カテゴリー : 地区大会

140516 高文連美術地区大会in松前町での様子


先週5月16日金曜日に、高文連美術道南支部主催・当番校は松前高校となる美術地区大会が松前町にて開催されました。

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高文連の美術地区大会は、ここ道南支部で伝統的に開催されている写生会です。例年は2日間の日程で制作し、昨年は森高校が当番校でグリーンピア大沼を舞台として実施されました。そして今年は松前町!この時期の松前町といえば…

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そう、さくら!遅咲きの八重桜がまだまだ咲いています♪

実はこの日は天気が微妙で、函館は雨が降っていたために延期になっていた遠足がこの日もダメでとうとう中止になってしまったのでした。そのため、松前も雨なのかな…一日しか無い貴重な写生会が雨で屋外での制作が不可能となってしまったらどうしよう…と、かなり心配されていたんですが、当日は松前に近付くにつれて雨が上がり、雲の隙間からは青空が。これなら外で制作できる!と一同大喜び。かくして無事地区大会がスタートしたのでした。

今回の写生会場となった松前公園周辺には、松前城をはじめ多くの史跡が残されています。桜も大変多くの種類の桜があり、まだまだこの時期でも見応え充分の桜がありました。

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また、立派な幹を持つ大木や、北海道ではあまり見られない竹林など、歩いているだけで自然を堪能できます。

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そんな今回の写生会場で、生徒らは早速場所を決めて制作開始。なんせ実質的な制作時間は3時間程度。悠長に散歩しているヒマはありません。しかも画材は全員油彩。皆さんそれはもう必死です。

というわけで、部員らの制作風景の写真を。

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そんなこんなであっという間に制作終了。昼ご飯を食べる暇すらなかったようです。そりゃそうだよなぁ…。

こんな感じで描いていました。この作品は1年生のものです。

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一応練習はしていたものの、たったの3時間でこれだけ淡い色彩でそれでいてしっかりかたちを描いてきました。こいつは…将来が楽しみですな。

さて、合評会会場に戻って自評文を記入。これは作品の下に貼って展示します。
このほかに批評カードもあり、自分の気にいった作品の自評文に批評カードを貼り付けるのです。たくさんの作品の中から「気にいった作品」に選んでもらえることってとっても嬉しいことですよね。だから、貼ってもらった批評カードは記念に大切にしてもらいたいものです。

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それぞれが作品を鑑賞しています。

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作品はグループ別に展示され、このあとはグループに分かれて合評会があります。各校の顧問の先生から作品についてのコメントをいただきました。
一応持ち時間は1時間ということで、私のグループは見事に1時間フルに使いました。が、どーやら一番遅かった様子…。ん、それだけ丁寧にやったってことです(^^;;;誰だ、話が長いんだよって思ってる奴は(笑)

ということで合評会風景は写真に収めておりません(^^;;;
無事合評会も終わり、閉会式…。来年の地区大会当番校は函館工業高校で、函高美術部部長さんが挨拶しました。
函館公園を舞台として開催される予定です。お世話になります!

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最後は全員揃って記念撮影!みんなよく頑張ったねー!いい顔してるぜ!…いや、疲れ切った表情か…?(笑)

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というわけで今年の地区大会も無事終了することができました。大会当番校の松前高校美術部の皆さん、本当にお疲れさまでした。素敵な大会をありがとうございましたっヽ(^0^)ノ

日帰りの地区大会、しかも正味3時間での制作。相当大変だったけどその分楽しめたのではないでしょうか。風を感じ、温度を感じ、土や草の匂いを感じ。桜の花びらが舞い散っているかと思いきや雨もパラついてきたり、桜の下では小さい虫たちもたくさんいたりしてね。
ま、写真を撮って帰ってきて体育館で制作すれば、キャンバスが風にあおられることも無いし、トイレにもすぐ行けるし。暖かい中のんびり描けたかと思います。まぁうちの部員にはひとりもそういう人はいませんでしたが。

そんなやり方じゃあ、意味が無いですよね。あの天気の中、外で制作することで得られる感動はなかったことでしょう。
実際高文連などの大作の制作においては、風景画だからといって常に外で描くわけにはいかないです。だから自分の頭の中にイメージを焼き付けておかないとならないし、資料としてその場所で描いたスケッチや写真が重要になります。でも、その場所でないと、実際に見ていないと得られないこと、感じられないことがある。

今回わざわざ屋外で制作するということはどういうことなのか。気軽にスマホで画像検索してそれを見ながら描く桜と、雨や風や虫と戦いながらリアルに見つめながら描く桜。そこには必ず違いがあらわれます。

ま、そういうことです。その意義をしっかりと受け止め、これからの制作につなげていってほしいと思います。
しかし…ホント天気が持ってくれてよかった…。

次は…いよいよ高文連!!全員全道以上!全国総文祭目指して頑張ろう!!

というわけで、地区大会レポートは23日金曜日までに提出すること!>ALL


平成25年度高文連美術道南支部地区大会の様子!


5月20日・21日の両日は待ちに待った高文連美術道南支部の地区大会!
今回の当番校は森高校さんで、会場はグリーンピア大沼でした。

地方での大会は前回の江差大会から数えると実に4年ぶり。函館大会だと函館方面の高校は宿泊することができないので日帰りとなるのですが、今回は宿泊できるとあって部員も相当楽しみにしていたようです♪

ただ…当初天気予報では晴れだったような気がするんですが…大会が近付くにつれだんだん天候が下り坂に…そして当日朝には雨が…。。ちと不安だったのですが本降りにまでは至らず、二日目は晴れ間も出てきてくれて制作日和となりました♪

これが会場となったグリーンピア大沼。初日はこんな天候でした…。

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開会式の様子。

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開会式も終わり制作に向かう準備を整えています。

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で、制作開始!

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江差の十河先生にアドバイスをもらう根っこ。

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まー霧が深くてなかなか寒い日でした。
というわけで一日目の制作が終了。

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寒い中結構しっかりと絵の具を乗せてきました。
さすがに上級生は慣れてる部分もあり、みんながっつり描いてます。
1年生も油彩の練習をしてきたのがよかったのか、結構思い切って遊んできました。なかなかいいぞ!

夕食風景。
この列全てが市函美術部です。全26名。めっちゃ多い(笑)

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食事が終わったあとはしばし休憩の後に夜の研修会が開催されました。
研修会では、秋の高文連に向けてモチベーションを高めるために、私と檜山北高顧問の藤本先生による全道・全国作品の紹介をしました。
私からは今回の地区大会の意義、そして全道・全国に向けて制作する姿勢などについて話し、歴代の全国作品の中でも見せたい作品を選んで講義しました。
最初パソコンで…と思っていたんですが、iPadを使えば拡大して見せることも簡単なので、わざわざHDMI端子のついたプロジェクターを学校から持っていきました。全国レベルの描き込みを伝えられたのではないかと思います。iPad便利!

で、本当であればその後うちの作品を並べて中間合評会を行おうと思っていたのですが、外は雨が…。体調不良の生徒も出ていたので断念しました。まぁ仕方がない…。

で、二日目。
朝は微妙な天気だったんですが、前日に比べたら晴れてきそうな天気。残りの制作時間は正味2時間強。
この時間でさらに描き込みをし、「作品」と呼べるものを仕上げていきます。

ピンクなふたり。

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さ、ゴリゴリ描いていきます。

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制作が始まる頃にはだんだん晴れ間が見えてきました!

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前日とは光の当たり方ががらりと変わっています。
描き直しをしなくてはならない箇所も増えてきます。が、それが「外で制作すること」の面白いところでもあります。
他校の生徒の中には体育館の中で制作を続ける者もいたようですが、体調不良なら致し方無いにせよ、昨日よりいい天気なんですから外で描かなきゃ意味がありません。いったいあの生徒らは何を見て描いていたんだろうか…。

うちの部員はもちろん全員外で描いています。昨日体調が悪くなった部員も頑張って外で描いていました。
私はよっぽどでなければ中では描かせません。でも数年前の函館大会で大雨にやられた時は、仕方が無く雨がやむまで体育館で描かせたこともあったっけな…。ま、それでも雨がやんだらみんな飛び出していきましたけどね。その気持ちが大切なのです。

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みんないい顔して制作してましたよ!やっぱり外で絵を描くのは気持ちいい!
昨日の雨のせいか小さな虫が大量発生していたり、ちょっと風もあったりと大変だったようですが(^^;;;

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そんなこんなで12時半に制作時間タイムアップ。なんとか全員完成できたかな?!

体育館に戻り、それぞれ自評文を書いています。作品に込めた思いを文章で表すことも制作を振り返るという意味で大事なことです。

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昼食後はグループ別の合評会。
10のグループに分かれ、各学校の顧問から作品の講評を受けます。
私のグループでは、全部の作品の講評が終わったあと、昨日の研修で言い残していたことを語りました。

「高文連の作品を、死ぬ気で描いてほしい。うちはそういう気持ちでやっているし、それくらいの気持ちで描いている。生徒は全道、全国にたくさんいる。それらの作品と並んだときに、中途半端な作品で恥ずかしい思いをするのは自分なんだ。全力で取り組んで欲しい」

まぁ…なんてえらそうなんでしょう(-。-;)でも、それくらいの気持ちで取り組んでくれないとね、部活動として取り組む意味がないと思うんです。学校からお金もらって制作させてもらってるんですから。やるなら全力でね、やってほしいわけです。
さ…どれくらい伝わったんでしょうか。

終わったあと、ちょうどうちのグループだったネスミス部長から「先生、熱かったですね……!」と言われました(^^;;;
ま、部活のミーティングではいつも言ってるようなことなんですけどね。

というわけで、最後に記念撮影!皆さん変顔してますねぇ(笑)

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あれ?何人かいない??と思ったら、たまたまいなかったようで…。
残り3人で記念撮影^^

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そんなこんなで美術部の春のおまつり、地区大会が無事終了しました。
大会当番校の森高校の神田先生をはじめ教職員の皆様、携わった部員の皆さん本当にお疲れさまでした!

さ、これからは高文連に向けて全力で走っていかなくては!すでに構想はだんだん煮詰まってきている部員も多くなってきました。1年生もいよいよ動き出しています。3年生はいよいよ最後の高文連!2年生は全国目指して頑張れ!!
このあとには中間考査、学校祭と行事が入ってきますが、うまく時間配分をしながら全力で取り組んでほしいと思います。


平成24年度 道南支部美術地区大会


先週5月17・18日の両日、函館西部地区にて開催された「高文連美術道南支部 美術地区大会」に参加してきました。

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部員はそれぞれ思い思いに場所を見つけて制作。なにせ天気が良くて、最高に気持ちいい写生日和でした。
顧問は部員をまわって制作のアドバイスをしたり、写真を撮ってまわってました。結構いい距離歩き回ったおかげで、運動不足解消にもなりました。うーむ素晴らしき地区大会。

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さて、1日目が終わった時点での作品。天気も良く、1日目で結構じっくり描くことができたようです。

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1日目の終わりは合評会場である「ふるる函館」に戻ってきたのちに、次の日の制作に向けてということで、プチ合評会を小一時間ほど実施しました。屋外での制作で疲れていたようですが、みんな真剣に聴いてましたね。
二日目は午前中のみの制作。で、午後からは作品展示&グループ別合評会。この間に展示された作品に批評カードを書くという作業もありました。1枚は指定された作品、もう1枚は自分の好きな作品へ。この批評カードがもらえるととっても嬉しいんですよね。誰かがたくさんある作品の中から自分の作品を選んでくれたということが、なんとも言えない喜びなのです。
なので、部員も相当迷いながらコメントする作品を選んでいたようです。
合評会では、グループに分かれて各学校の顧問の先生から批評をいただきました。
そこでの批評が勉強になったり、他校の部員さんの作品に対しての批評を聴き、多くの刺激を受ける事が出来たのではないかと思います。
そして閉会式。

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大会当番校の白百合学園高校様、大変お疲れ様でした。いい大会になりましたね。当番校の生徒さんが頑張ってくれたおかげだと思います。
さて、顧問の前任校である檜山北高の部員と一部の部員が交流を持っていたようです。夏には檜山北の子とうちののざわな部長が富山県で開催される全国総文祭に行きますからね。普段から連絡を取り合っているみたいです。
帰り際も別れを惜しんでいました。

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というわけで、市函美術部全員で記念撮影。

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今年の地区大会は、二日間とも大変良い天気に恵まれて、制作もしやすかったようです。
なんせたった二日間での油彩画制作ですから、部員もかなり頑張っていました。それでも、悔いが残ったり課題が見つかったりと、それぞれ得るものが大きかったと思います。きっといい勉強になったでしょう。
ちなみに二日間の地区大会では、画材は特に指定はされていません。なので水彩でも色鉛筆でもなんでもOK。
なんですが、市函美術部は全員油絵を描く、というようにしています。なぜか。それは、やはり油絵ならではの描き方を感じて欲しいから。短い時間で乾きの遅い油絵の具を使って描くというのはなかなか難しいんですが、乾きが遅いからこそ描けるものもあるし、油絵だからこそ表現できる線があると思うし、二日間という限られた短い時間の中で作品を生み出さなくてはならないという緊張感から得られる経験は大変大きいのです。
そしてガンガン絵の具を載せたキャンバスは、個人的には他の画材とは全く違った力強さを感じずにはいられないのです。
それを生徒にも感じてもらいたい、という気持ちで、毎年油絵を描かせているのでした。
今年は他校の部員の作品も3分の1くらいが油彩画になってきていて、だんだん油絵が増えてきて嬉しい気持ちになりました。
でも、もっともっと油絵を描く人が増えて欲しいですね。
この地区大会で得たものを、秋の支部大会に出品する作品にフィードバックさせて頑張って欲しいと思います。
というわけで、反省&感想レポートの提出は今週末です。しっかり書いて持っておいでー!ショボいのは書き直しだぞ(笑)>美術部ALL
おまけ。

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ま、ほのぼのしていていいでしょ(笑)