンザに気をつけて頑張りましょう(笑)


高文連選抜小品展の展示と、U21直前合宿。


1月25日土曜日。
この日は、高文連の選抜小品展の搬入日。
函館の十字街にあるまちづくりセンターにて、道南支部の美術部員が制作した作品を展示しました。

27点の生徒作品と、2点の顧問作品の合計29点が展示されています。

夏の支部展のような大きな作品ではないですが、美術部の生徒さんが実験的に描いた作品や外で写生してきた作品などが並び、なかなかおもしろいものとなっています。

このように椅子に腰掛けて眺めてもらう作品なんかも並んでいます。

「高文連道南支部美術選抜小品展」

会期:1月25日(土)〜2月1日(土)9:00〜21:00
場所:函館市地域交流まちづくりセンター(函館市末広町4番19号)

お近くの方、高校生の美術作品に興味がある方はぜひ足をお運びください♪
 
 
さて。
この日は午前中が小品展の搬入・展示、そして14時からは市立函館高校の美術室において美術教育研究会が開催され、各校の美術部の状況や取り組みについて、また今後の道南支部の活動についての研究会を行いました。

16時に終わる予定が少し延びたんですが、その研究会のあとは我らが美術部の制作の様子を見学していただきました。
ちょうどこの日は道展U21を目前に控えた合宿が予定されていたため、制作風景を見てもらうには最適かなと。
この日は1・2年生は模試だったんですが、各校の顧問の先生が合宿所に来る前に1年生の模試が終わり、合宿所に行く頃にはすでに制作に励んでおりました。

みんなのアイドル、江差高校の十河先生が、部員に激励の言葉をかけてくださっていました。
副部長の1年生、5564(ハンドルネームです)は、構図についてのアドバイスを。

全体は回れていなかったようですが、結構アドバイスを貰えた部員が結構いたようです。
また、他の顧問の先生も制作の様子を見て、この場所いいですね…!こうやって制作ができる環境があるなんて…とおっしゃっていました。

で、ちょうど先生方が帰られたころに、OGのキングとたぢか、山Pが遊びに来てくれました!

差し入れにと大量のドーナツを持ってきてくれました^^
今は大学の試験の最中で忙しいところですが、後輩たちの様子を見たいとわざわざ足を運んでくれたそうな。ありがとう…!!
 
 
 
そんな中、パン祭りの保護者様から、大量の肉まんが差し入れとして届けられました…!!

さすがはパン屋さんの肉まん!とってもとっても美味しいんです!種類も複数あって、しかも2つもいただいちゃっていいとのことで、皆で争奪戦が繰り広げられました(笑)

ピンクのつなぎのよっしーも美味そうに肉まんを頬張っていました。

今回は合宿ということもあり、保護者の方々よりお菓子やカップラーメンなどなどたくさんの差し入れをいただいてしまいました。
特に今回は研究会等も重なりこちらで食事を準備できなかったということもあって、とても助かりました。いつもいつも本当にありがとうございますm(_ _)mこの場を借りてお礼申し上げます。

そして必死に制作を頑張ります。ただひたすら必死に作品と向き合っています。ただの模写にならないよう、それぞれ工夫を凝らしながら…。

高文連後に入部した石油王(ハンドルネームです)も油絵の描き方に頭を抱えつつ、毎日一生懸命制作してきました。

真夜中の時間帯でもそれぞれが制作を続ける中、翌日の英検に向けて勉強をする2年生も…。

翌日の英検ではどうやら爆死したとのようで…。うう…。。

午前3時。
よっしーが「こんな時間に食べるのもどうかと思うんですけど、お腹すくんですよね〜」とみそ汁を手にしています。

まぁそうだよね…夕食を取ってからもう結構経つし、制作していたらそりゃお腹も減るわ…。

とまぁそんな時間帯でもぽつぽつと頑張って制作している人がいる中、顧問は3時半頃にダウン…。年々体力の衰えを感じずにはいられません…。
 
 
 
そして、朝。

普通にゴリゴリ制作に励んでいました。
いよいよじっくり制作できるのもこの日が最後。諦めずに完成を目指して必死にがんばろう…!!

江差の十河先生から今日「内面とどれだけ向き合えたかな?イッパコアート」との応援メールが届きました。
作品を描くということは、自分と向き合い、語り合うこと。どうやって自己の作品と向き合い、絵筆に思いを乗せてキャンバスに込められるかです。
そして、その活動を応援してくれている親御さんや先生たち、OBOGや友人などたくさんの人がいて、そんな幸せな中で活動できているんだという感謝の気持ちを忘れずに頑張っていこう。
 
 
 
さぁ、いよいよ本日、作品発送。あと少し、もう少し。最後の最後まで作品と向き合おう。