柳星祭が近づいてきた最近の美術部の様子


はい!お久しぶりでございます!
なんと!気がつけば6月は更新ゼロでした…!!うへーー今見てみたら月の更新がゼロだったのは2011年からブログを書いてきて初のことでした…。。

まぁこちらをよく覗いてくださっている方々ならなんとなく想像つくかもしれませんが、更新が滞る=ブログに手が回らないという状況だっということです。さ、サボりじゃないんですって!あっ石投げないで…(/_;)

とまぁそんな言い訳はいいんですが。
まぁ毎年6月は忙しいんです。なぜって?それは、市立函館高校学校祭「柳星祭」が近づいてくるから…!!

ということで、ここ最近の様子です。
これは学校祭での美術部展示について話し合いをしているところ。

話し合いは実に盛り上がっていました。

そう、今年もやりますよ、「ほん怖」系お化け屋敷!
市函美術部ではもはや恒例となっている部活動展示。昨年は蔦屋書店で配布されているフリーペーパー「peeps hakodate」にも特集されるという、地味にちょっとばかし有名?なお化け屋敷なのです。

今年のお化け屋敷のテーマは「ヘンゼルとグレーテル」。
ヘンゼルとグレーテルはいわゆるグリム童話ですが、本当は実に恐ろしい…というかもはや狂気とも言える内容であり、それをテーマにした…ということです。あれ?これネタバレ?いや、大丈夫だろ…多分。

で、クラスのほうの段ボール集めが始まる前に、美術部員はさっさと各所へ赴いて大量の段ボールをゲットしていたのでした。もう、動くのがホントに早い。

そして、準備期間がスタートするやいなや、早速支柱の組み立てに取り掛かっていました。
1年生も張り切って作業に臨みます。

今日は改めてミーティングを開き、仕掛けについての説明やシフト決めを行いました。

学校祭は今週末…ということで、皆意欲的に準備を行っています。
ただ、部活動展示とクラスの仕事に挟まれなかなか人が集まらないこともあったり、また3年生の多くがクラスのほうにかかりっきりになってしまい、作業は全員が一斉に揃うことはほとんどありません。
美術部お化け屋敷はかなり大掛かりな内容のため、一応順調に進んではいるものの、かなり大変そうなのが伺えます。

そうなってくると、どうしても疲れや焦りからピリピリした空気になってくるのもままあることで、ちょっとしたことで衝突したり、イライラしたりすることが多いようです。
まぁ、気持ちはとってもわかるんだけどね…。でも、あんまりイライラして誰かに当たったり文句を言ったところで、一瞬はスッとするかもしれないけれど、それは結果的にはいいものを生み出すことにはつながらないんだよね。

こういうときこそ、「感謝の気持ち」だと思う。自分が辛いときは、周りの人も辛いんだ。それぞれがいろんなものを抱えて頑張ってるんだ。
ちょっとした「ありがとう」「ごめんね」「助かるよ」「すごいね」「おつかれさま」。その言葉を投げかけられる余裕を持とう。集団で創り上げることを通して、様々なことを学んでほしいと思う。新しい友情や人間関係、そしてお互いを信頼するその気持ちを作って欲しいな、と。

そういうやり取りを経て、君たちはきっと成長していきます。そしてそれは、これから学校祭が終わったあとに待ち受けている高文連の制作に必ずや生きてくる。制作だって、ひとりでやるんじゃない、みんなで創り上げるんだってことを心において、今を頑張ってくださいな。。

ま、そんなこんなでちょっと大変そうなんですが。
学校祭準備が始まるちょっと前までは、高文連もぼちぼち取り掛かっていました。
1年生の構図の相談に乗ってあげる2年生。

本校で開催された美術部の顧問会議が終わったあと、みんなのアイドル、江差の十河先生と七飯高校の石橋先生が美術室にやってきて、それぞれにアドバイスをくださったりもしました。

そうそう。
今年の高文連道南支部美術展のポスターが完成しました。

今年のポスターには、道南支部から全国高総文祭への出品を決めた、本校の美術部員さよちんの作品を大きく掲載。その他全道優秀作品に選抜された市函の2作品、中部高校と西高校の作品も掲載しました。
自分で作ったからというわけではないですが、やっぱり全道優秀作品に選抜された作品を掲載したほうがいいだろう…との判断で、市函の作品が計3点載っちゃっています。ご了承ください…。
今回のポスターは全国作品の黒の色味を活かすため、「マットPP」という加工を施してつや消しで質感の高いポスターに仕上げてみました。
道南の美術部には既に配布されていますので、見る機会がある方はぜひよく見てみてほしいなと。

さて。
そう、6月は忙しかったんです。例年6月上旬の前期中間考査が終わった頃から、これまた毎年恒例となっている柳星祭ポスターの制作に全力で取り組んできました。

毎年毎年…この学校祭ポスター制作はものすごい労力をかけているわけで…労力っていうか、全精力を注いでいるといっても過言ではないかもしれません。
毎年2年生の部員が担当していて、今年はもりや副部長・はうる・ハマミチの3名が名乗りを上げました。

名乗りを上げたというか、実は2年生でポスターをやりたい人が多すぎて、悩んだ結果なんとくじ引きで決めるという展開に。そこで当たりを引き当てたのがこの3名だったというわけ。
今年も実に、実に実に悩みまくり、何度も何度も考えては作り直しての日々が続きました。作品に命を吹き込むキャッチコピーだって、もう何通り考えたかわからない…。。

だいたい完成が見えてきてからレイアウトや色味を微調整するんですが、これもまた細かく試行錯誤を繰り返しています。消したり付け加えたりそれぞれの色味を濃くしたり薄くしたり、歪みを補正したりして…。そしてキャッチコピーをあーだこーだ言いながらちょっとずつ言葉を変えてみたり言い回しを工夫してみたり…。とにかく一言では言い表せない苦労がそこには詰まっているのです。

まぁだいたい完成した作品を見る際には、そんな過程など知る由もないし、どうでもいいことなんですけどね。
ま、ここは美術部のブログ、顧問が好き勝手に書いちゃうブログなんで、ネタバレは格好悪いんですが、あえて書かせてもらっちゃいます。
 
 
 
 
 
そして完成したのがこちら。

キャッチコピーは「そのとき僕らは 星空よりも輝いていた。」。サブキャッチには、今回の柳星祭テーマである「By Designism」に沿うようなかたちで「つくりあげるのは、モノだけじゃない。」としました。
背景には、夜空を眺める高校生たち。その満天の星空にはたくさんの流れ星が。仲間たちとともにキラッキラに輝く流星にそれぞれが思い描く願いを送っているその光景は、自分たちでは気付いていないけれど、その時、まさに今こそが一番輝いているのではないだろうか。
そのような思いを込めて、ポスター化しました。

ここにたどり着くまでが実に苦難の道のりで…。昨年も相当悩みに悩みぬいたポスターでしたが、今年もそれに負けずいっぱい考えて、いっぱい悩んで、いっぱいケンカ?しながら作り上げました。ちなみにこの写真は明るい時間に撮った写真で、そこに手描きの絵を複数枚合成してあたかも夜空のような風景に仕上げたんですよ。
ぜひ!柳星祭ポスターを見かけた際には、よく見ていただけたら嬉しいです^^

そんなこんなで、ここ最近の美術部の様子でした。
さ、学校祭まであと少し!頑張っていろいろやってますので、一般開放の際にはぜひ美術部の展示に足をお運びくださいね♪
こちらも毎年恒例、似顔絵コーナーも開催しております♪
部員一同心よりお待ちしております^^


「ハコビ・マジカル・ワークショップ」ボランティアに参加してきました。


このたび函館美術館が主催となって開催されるワークショップ「ハコビ・マジカル・ワークショップ」のボランティア要員として、本校美術部員10名が5月25日・26日の2日間、函館美術館にて活動してきました。

いきさつとしては、市立函館高校では「函館学」という授業があり、その中で今年度の1年次生より「地域探求学習」というものが設定されたのですが、その関係で担当の先生から「函館美術館で開催されるワークショップに美術部の活動として参加してみてはどうか」という話があり、部員に参加希望を募ってみたところ、ぜひ参加したいという声がわわーっと上がり、まずは今回のワークショップボランティアに3年生を中心とした10名(3年生8名・2年生2名)で参加することとなったのでした。

まずはワークショップ前日の25日金曜日、この日は高体連集約日ということで4時間授業でした。
さっそく午後3時に美術館へ向かいます。講堂に通された我々は、まず2日間の流れについて説明を受け…

会場設営を行いました。椅子を片付け、指示に従いブルーシートを敷きます。

ここで函館美術館の学芸員さんである井内様から今回のワークショップの講師である景澤先生のご紹介と説明がありました。

今回のワークショップは、「京友禅体験〜ハンカチ染め〜」。伝統工芸である友禅染を体験するワークショップであり、そしてそのお手伝いをするということでした。

早速材料や道具の配布のお手伝いをします。
友禅染の顔料が並ぶと、部員たちから「わぁーきれい!」と声が上がりました。

この日はまず友禅染を体験します。各自図案が描かれたハンカチを選びました。図案は先生が前もって手描きで描いてくださったもので、一枚一枚が手描きです。失礼ながら最初プリントされたものかと思っていました。この枚数を手描きとは…すごい…。。
部員たちは、様々な和の素敵な柄に既に心が完全に奪われている様子でした。

さて、最初に作業がしやすいように「伸子張り(しんしばり)」を行います。竹ひごの両端に針がついていて、それを使ってハンカチをぴんと張っていきます。針がついていて気をつけないと怪我をしそうでした。

梅皿にそれぞれ好きな色を出し、早速彩色開始。

さすがに美術部とあって、絵の具を使うことについてはお手のもの。各自思い切って色を差し始めます。

実に発色が綺麗ですねぇ。

もう、言われなくてもぼかしを入れ始めています。

最初は慎重でしたが、どんどん筆が進み、ノリノリに。

ワイワイやりつつも、かなり真剣に制作しています。このあたりはさすがだなぁと感心。

そんな中、キングが「にじみ過ぎてはみ出しまくった…!もう鱗粉にするしかない…!」と騒いでいました。

さよちんは淡くさわやかに色を置いていって、ほぼ完成かと思った矢先に「もっと渋くしたいですね…」と、いよいよ黒系の色を差し始めます。

こちらではいよいよ立ち上がって図案の周辺に色を差し始めるガースー。みんな自由です。実に自由。

もくもくと制作に励むハマネル。実に綺麗な配色だなぁ…。

あっいよいよさよちんが周りを黒く染め始めました。彼女はとどまるところを知りません。

そしてとなりのおつるも負けじと黄緑に染め始めます。

そんなこんなで皆集中しすごく楽しそうに制作をしているんですが、まぁ美術部の性格上、どんどんのめり込んでいくために時間がかかりまくり。
もう予定の制作時間はとっくに過ぎているにもかかわらず、そんなことお構いなしに制作を続けます。
もちろん美術館の方々もそのあたりは理解してくださり、時間を延長しての制作となりました。

しかしそれでもいよいよ時間が無くなってきました。
背景を染め始めたふたりは急ピッチで制作を進めます。

キングとハマネルが談笑しています。同じ蝶の図案を選んだ仲間としての絆が生まれたのでしょう。

ひたすらもくもくと一言も発さず集中して制作していたはうるの作品は、とても美しい色味になっています。細かいなぁ…そして色が美しい…!

さて、いよいよ終わりが近づきました。各自名前を入れて完成となります。

ハマネル…名前がデカいな…(笑)

おしゃない部長のはなんだか小学生のもちものみたいな名前の入り方になっています。

タイムアップ目前でさよちんが三日月を描き入れました。時間がない!と、ガースーとともにダブルでドライヤーをあてています。

そんなこんなで美術館の閉館時間をオーバーしてまでの制作となりました。すごく…自由…いやぁ最高ですね。

さらにそのあとは特別展の観覧までさせてもらい、すべてが終了したのは夕方の6時半頃。
もうなんだかただただ楽しんだだけの友禅染体験でした。完成した作品とともに記念撮影。とても充実した表情を浮かべています(笑)

というわけでこの日はこれにて終了。皆満足して帰路につきました。
 
 
 
 
そして翌日。
12時半前に集合した我々は、いざ美術館へ。この日は天気がめちゃくちゃ良かったです。

さっそく会場設営。荷物置き用の椅子を並べます。

ほどなくして参加者がどんどんやってきました。元気よく挨拶を交わし、全員が席についたところでいよいよワークショップの開催です。

先に特別展のギャラリーツアーを行い、

その後はまた講堂に集合し、景澤先生より友禅染の解説がありました。

そして制作が始まりました。
部員たちは参加者の制作のサポートということで、各々が動きまわり、参加者とのコミュニケーションを取っていきます。
小さなお子さんも参加されているので、早速フォローについてまわります。

前日にしっかり制作をしただけあって、談笑しながら的確なアドバイスをしていました。伸子の針に気をつけて…。

今回、顧問はあえて一切のフォローを行わず、すべて部員だけで動いてもらいました。たまにちょいちょい部員にツッコミを入れながら。
こういうのすごく好きなので本当はすごく話しかけたりしたかったんですが、花はすべて部員に持たせます。顧問はひたすら撮影係に徹します。

こうやって見ていると、それぞれの動きがよくわかりますね。まるで実習生の授業を見守っている感じ。
例えばキングは常に引きの姿勢で見守る派のようです。うん、見守っていますね…。

笑顔で積極的にどんどん接していくさまは、大したものだなぁと感心して見ていました。

女の子は落ち着いて黙々と楽しそうに制作するのですが、やはり男の子はちょっと動きたくなってしまいます。そんな子のところに、言われなくてもしっかり張り付いてサポートしていました。えらいえらい。

顔を寄せてコミュニケーションを取っています。こういうときは目線の高さを合わせることが大事。わかってますねぇ。

おや、キングが徐々に近づいてきました。

ハマネルは身を乗り出して御婦人とコミュニケーションを取っています。なんか意外。
いやぁしかし皆さん楽しそうに制作していましたね。ていうか楽しいに決まってるよなぁ…。

にしてもいちいちキングの表情が素晴らしいです。もはや保護者のようだ(笑)

かくして制作が終了。やはり予定の時間を30分ほど超えての制作でした。皆さん制作に没頭されていましたね。
完成作品を前に出てご披露。どれも素敵な作品でした。

完成した作品は各自持ち帰りです。自宅でアイロンを掛けて顔料を定着させると、洗っても落ちることがなくなるとのこと。
きっと実際に使ったり、部屋に飾ったりされるのではないでしょうか。実にいい体験だったと思います。参加された皆様、お疲れ様でした。

 
 
 
というわけで、本日のワークショップは無事終了しました!

ずっと立ち歩いての活動だったのと、笑顔を作りっぱなしだったためか相当に疲れたようです(笑)
ニコニコマシーンでおなじみのおしゃない部長ですら「いつも笑顔だから別に大丈夫なんですけど、さすがに頬のあたりがピクピクしましゅ…」と話していました。いやぁ、笑顔は大事ですよね。遠巻きに見ていた顧問ですら、いつもより気持ちニコニコしていたので顔が疲れましたから…。

今回の体験を通して、友禅染についての知識を学び、また体験もすることができ(僕らは無料でよかったのですか??ってくらいでした)、また地域の人たちと交流することができてとても良い機会でした。
”ボランティア”と言いつつも、純粋に2日間実に楽しく充実した時間となり、むしろこちらが参加させていただけたことに感謝するような取り組みとなりました。この場をお借りしまして、函館美術館の井内さんや京友禅講師の景澤先生をはじめ、関係の方々にお礼申し上げます。本当にありがとうございました。

ぜひ機会がありましたら、函館美術館のワークショップに参加されることをオススメします♪
市函美術部としましても、また今後開催されるワークショップのお手伝いをさせていただくことがあるかと思います。その際には、どうぞよろしくお願いいたします。

以上、今回のワークショップボランティアの報告でした♪あー楽しかった^^


雨に降られた美術地区大会、2日目の様子。


地区大会1日目に引き続き、2日目の様子です。

前日はなんとか持ってくれた天候も、この日は……

雨…天気予報通り、朝から雨がしとしと…。。

このあとも雨は降り続き、かつ風が強いため、屋外での制作は難しいと判断。
室内で各自の制作を続けることとなりました。

体育館内にブルーシートを敷いて、制作。

まぁ状況が状況だけにやむを得ない展開ではあるんですが、あくまで今回の大会参加に関わって「現場での制作」を推奨してきた市函美術部としては、現地ではない体育館内で描くのは本来ではない…と。
「これ…外に行けませんかね?傘さしてなんとか描けませんかね??」と言ってくる者もいたんですが、霧雨レベルならまだしも、さすがに横殴りの雨の中では傘さしても厳しいわけで…。そんな感じで泣く泣く室内制作となりました。

が、そんな状況にも関わらず、「行ってきます!」と申し出る勇者たちが。

実は彼女らの制作場所は函館公園の東屋で屋根付きの場所だったため、なんとか描けそうと判断したようです。
完全装備で戦いに赴きます。

さて、残った部員たちは制作の続きを…。

昨日の時点で今日が悪天候であることは予想できたため、一応現地の写真は資料としてスマホで撮影してくることと指示してありました。

ただ、もし屋内で制作することとなった場合でも、スマホを凝視して「写真の模写」として制作することの無いよう、現地で見たり感じたりした光景、空気や匂い、光や温度の記憶を頼りにして、あとは資料としてときおり写真を参考にしつつ描こう、という方針で取り組んでいます。

前日は各々の場所で制作していたので気軽に制作中の様子を互いに見に行くことは難しかったんですが、同じ体育館で制作しているとなると、当然見放題。これはこれでいいですね。

まぁぶっちゃけて言うと、写生会の風景画を想像やスマホの資料をもとに制作する時点で賛否があるわけです。
それでも、部員たちからは一生懸命作品として仕上げよう、仕上げたい、という思いをひしひしと感じるんですよね…それならば、好きなように精一杯やってほしいと思ってしまうのです。

その都度現地の写真を確認しつつ、自分の世界観を大切にして制作していきます。もうこれを習作として高文連の30号にしてもいいくらい。。

みんな真剣に制作に励んでいました。

そんなこんなで、12時頃をもって制作が終了。展示作業に移ります。このあと昼食を取って、グループ別の合評会になります。

先に江差の十河先生に講評をいただく部員も。

合評会の様子。

8つのグループ別に分かれ、各学校の顧問の先生がグループの作品の講評をしていきます。

ちなみに今回大会に臨んだ美術部員は121名。少し前から考えると少子化の影響なのかすごく減ってしまいました。200人とかいた時代もあったんですけどね…。。

合評会で感じて欲しいのは、人によっていろいろな見方があるんだな、ということ。
いろんな見方があるから新たな発見があって面白いし、いろんな見方があるから、独りよがりな作品は伝わりにくい。けれども多くの人に迎合する作品を作ることが全てではなく、こだわりを持った独自の視点を大切にすることも大事なわけで。
要するに、そういうことも含め、きっちりこの二日間の大会の中で「自分の作品」をつくることが目標だったのですが、どうだったかな?

最後に作品を持って記念撮影。

短い時間の中、屋外で気候と格闘しながら油彩画の制作を通して、様々な経験ができたのではないでしょうか。
3年生はいよいよ最後の地区大会でのびのびと描きたいもの、やってみたい表現に取り組みました。2年生は昨年の経験をバネにそのレベルアップした力を発揮できたようです。そして1年生は始めたばかりの油絵を2日間で描ききるというやや無謀な挑戦にも負けず、頑張って取り組んでいました。

さぁ、次はいよいよ夏の高文連!全国までつながるこの高文連に向けて、いよいよ動き出すことになります。
今年はどんな作品が生まれるのか…もー今から楽しみでなりません。
また忙しい夏がやってくるね!みんなで頑張っていこう!!


平成30年度高文連美術地区大会・1日目の様子


本日5月17日と明日18日は美術部の大会、高文連道南支部美術地区大会が函館市にて開催されています。
その1日目の様子を写真で紹介していきます。

今回の美術部の地区大会は、要するには写生会。とくに賞が付くとかそういうものではなく、純粋に外で描くことの楽しさを知ったり、今後の課題を見つけたり、他校の作品から刺激を受けたりして、夏の高文連に向けてのモチベーションを高める大会でもあったりします。
昨年はグリーンピア大沼が会場だったんですが、今年は函館が開催地。ふるる函館を会場として二日間の写生会が開かれるのでした。

というわけで、なんせ外での制作ですから晴れて欲しい…んですが、大会当日の天気予報は…。。
函館地区は梅雨が近いから?なのか、ここ最近天気がイマイチだったんです…。

そんな感じで心配された天候だったんですが……
 
 
 
 
なんと雨は朝のうちに上がり……

制作スタートの時にはなんと晴れ間が…!!!思わずおつるも大喜び…!!

出発前の集合写真だって、えらい爽やかに撮ることが出来ました!
いやー太陽って偉大!!制作のモチベーションも一気に上がります^^

さ、出発ですよー!!

市函美術部は全員油彩画を制作します。
二日間あるとはいえ、移動して場所を決めたり準備したりとなると、制作時間は実質6時間程度。結構ゴリゴリ描かなきゃ完成まで持っていけません。
しかも今回は、1日目の今日はかろうじて晴れてくれたんですが、明日は完全に雨とのこと…。今日でどこまで描けるかが勝負になりますな。。

さぁ、どんな感じに作品が生まれるでしょうかー?楽しみですねぇ♪

ここからは制作の様子を写真にて綴っていきます。
今回本校からは31人が参加。その多くは函館公園にて制作していました。

1年生も張り切って制作しています。二日間でどこまでいけるか…?!

ぜひ楽しんで描いてほしいものですね。

開始早々公園内で腕時計を落とした彼女ですが、親切な方が管理事務所の方に届けてくださいました。よかったよかった…。

デスケールを使って構図を決めています。
今年の1年生が購入した油彩セットにはおまけでデスケールが入ってたんですな…先輩たちがうらやましがっていました(笑)

東屋では、2年生が陣取って制作していました。ここなら雨が降っても大丈夫。

小川のところにも2年生が。2年生ともなるとさすがに油絵の具に対して躊躇なく描き始めていきます。

キャンバスの裏に落描きするのはもはや定番…。

こっそり忍び寄ってシャッターを切っていると音に気づいて振り向いたおしゃない部長。

キングとさよちんが木の幹に目をつけて描いていました。

もりや副部長もゴリゴリ描き始めて全然こっち見てくれません。

ていうか基本もう誰もこっち見てくれません…。まぁ自然な様子を撮りたいからいいんですけど(笑)

階段をいい色でとらえていましたねぇ。さすが2年生ともなるとレベルアップが見えます。

そんなこんなで広い園内をウロウロしていたらもうお昼に…。
1年生がおべんとうを広げていたところにもなちん登場。しかし目線はくれません…ジャケ写のつもりなのでしょう。

木に挟まれパンをかじる彼女は、なんだかジブリの世界にいるようです。

さ、そんなこんなで公園内にいる部員はコンプリートしたので、お次は漁港の方へ。

いました、ショッキングピンクのつなぎを着たおきゃべが。目立つなぁ…。毒々しいなぁ…。

と思ったらその後ろ側にはどばしが…!

開始して1時間半程度でもういい感じになってますねぇ。絵具を置く描き方で、実に雰囲気が出ています。

さて、お次は……

立待岬です。

会場からはそこそこ離れているためか、もしくはいわくつきの場所だからなのか、なかなかここで制作する部員は今までいなかったんですが…とうとうここまで来て描く者たちが出てきました。

さすがに海からの風があってちょっと寒かったですが、ちょうど太陽が雲の切れ目から顔を出してきていて、とても綺麗な風景が広がっていました。
いやぁ…絵になる場所だ…。。

さ、また移動です。
お次は函館八幡宮付近。

これまた顧問が今まで立ち入ったことのない場所で制作していました。ここもまた雰囲気があるねぇ…。

会場にスマホを忘れてきたため連絡が取れないという、携帯を携帯しない安定のガースー。

しかし作品は実にいい感じで…。もうすでにそこに空気が感じられます。

完成が楽しみですな♪

ここで一旦顧問の打ち合わせがあったため会場に戻り、終了後また部員探しの旅へ。しかしもう制作時間終了まであとわずか…!果たして全員に会うことが出来るのだろうか…?!

元町公園付近に行くと、いましたいました、おつるにまっつん、山Pが。

さすがに3年生はもういい感じで描いています。

ま、まぁ3年生なら大丈夫だろう…と、巡回の順を後半に回していたんですが…やはり正解でしたね。しっかり制作していた模様。

というわけでここで制作時間終了となりました。
顧問はひとあしお先に会場に戻って、皆を迎え撃ちます。

この会場前の坂がキツイんだな…!

続々と戻ってきますねぇ。

なんだかんだで最後まで雨も降らず、ニコニコしながら帰ってきました。いや、疲れてるのか…?

別方向からは立待岬組が。無事時間内に戻ってこれたようです。

というわけで本日の制作はこれにて終了。
会場の体育館に作品を置きました。どれもなかなかよく描けています。

全体での諸連絡のあとは、中間合評会を行い、それぞれの作品に対してアドバイスというかコメントを。
明日の午前中はおそらく雨…。小雨であれば現地へゴーって感じなんですが、雨の降りようによっては室内での制作に…。でも個人的には「写生会」ですからやはり現地で描いて欲しいなぁ…と思いつつ。スマホに頼りっきりにはなってほしくないですね…。

そんなこんなで解散。
お互いで作品を見合って盛り上がっていましたね。
1年生も初めての地区大会、屋外での油彩画制作ではあったものの、しっかりと絵の具を乗せて描いていました。よしよし…!

というわけで、明日に続きます。
午前中だけでも雨…降らないでほしいなぁ…。。