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あと2日。


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いよいよ高文連美術展の搬入があと二日と迫ってきました。
今日は球技大会でしたが、放課後は当然制作です。

しかしながら、その時間のない制作前に全員集合してミーティング。
ミーティング内容は……簡単に言うと大お説教大会でした。

言われたことだけしか出来ないようでは、何に対してもそれ以上のものを生み出すことはできない。様々なことや人に対して想いを巡らせられるようになれと。
ただ制作してりゃいいんじゃない、大事なことを忘れるなよと。自分のことしか考えてない奴に何ができるのか。何のための集団生活なのか、何のための部活なのか。そこで何を学ばなきゃならないのか。まぁそんな感じの話をしました。

はっきり言って、説教なんてしたくないんです。本音はいつもニコニコ楽しくやりたいんです。

だけど、我々がやっていることは部活なんです。だから、部活を通して学んで欲しいんです。美術部にはいろんな人がいる。強い人もいれば弱い人もいる。いろんなことを考えて動く者もいれば、自分のことで手一杯の者もいる。
そんな中で、どうすれば部活としていい方向に向かえるのか。それはやはり一人ひとりがいかに周りの人に感謝の気持ちを持って接することができるか。いかに周りの環境や親、学校に生かされているのかということをきちんと理解することなんじゃないか。感謝の言葉を口に出来るか、そして空気を読んで行動できるようになれるか。それが集団生活の中で身に付けなくてはならない、生きていくためのスキルなんじゃないかと思うんです。

が、子どもと大人の狭間である高校生はまだそのあたりがわからない。それがわかってないから、やっぱり言わなきゃならない。叱るのは正直体力も精神力も使うけど、それが我々教員の仕事であり、顧問として部活を預かる者の責任だと思っています。

伝わってくれればいいんですが…いや、伝わってると信じたい。相手を思いやる気持ちがない人間には、伝わる絵なんて描けないんですよ。だからこそ、思慮深い人間の集団になってほしいんです。

ま、まぁここでまたこんな書いても仕方が無いんですが、まぁそんな感じでかーなーりお通夜状態だったんですが、、

そんな時に遊びに来ちゃう、空気読める大先輩がこちら。

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そう、のざわな元部長です。
彼女は私が市函に赴任して最初の年に全国大会を決めた生徒でした。
彼女には在学中、いろんな場面で助けてもらいました。そして、ある意味今の市函美術部を構築するきっかけともなった人物。彼女がいなかったら、おそらくここまで市函美術部が盛り上がっていなかったでしょう。

そんなのざわな先輩が、高文連前ということで部員を激励しにやってきてくれたのでした。いやーさすが空気読めるなぁ(笑)

ま、合宿所に現れた時に、部員から「先輩…なぜこのタイミングで来たんですか…」的な事を言われたとか(笑)
いや、さすがとしか言いようがないですね。

そんなのざわな先輩は、あいも変わらず後輩たちにアドバイスをしていってくれました。中にはあと2日だというのにわりかし無理難題的なことを言われた人も。うーんさすが。

でもさ、こうやって卒業してもなおわざわざ後輩の指導に来てくれるんですよ。こないだこれまた作業着持参で来てくれたねっこ先輩をはじめ多くのOGが来てくれましたけど、みんな今の市函美術部を気にかけて、そして期待をしてくれてるんですよね。短い帰省の時間をわざわざ割いて、来てくれてるんです。

そのことをありがたく感じて、そして感謝の気持ちを持って欲しいですね。

さ、制作も残すところ今日が終わってしまったのであと1日。
ギリギリまで妥協しないで全力で追求し、そして後悔のない作品にしてほしいと思います。あ、いや、後悔はするかな…きっと。どうやっても、後悔が全くないなんてことはないですから。でも、少なくすることはできるよね。

泣いても笑ってもあと1日。
頑張りましょう!!