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H29全道高等学校美術展・研究大会の様子


というわけで、10月3日〜5日と行ってきました高文連全道高等学校美術展・研究大会、いわゆる全道大会のレポートです!
写真大量ですのでお気をつけください…^^;

まずは、結果の発表です!

全道大会での審査の結果、本校2年次の岩瀨さんの作品「睫毛を見ず」が、次年度長野県で開催される全国高等学校総合文化祭に出品されることが決定しました!
市函美術部としては今回で6回目の全国推薦となります。平成27年度まで5年連続で全国作品を輩出してきましたが、昨年は惜しくも全国を逃し、改めて全国の壁の厚さを感じたわけですが、今年また返り咲くことができました。

結果は審査日である大会前日(我々にとっては移動日)の夜に発表となりました。
結果を聞き、大喜びする部員たち…。

3年生からの熱い激励。後輩がその意志をしっかりと受け止めて頑張ってくれました。

それを覗き込む怪しい人は我らが部長はっつぁんです、念のため。

その他、全道優秀賞にも彼女を含め9名が入賞。こちらも市函美術部としては過去最多。快挙です。

全道全道高等学校美術展・研究大会(旭川開催・本校からの全道大会出品作品数 25点)

全国高等学校総合文化祭 全国推薦作品
2年 岩瀨 小夜 「睫毛を見ず」

全道優秀賞(9名受賞)
3年 内田 莉子 「17」・八戸 翔 「岬にて」・小川 真広 「海音を聴いて」・吉田 圭佑 「銀河の僻地」
2年 岩瀨 小夜 「睫毛を見ず」・伊藤 愛未 「憬」・田近 聖奈 「声」・鶴巻 千秋 「礎」
1年 土橋 茜音 「remember」

というわけで参加した人と作品の記念撮影。作品のみの写真は改めてアーカイブにまとめます。


 
 
 
 
 
実に素晴らしい結果を出すことができました。応援してくださった多くの皆様、本当にありがとうございました。

高文連において、全国大会に行ける権利があるのは1・2年生のみ。3年生にはもう全国へ行く権利はありません。昨年全国を逃し、すごく悔しい思いをした当時の2年生、そしてそれを見て次は絶対取ってやる…と誓った当時の1年生。
そのため今年の2年生にとって、今回の高文連に懸ける思いは相当だったようです。意気込みが尋常じゃありませんでした。声には出さずとも、傍らで一緒に制作している仲間はライバル。平面作品は全道でも10点しか選抜されず、しかも一つの学校からは全国は1点しか選出されません。さらに、1年生にだってチャンスはある。和気あいあいと頑張っていながらも、静かなる闘志を燃やして誰もが高文連に取り組んでいました。

それはもう、逆に言えば顧問にとってもプレッシャーで。年々激化していく、制作に掛ける情熱を受け止めるだけで精一杯でした。もう、早く高文連終わってくれーと言いたくなるくらい。でも本当に苦しいのは部員たちで、最後の最後、搬入直前の数分間まで粘って作品と向き合う姿に感動すら覚えました。

今回の結果は、決してひとりの頑張りで取れたものではありません。ともに頑張りあえる仲間がいたからこそです。
制作とは本気でやればやるほど決して楽しいものなんかではなく、正直辛いものです。しかしながら日々切磋琢磨しあい、時には仲間とぶつかり合うこともありながら、お互いが支え合って声を掛け合って、妥協せず感謝の念を持って、ただただ制作に打ち込んできた、その結果なのです。

審査の結果は残酷で、ただ誰よりも頑張ったからいい結果につながる、というわけではないのが辛いところではあります。ただひとつ言えるのは、頑張ってない人が結果を出せることなんて都合のいいことは絶対に無い。結果を出す人とそうでない人の差は、たゆまぬ努力、物事を謙虚に捉え、人に教えを請うこと、そして強い気持ちを持ち続けられること、その他いろいろな要素が絡んできます。

もちろん技術もあるけれど、高校美術において言えばぶっちゃけ努力と気持ちで技術面は乗り越えられると、顧問は思っています。
なんか精神論っぽいけれど、実際そうなんだよなぁ…。

今回全道大会に作品を持っていけなかったと悔しい思いをしている人たちは、自分のこれまでを振り返ってみてほしいと思います。
そして、それをちゃんと理解できれば、きっと次に繋がることでしょう。なーに、またこれから頑張ればいいんです。そうやって成長していければいいんです。それこそが、「部活動で頑張るよさ」なんです。

さて。なんかお説教みたいになっちゃいましたけど。
気を取り直して今回の遠征を辿っていきたいと思います。

移動日である10月4日。この日は朝7時半に函館駅を出発し、午後3時前に旭川に到着し、旭川美術館を観覧してきました。
とりあえず、まずは記念撮影。

偶然にも昨年の全道の時にもここ旭川美術館を訪れ、同じ場所で記念撮影をしたんですな…。もうだいぶ前のような気がする…。

とりあえず、顔はめパネルがあったので。

というわけで鑑賞も終わり、ホテルにチェックインして各自夕食へ…。
で、この日の夜に結果が発表となったというわけです。

そして翌日の5日。いよいよ大会当日。
まずはベタながら会場入口で記念撮影。あらためて、人数が多い…!

さ、会場に突入!今回の会場は旭川市大雪アリーナでした。

広い会場に全道から集まった力作がたくさん!!

どこを見ても見応えアリ!!夢のような時間です。

開会式はアリーナ客席から見下ろすようなスタイルでした。

作品鑑賞の時間では、各校の先生たちに作品の講評をしてもらうべく奔走。

2・3年生の動きを見ながら、1年生も果敢に講評をいただきに走り回っていました。参考になるアドバイスは聴けたかな…?

今回全国を決めた生徒(いいハンドルネームが思いつかない…)もいろんな先生に講評を求めていました。

本当に皆さん積極的だわ…。。講評してくださった先生方、この場を借りてお礼申し上げますm(_ _)m
某先生には行列のように連なっちゃたりして…もーすみません…。。

さて、全道大会初日には研修が用意されていて、今回は旭山動物園で絵はがきを描く、というものでした。
というわけで、旭山動物園に移動…。

はい、ここでもベタですが記念撮影…!

いやしかし旭川は寒かった!かろうじて天気が晴れてくれたからよかったものの、これで雨だったら…大変だったな…。。

さ、それぞれ動物園を散策しに出発♪

途中インスタ映えする写真を撮って下さい!ときくちプロらが言うので、同行して写真撮って遊んでました。

その後顧問はふらふら写真撮って歩いてました。

せっかく動物園に来たんですから、動物の写真も撮りましたよ。

紅葉も綺麗でしたねぇ。

終了時間も迫ってきたところでまた部員と遭遇したので、写真撮ってあげました。

さ、みんなどんな絵はがきを描いたのでしょうか…?!(実は全然見せてもらってないという…)

というわけで研修も終わり、会場へ戻って絵はがきを提出して今日の日程は終了しました。

と見せかけて、全国を決めた人たちは翌日の表彰式のリハーサルがあるため残らなくてなりません。

緊張の面持ちで表彰式の流れの説明を読み…

無事リハーサルも終わりました。


 
 
 
 

そして、10月6日の最終日。またも会場入口でしつこく記念撮影(笑)

アリーナの入口付近には昨日の絵はがきが展示されていました。

さ、全国表彰式です。なぜか浮かない顔をしていますが、緊張していたのでしょう、多分。いや、いつもどおりかな?(笑)

受賞の様子。本当に、おめでとう!!

今年は勝手に裏手の方に回ったことで、いいポジションでの撮影ができました。ふっ、ただのカメラマンだと思われていたに違いあるまい…。

その後、札幌国際情報高校の富永先生より全体講評がありました。
その中で、なんとうちの1年生の作品が紹介されるという異例の事態が。

ぜひ来年度は全国を目指して頑張って欲しいと思います。ま、他の人も追随するでしょう。切磋琢磨しあってお互いしのぎを削って頑張るしかないね!!

そんなこんなで全国表彰式・全体講評も終わり、残すところは搬出です。いよいよ全道大会も終わりが近付いてきました。

というわけで正午を持って搬出の合図が。各々が作品を壁面から外し、批評カードの封筒や全道優秀等の札を回収していきます。

よくわからないけど盛り上がる方々。

おろ、珍しくお戯れになっておりますな…(笑)

さーさーそんな感じで旭川の大会も無事終了!
またバスで6時間半かけて函館に帰るのでありました…。

砂川の道の駅にて。

樽前SAの展望台にて。樽前山は雲に隠れておりました。

今回の旅でちょっと体調が心配だったどんちゃんも、無事旅行を終えることができました。八雲PAでやったぞーー!のひとコマ。


 
 
 
というわけで、終わってしまいました…美術部のお祭り、全道大会。
大会を運営していた高文連美術道北支部、並びに美術専門部の皆様、そして大会に携わった多くの方々に厚くお礼申し上げます。
また、市函美術部の活動を支え、応援してくださっていた保護者の皆様をはじめ教職員、友人などなど、本当にいろいろな方々に支えられて無事ここまでやってこれたと痛感しております。本当にありがとうございました。

さぁ、市函美術部の次の大きな目標は1月末に締め切りがある道展U21です。
今回全道大会に参加できた部員たちは、ぜひ行けなかった部員たちにも今回の内容を還元し、そして目標を掲げてこれからまた取り組んでいきましょう。今回初参加だった人たちは特に全道で多くの刺激を受けることができたと思います。

全道に行けたー楽しかったーってことをただ満足していても、なんにもならないよね。きっと多くの課題が見え、またおそらく次の制作への意欲も湧きまくったことでしょう。その気持ちが冷めてしまう前に、また次に向かって始動しよう!
きっと楽しみにしてくれている人たちもいることと思います。感謝の念を忘れずに、また全力で、そしてみんなで頑張っていきましょう。

顧問も君たちのこれからの成長がまた楽しみでなりません。新しい世界を見せてくれることを、期待しています。

3年生は、いよいよ引退ですね…。
これまでの部活動で学んだことをこれからは進路実現のために活かしてほしい。受験勉強は大変だろうけれど、制作から逃げずに立ち向かってきたことは、きっと君たちの力になっているはずです。決してひとりで頑張っているのではなく、同じように頑張る仲間がいる、そして、応援している後輩たちがいる。ただひたすら自己実現に向けて一生懸命取り組んで下さい。
で、疲れたら美術室に遊びにおいで^^

そんなこんなで、全道レポートを終えたいと思います。
全道参加者はレポートを書きましょう。忙しいところでしょうが、目標19日(木)まで。分量はいつもの量。楽しみにしてますよー!


平成26年度 高文連美術道南支部展の審査結果


さて、今年もやってきましたよこの日が。
高校美術の中で唯一全国大会、すなわち「全国高等学校総合文化祭」といういわゆる文化系のインターハイまでつながる高文連の公式大会(?)である高文連道南支部美術展の搬入日なのであります。

それはすなわち、私にとって一年で一番長い日、でもあります。もーね、審査が煮詰まってくるとだんだん胃が痛くなるんです。。果たしてどういう結末になるんだろうって……。。

 
 

というわけで大会結果の詳細についてはブログの最後にまとめるとして、今日の流れをば。

今日も朝早くから集合し、最後の仕上げと額装作業にいそしむ我々。
そして朝9時!いよいよ我らの決戦の地(?)、函館市芸術ホールに向けて出発であります!

出発前に恒例の記念撮影。

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いよいよ3年生もこれが最後の高文連。いろいろと感慨深いところもあってか、なんとも言えない表情をしています。あ、徹夜したからかな?(笑)

そしてこれも恒例になった、円陣を組んでの気合い入れ。微妙に締まらない感じだったけど、それもいつものこと(笑)

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さ、出発です!

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展示会場である芸術ホールは、本校より徒歩数分。天気も良く青空が広がる中、各々が作品をかついでいざ決戦の地へ。

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そして到着。

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今年の看板は支部展ポスターにならって至ってシンプルなものにしました。誰だ手抜きだなんて言ってるのは。

各学校の作品が集まり、全て揃ったところで展示作業が開始。
お昼頃、無事展示作業が終了しました。

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正面の壁面にはひときわ目を引く作品が配置されます。市函からは2枚置かせてもらいました。

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その作品達を前にして何やら話している3年生。

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そんなこんなで展示も落ち着き、午後からは顧問会議&審査。
この審査が……長いんですね…。それだけ慎重になって、じっくりと議論を深めてお互い妥協がないよう審議するのです。

全ての審議が終わったのは、午後7時前。

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今回も……胃が痛くなる審査となりました…。

 
 
 
 
それでは発表したいと思います。

本校美術部作品出品者18名中、最優秀賞(作品と共に全道大会へ行く生徒)に15名、優秀賞(作品は行けず、人のみ全道大会へ行く生徒)が1名が選出され、18名中16が全道大会への参加を決めるという結果となりました!

★第51回高文連美術道南支部 美術展★

<最優秀賞>

3年 石山 咲
3年 中村 樹里
3年 黒島 捺美
2年 中野 志那
2年 福田 充
2年 髙山 菓
2年 西村 穂花
2年 大澤 瑠莞
2年 中谷 拓朗
2年 長谷川 詩歩子
2年 渋谷 奈津樹
1年 中野 志保
1年 高橋 琴美
1年 對馬 彩乃
1年 脇 翔吾

以上 15名
 
 
<優秀賞>

1年 今井 みちる
 
以上 1名
 
 
 
以上、平成26年度高文連道南支部美術展での審査結果でした。

作品については、後日掲載予定です。 
 
応援してくださった多くの皆様に感謝いたします。ありがとうございました!
 
 

<<第52回高文連美術道南支部 美術展>>
会期:8月29日(金)~9月2日(火) 9:00~18:00(最終日は15時終了)
場所:函館市芸術ホール(五稜郭タワーそば・函館美術館となり・駐車場は2時間まで無料となります)
高校生の若い感覚にあふれた美術展です。
お時間のある方は、どうぞ足をお運び下さいませ。