地区大会2日目〜顧問お散歩・そして無事終了
- 2015 5/21
今朝目覚めて、すかさずカーテンを開けて外を見ると、ななんと雨が降っているではありませんか…。
おいおいおい今日も雨なのかよ…と思ったんですが、まぁ昨日に比べたら小雨だし、明るくなってきているっぽいから雨もきっと上がるだろう…そう祈りながら会場へ向かいました。
すると函館山に近付くにつれ雨もやみ、ふるる函館に到着する頃には青空も見え始めてきて。まだちょっと肌寒いけれど、これなら外で張り切って描けるだろうとほっと胸を撫で下ろしました。
というわけで、さあ、二日目です。
制作開始の頃にはすっかり雨も上がり、徐々に日差しも出始め、暖かくなってきました。
さ、ここからは顧問がお散歩しながら各所で制作する部員を発見していくという感じでいきたいと思います。
函館公園に入ったあたりのところには、男子部員らが固まって制作していました。
彼らは昨日集合時間まで現地で制作していたメンバー。
今日は昨日とはうってかわって筆の進みがよさそうです。
ガンガン描き進めます。
草木の緑に黄色いつなぎが映えますなぁ。
公園の別の入口付近にもいました。
対象物をよく観察して描いていますねぇ。
ささ、公園の中に入って行きましょう。
おお、またいましたいました。ぷっちょ部長率いる1年・3年グループです。
昨日と全然違う光に苦戦しながらナイフで絵の具を乗せまくっていました。
地区大会の二日間で油彩画を完成させるとなると、いつものようなじっくり時間をかける描き方ができません。
そのためいつもとは違う表現で、思い切って仕事を進めないと完成までもっていけないんですが、そのおかげで新しい表現に気付くことができるんです。
1年生も慣れない油絵の具と格闘しながら頑張ってました。
昨日体育館で制作せざるを得なかった分、今日はしっかり風景を見つめ、観察して描いていましたね。
どんどん天気が良くなってきたために、光と影のコントラストが強まっていく…。
でも、その時間や天候のうつろいを今描きとめるのが、風景画の面白いところです。
あ、今年も函館公園の池には亀がたくさんいました。
さて、てくてくとお散歩を続けていきます。
函館公園の噴水付近までやってきました。
あたりをキョロキョロ見回すと…
あ、いました。
石碑を描いていました。かなり大きい石碑です。
こっちにも。こっちは朽ち果てた切り株を描いていました。
木の質感をとらえようと一生懸命観察しています。
さ、函館公園組はこんなところかな…と思ったら。
まだいたまだいた。
立入禁止となった、物悲しさあふれる「こどものくに」の遊具たちを描く部員がいました。
さて、公園から一歩出ると、制作している生徒が全然いません。おそらく昨日の雨の降り出しが早かったため、公園内もしくは近辺で描く風景を決めて会場に戻った生徒がほとんどだったということでしょう。
函館公園を離れ、そのまま教会方面に歩いていきます。
すると、元町配水場の遊歩道に人影を発見…。
いましたいました。結構いい感じで描き進めていました。
そして管理事務所の方に歩いて行くと、なにやら赤いものが柵の隙間からちらちらと。
お、お、発見。ってなんか完全に盗撮みたいになってますが気にしない。
描いてます。一生懸命かたちを見て、果敢に絵の具を乗せています。
さあ、さらに進んでいきます。
ようやく教会付近まで辿り着きました。果たして生徒はいるんだろうか…ホント、ひとっ子ひとりとして絵を描いている高校生がおりません…あ、いたいた。
手前の石垣と中間の樹木、奥の教会と上手に絵の具の乗せ方を変えて遠近感を出していました。あ、作品は全然見えないですね…。
観光客が集まる小さなお店のあたりで小さくなって頑張って制作していました。
絵の具まみれになりながらキャンバスに向かい、昨日の遅れを取り戻すかのように一生懸命筆やナイフを動かしていました。
さ、これで教会方面の生徒全てを把握完了。
次は住吉漁港に向かいます。海です。そう、昨日最後まで戻らずに制作を続けたあの部員たちのところです。
………いましたいました。
この時点で制作終了30分前。最後の仕上げに取りかかっているようです。
例の防波堤にもいました。
今日も顔に絵の具を付けて頑張っています。やはり指も絵の具だらけ。絵の具と格闘した証でしょう。
昨日漁船に寄り添って描いていた生徒も、今日は普通に描いています。
ギリギリまで時間をかけて制作に打ち込んでいました。
こちらにも。
最後の最後まで風景を観察し、感じながら制作していたようです。
……そんなこんなで参加部員22名全員の生存と制作状況を確認し、一足先に会場へ戻りました。
さて、帰還時間の頃にはぼちぼち部員も戻ってきましたよっと。
あ…この写真貼り付けて気がついた…!!なぜか「にそむら」の制作風景を撮りそこねていた…!!な…なぜ???
んーまー悪気はないのよ…。。↑の写真で勘弁してくだせぇ…。。
さて、全員が戻ってきたところで、体育館にて自評文(自分の作品に対するコメント用紙)を書きます。
で、作品に貼り付けて各グループのところに並べていきます。
これが終わって、ようやく昼食にありつけました♪
食べるの大好きコットンが地味に奥でいい顔してくれてます(笑)
あ…思いっきり隠れて写ってない連中がいる…けどまあ気にしない気にしない。
というわけでギリギリまで制作して戻ってきた我々は正直時間が全然無く、昼食をかっこんで体育館に戻り今度は批評カードの記入。各自で指定された作品や自分で選んだ作品に対しての批評を記入するのです。
それを急いでやって、そしていよいよ合評会になだれ込んでいきます。
合評会は、全員が10のグループに分かれ、各学校の顧問からの講評を受けるというもの。
この合評会がある意味地区大会の一番のメインとも言える部分です。自分の作品の講評を聴くことも大事ですが、他の作品についての講評を聴いて、自分とは違う表現のよさや技法を学ぶことができる、とても意義深い時間なのです。
私もCグループを担当させていただき、のびのびと講評させてもらいました。
基本的にはやはり写生会ならではといったがっちりとした風景画が好みなんですが、いろんな作品が並ぶのでいつもとても楽しみにしているんです。最初の頃は多分こっちも緊張してうまく話せなかったものですが、もう今となっては…楽しくて仕方がありません。あっという間の1時間でした。ぜひ講評を聴いていろいろ感じてくれたり考えてくれていたらいいのですが、どうだったでしょうかね。。
そして閉会式。
いよいよこの二日間の地区大会も幕を閉じようとしています。
函館工業高校の顧問の水野先生を始め、美術部の皆さん、本当にお疲れ様でした。
細やかなところにまで気持ちの行き渡った、とてもよい大会だったと思います。ありがとうございました!
ということで、最後に記念撮影。
いろいろ大変で苦労した二日間だったと思うけど、みんな本当に一生懸命頑張っていました。
きっとこの大会を通して様々なことを得ることが出来たと思います。
油絵は何枚も描いていくことで、どんどん成長していくことができます。今回の二日間で「作品を創る」ことは出来たでしょうかね。
二日間の大会、本当にお疲れ様!
あとは、風邪など引かないよう注意してほしいですね。そして明日も元気に登校して、部活するべし!
いよいよ高文連に向けて完全始動だぞーーーー!!!!
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