市函の小窓29 「変わっていく授業 保健その2」


校長の谷川です。年度が替わりCOVID-19の猛威が沈静化することを期待していましたが、どうもそうはいかないようです。今年度も保護者のみなさまに向け、学校の様子をお伝えします。「学校に普通にある小さなもの(こと)」を紹介します。

今日のテーマは「変わっていく授業 保健その2」です。先週(10/18~22)、1年次「保健」がプレゼンテーション形式で行われました。今回は「新型コロナウィルス関連」の学習で、4つのテーマ(発生と問題点、日本の対策と問題点、世界各国の状況と現在の姿、ワクチンとWithコロナについて)が設定されています。4人グループが作られ、各自が自分のテーマを選び、調べます。そして、先週の授業ではその「発表」でした。保健の教科書で単に「知識を学ぶ」だけではなく、自分で調べることにより、学びが深まっていることを感じました。また、発表することで「生きた知識(知恵)」へと高まっています。各自がプレゼンの際に使う発表資料も工夫にあふれていました。さらに、「(先生や大人からではなく)同級生の言葉は受け入れやすいんだろうな」と生徒たちの表情や様子を見て感じ取りました。そして、発表後は、発表者も聞いている生徒も「振り返り」を行い、「聞きっぱなし」、「話しっぱなし」にはしない工夫もありました。他教科でもこのような形式の授業が増えていますし、増えていくことを願っています。今後も「変わっていく授業」について紹介します。

追記 私が生徒のプレゼンを聞いていて学びが多かったのは「世界各国の状況」でした。ロックダウンなどの対策の違いに、国による「文化の違い」を感じました。「保健」からスタートして「文化」まで学べる授業って素敵ですね。

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