ダリの版画展と輪島先生の個展。
- 2018 7/22
市函は週明けの火曜日から夏休みがスタートします。
そんな夏休みスタートも目前の日曜日。今日も部員たちは元気に制作に勤しんでおりました。
もちろん3年生も講習で疲れ果てながらも毎日頑張ってるし、1年生も初めての30号で不慣れながらも一生懸命頑張っています。
が、やっぱり2年生の頑張りが目立ちます。1年経つとこうも変わるかぁーとなんだか感慨深い。まだこれからではありますが、実に楽しみだなぁ。
まぁ姿を見せない人もいるんですけどね。
当たり前だけど、頑張ってる人は全力で応援したくなるし、適当にやってる奴には貴重なリソースを割きたくない。そういう奴は…もう…勝手にやってもらおう…。
とまぁ風通しも悪くくっそ暑い中頑張る部員のために、差し入れを。2日連続で大量のアイスを買ってきました♪
近所のシャトレーゼのアイスが種類豊富でかつ食べごたえのあるもので、それでいてコスパがいい!ということで、無駄に様々な種類のアイスを購入しまくってきたのでした。まぁ…自分で食べたいってのもあるんですが。
よって今準備室の冷凍庫には大量のアイスがストックされています。とても一人では食べきれない量なので、今後も頑張ってる人には施しがあるかもしれませんぜ^^
さてそんな中、今日は部員を引き連れてこれまた近所の函館美術館へ作品鑑賞に行ってきました。
徒歩10分で美術館に行けるって、すごく幸せな環境ですよ。しかも無料で鑑賞できるという…!
今回の鑑賞会は、「奇才・ダリ版画展」。シュールレアリスムの巨匠、サルヴァドール・ダリの貴重な版画や彫刻がたくさん展示されているんです。先週は美術館ウィークと称して授業でもここ函館美術館を利用させていただきました。
函館美術館の皆様には、この場をお借りしましてお礼申し上げます。いつもありがとうございますm(_ _)m
というわけで流石に美術館の中は写真が撮影できないのですが、展示室の最後に「ダリの作品のモチーフをコラージュしてみよう」というコーナーがありまして、ここは撮影が許可されているのであります。
大きな壁面に、マグネットになっているモチーフを貼り付けられるようになっているんですね。
こんな感じで遊んでみたり。
まぁ…バラのモチーフが何の象徴なのかをわかっているのかわかっていないのかはさておいて…。
顧問も遊んでみました。「食物連鎖」。
左下の蟻が自分というイメージで。んーなんとも安直…。。
いいかどうかはさておき、面白かったです(笑)
ダリといえばシュールレアリスムの巨匠なわけですが、最後のコーナーにあった「天才の日記」に出てくるダリの名言には感銘を受けました。
途中の垂れ幕にも「画家を志す者のための十の掟」が掲載されていて、それがどれも実にいい。
「完璧を恐れるな。君は絶対到達できはしないのだから!」
「昔の巨匠のように素描と彩色を学ぶことから始めたまえ。そのあとでなら好きなように描くがいい。誰もが君を尊敬するだろう。」
「眼も、手も、脳も粗末に扱うな。画家になったとき、必要になるからだ。」
「自分の絵に罵詈雑言を吐くようなまねをしてはいけない。でないと君が死んだとき、絵のほうが君を罵倒するだろうから」
「怠惰のなかに傑作は生まれない!」
「君の絵が君を愛さなければ、君の絵に対する愛は何の効果ももたらさない。」
シュールな世界観を表現するにあたっても、当然ながらそこには基礎基本となるデッサンが必要なわけで、徹底的に写実を極めたからこその「超現実主義=シュールレアリスム」なんだなぁと。ダリは自分のことを天才と言うけれど、そこに至るまでにはものすごい努力も当然あったんだろうなと。
いいですよね。自分の絵を愛せよ。経験に無駄なものはない。怠惰の中には傑作は無し。基礎をしっかりやるからこそ、好きなものを表現できる。
ぜひ美術を志す者は心に刻んでおきましょう。
あと、ダリ自身が作家たちを点数評価していたりして、フェルメールとかはものすごく尊敬していたんだろうな…と思う反面、モンドリアン…モンドリアンの評価たるや…。。もうダリ展の引率も今日で5回目でしたが、あの評価表は何度見ても笑ってしまう…。
ぜひ、函館美術館での観覧をオススメします♪8月26日まで開催されていますので^^
あと、先日ですがこちらの個展にも行ってきました。
「輪島進一 小品展 ー光影にたたずむー」
輪島先生は私が以前より様々な場面でお世話になっている方で、一見見た目的にはおだやかな方なのですが、作品は「え?あの方がこんなすごいの(失礼)描くの?!」って驚いてしまうくらい、とっても素敵で勢いのある作品を描かれる方です。
こちらの個展では輪島先生の許可を得て展示の写真を撮影させていただきました♪
もう、圧巻のひとこと。
だいぶ前に初めて輪島先生が制作されたペン画の作品を拝見したときに度肝を抜かれまして…それ以来もう輪島ワールドの虜なのです。
こんな感じで作品が展示されていました。
思わずふたりでの写真を撮ってもらいました(笑)
輪島先生は市函美術部を大変に応援してくださっていて、うちの部員もいろいろな場面でお世話になっています。
いつもブログも観てくださっているようで、とてもありがたい限りなのですが…逆にプレッシャーも感じますね^^;
また、先日は大谷大学の某先生が来校され、ちょうど制作途中の美術室を覗いていかれたのですが、その様子を大変に褒めてくださいました。
部員たちよ、君たちは君たちが思っている以上に、多くの人たちから期待され、楽しみにされています。これってすごいことなんだよ、本当に。
それに応えるには、もうとにかく頑張るしかないのだよ。本当に君たちは幸せだよなぁ…。頑張ろうぜ!!
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