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雨に降られた美術地区大会、2日目の様子。


地区大会1日目に引き続き、2日目の様子です。

前日はなんとか持ってくれた天候も、この日は……

雨…天気予報通り、朝から雨がしとしと…。。

このあとも雨は降り続き、かつ風が強いため、屋外での制作は難しいと判断。
室内で各自の制作を続けることとなりました。

体育館内にブルーシートを敷いて、制作。

まぁ状況が状況だけにやむを得ない展開ではあるんですが、あくまで今回の大会参加に関わって「現場での制作」を推奨してきた市函美術部としては、現地ではない体育館内で描くのは本来ではない…と。
「これ…外に行けませんかね?傘さしてなんとか描けませんかね??」と言ってくる者もいたんですが、霧雨レベルならまだしも、さすがに横殴りの雨の中では傘さしても厳しいわけで…。そんな感じで泣く泣く室内制作となりました。

が、そんな状況にも関わらず、「行ってきます!」と申し出る勇者たちが。

実は彼女らの制作場所は函館公園の東屋で屋根付きの場所だったため、なんとか描けそうと判断したようです。
完全装備で戦いに赴きます。

さて、残った部員たちは制作の続きを…。

昨日の時点で今日が悪天候であることは予想できたため、一応現地の写真は資料としてスマホで撮影してくることと指示してありました。

ただ、もし屋内で制作することとなった場合でも、スマホを凝視して「写真の模写」として制作することの無いよう、現地で見たり感じたりした光景、空気や匂い、光や温度の記憶を頼りにして、あとは資料としてときおり写真を参考にしつつ描こう、という方針で取り組んでいます。

前日は各々の場所で制作していたので気軽に制作中の様子を互いに見に行くことは難しかったんですが、同じ体育館で制作しているとなると、当然見放題。これはこれでいいですね。

まぁぶっちゃけて言うと、写生会の風景画を想像やスマホの資料をもとに制作する時点で賛否があるわけです。
それでも、部員たちからは一生懸命作品として仕上げよう、仕上げたい、という思いをひしひしと感じるんですよね…それならば、好きなように精一杯やってほしいと思ってしまうのです。

その都度現地の写真を確認しつつ、自分の世界観を大切にして制作していきます。もうこれを習作として高文連の30号にしてもいいくらい。。

みんな真剣に制作に励んでいました。

そんなこんなで、12時頃をもって制作が終了。展示作業に移ります。このあと昼食を取って、グループ別の合評会になります。

先に江差の十河先生に講評をいただく部員も。

合評会の様子。

8つのグループ別に分かれ、各学校の顧問の先生がグループの作品の講評をしていきます。

ちなみに今回大会に臨んだ美術部員は121名。少し前から考えると少子化の影響なのかすごく減ってしまいました。200人とかいた時代もあったんですけどね…。。

合評会で感じて欲しいのは、人によっていろいろな見方があるんだな、ということ。
いろんな見方があるから新たな発見があって面白いし、いろんな見方があるから、独りよがりな作品は伝わりにくい。けれども多くの人に迎合する作品を作ることが全てではなく、こだわりを持った独自の視点を大切にすることも大事なわけで。
要するに、そういうことも含め、きっちりこの二日間の大会の中で「自分の作品」をつくることが目標だったのですが、どうだったかな?

最後に作品を持って記念撮影。

短い時間の中、屋外で気候と格闘しながら油彩画の制作を通して、様々な経験ができたのではないでしょうか。
3年生はいよいよ最後の地区大会でのびのびと描きたいもの、やってみたい表現に取り組みました。2年生は昨年の経験をバネにそのレベルアップした力を発揮できたようです。そして1年生は始めたばかりの油絵を2日間で描ききるというやや無謀な挑戦にも負けず、頑張って取り組んでいました。

さぁ、次はいよいよ夏の高文連!全国までつながるこの高文連に向けて、いよいよ動き出すことになります。
今年はどんな作品が生まれるのか…もー今から楽しみでなりません。
また忙しい夏がやってくるね!みんなで頑張っていこう!!


平成25年度高文連美術道南支部地区大会の様子!


5月20日・21日の両日は待ちに待った高文連美術道南支部の地区大会!
今回の当番校は森高校さんで、会場はグリーンピア大沼でした。

地方での大会は前回の江差大会から数えると実に4年ぶり。函館大会だと函館方面の高校は宿泊することができないので日帰りとなるのですが、今回は宿泊できるとあって部員も相当楽しみにしていたようです♪

ただ…当初天気予報では晴れだったような気がするんですが…大会が近付くにつれだんだん天候が下り坂に…そして当日朝には雨が…。。ちと不安だったのですが本降りにまでは至らず、二日目は晴れ間も出てきてくれて制作日和となりました♪

これが会場となったグリーンピア大沼。初日はこんな天候でした…。

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開会式の様子。

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開会式も終わり制作に向かう準備を整えています。

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で、制作開始!

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江差の十河先生にアドバイスをもらう根っこ。

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まー霧が深くてなかなか寒い日でした。
というわけで一日目の制作が終了。

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寒い中結構しっかりと絵の具を乗せてきました。
さすがに上級生は慣れてる部分もあり、みんながっつり描いてます。
1年生も油彩の練習をしてきたのがよかったのか、結構思い切って遊んできました。なかなかいいぞ!

夕食風景。
この列全てが市函美術部です。全26名。めっちゃ多い(笑)

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食事が終わったあとはしばし休憩の後に夜の研修会が開催されました。
研修会では、秋の高文連に向けてモチベーションを高めるために、私と檜山北高顧問の藤本先生による全道・全国作品の紹介をしました。
私からは今回の地区大会の意義、そして全道・全国に向けて制作する姿勢などについて話し、歴代の全国作品の中でも見せたい作品を選んで講義しました。
最初パソコンで…と思っていたんですが、iPadを使えば拡大して見せることも簡単なので、わざわざHDMI端子のついたプロジェクターを学校から持っていきました。全国レベルの描き込みを伝えられたのではないかと思います。iPad便利!

で、本当であればその後うちの作品を並べて中間合評会を行おうと思っていたのですが、外は雨が…。体調不良の生徒も出ていたので断念しました。まぁ仕方がない…。

で、二日目。
朝は微妙な天気だったんですが、前日に比べたら晴れてきそうな天気。残りの制作時間は正味2時間強。
この時間でさらに描き込みをし、「作品」と呼べるものを仕上げていきます。

ピンクなふたり。

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さ、ゴリゴリ描いていきます。

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制作が始まる頃にはだんだん晴れ間が見えてきました!

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前日とは光の当たり方ががらりと変わっています。
描き直しをしなくてはならない箇所も増えてきます。が、それが「外で制作すること」の面白いところでもあります。
他校の生徒の中には体育館の中で制作を続ける者もいたようですが、体調不良なら致し方無いにせよ、昨日よりいい天気なんですから外で描かなきゃ意味がありません。いったいあの生徒らは何を見て描いていたんだろうか…。

うちの部員はもちろん全員外で描いています。昨日体調が悪くなった部員も頑張って外で描いていました。
私はよっぽどでなければ中では描かせません。でも数年前の函館大会で大雨にやられた時は、仕方が無く雨がやむまで体育館で描かせたこともあったっけな…。ま、それでも雨がやんだらみんな飛び出していきましたけどね。その気持ちが大切なのです。

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みんないい顔して制作してましたよ!やっぱり外で絵を描くのは気持ちいい!
昨日の雨のせいか小さな虫が大量発生していたり、ちょっと風もあったりと大変だったようですが(^^;;;

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そんなこんなで12時半に制作時間タイムアップ。なんとか全員完成できたかな?!

体育館に戻り、それぞれ自評文を書いています。作品に込めた思いを文章で表すことも制作を振り返るという意味で大事なことです。

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昼食後はグループ別の合評会。
10のグループに分かれ、各学校の顧問から作品の講評を受けます。
私のグループでは、全部の作品の講評が終わったあと、昨日の研修で言い残していたことを語りました。

「高文連の作品を、死ぬ気で描いてほしい。うちはそういう気持ちでやっているし、それくらいの気持ちで描いている。生徒は全道、全国にたくさんいる。それらの作品と並んだときに、中途半端な作品で恥ずかしい思いをするのは自分なんだ。全力で取り組んで欲しい」

まぁ…なんてえらそうなんでしょう(-。-;)でも、それくらいの気持ちで取り組んでくれないとね、部活動として取り組む意味がないと思うんです。学校からお金もらって制作させてもらってるんですから。やるなら全力でね、やってほしいわけです。
さ…どれくらい伝わったんでしょうか。

終わったあと、ちょうどうちのグループだったネスミス部長から「先生、熱かったですね……!」と言われました(^^;;;
ま、部活のミーティングではいつも言ってるようなことなんですけどね。

というわけで、最後に記念撮影!皆さん変顔してますねぇ(笑)

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あれ?何人かいない??と思ったら、たまたまいなかったようで…。
残り3人で記念撮影^^

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そんなこんなで美術部の春のおまつり、地区大会が無事終了しました。
大会当番校の森高校の神田先生をはじめ教職員の皆様、携わった部員の皆さん本当にお疲れさまでした!

さ、これからは高文連に向けて全力で走っていかなくては!すでに構想はだんだん煮詰まってきている部員も多くなってきました。1年生もいよいよ動き出しています。3年生はいよいよ最後の高文連!2年生は全国目指して頑張れ!!
このあとには中間考査、学校祭と行事が入ってきますが、うまく時間配分をしながら全力で取り組んでほしいと思います。