新1年次「芸術Ⅰ」の選択について

本校では、「芸術Ⅰ」の授業科目を入学前に前もって選択していただきます。(全員が必ずどれかを取らなくてはならないため「必履修科目」と呼ばれています)

「芸術Ⅰ」とは、「音楽Ⅰ」「美術Ⅰ」「書道Ⅰ」の3科目。高校ではこの中から1つだけ選び、週2時間の授業を受講することになります。

「音楽Ⅰ」

1年生の音楽Ⅰでは、歌唱(斉唱・合唱)、器楽(リコーダー)、鑑賞を行います。
また、ミュージックノートを使用し、ソルフェージュ、楽譜の読み方やコードネームなど幅広い音楽理論を学びます。

器楽は運指や奏法など初歩から始めます。ソロからアンサンブルへと段階的に進んでいきますから、誰でもチャレンジ可能です。

「美術Ⅰ」

1年生の美術では、令和2年度より年間を通して油彩画を制作します。

油彩画は、おそらくほとんどの人が初めての体験となるのではないでしょうか。
小学校時代では水彩画、中学校時代ではポスターカラーやアクリルガッシュといった画材を使ってきたと思います。
油絵の具という画材は、これまでの画材とは違い、新たな表現が可能となります。そして、大変奥が深い画材でもあります。

「美術Ⅰ」では主に静物画などの制作を行う予定です。

授業を通して油絵を制作する上での基礎的な技法について丁寧に指導していきますので、初めてでも全く心配ありません。
「鉛筆は得意だけど色塗りが苦手…」という人もいるかと思いますが、油彩画は今までの画材と違う表現と楽しさがあるため、もしかしたら新しい才能が発揮できるかも…?

美術Ⅰの授業を通して、油絵の世界に触れてみませんか。
また本格的に油絵をどんどん描いてみたいという人は、本校美術部でも油彩画を中心に制作していますので、見学してみるといいですよ。(市函美術部のブログはこちら
授業では油彩画制作のほかに美術館の鑑賞も行う予定です。
なお、年度当初に画材等の教材費として5〜6000円を徴収予定です。

「書道Ⅰ」

1年生の書道Ⅰでは、漢字・かなの臨書を中心に、漢字かな混じり文の創作を行います。

筆の持ち方、姿勢、運腕の基礎から学びます。小学校以来から久しぶりの書道、という初心者も大歓迎です!

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2年次以降の芸術選択について

2年次では芸術が選択となり希望する人は芸術科目を選択できるのですが、「音楽Ⅱ」「美術Ⅱ」「書道Ⅱ」は「Ⅰ」の続きとなりますので、1年次でそれぞれの「Ⅰ」を受講していないと選択できません。
ですので、例えば1年生で「音楽Ⅰ」を取っていた人は、2年生で「美術Ⅱ」を取ることはできません。「音楽Ⅰ」を取った人が2年生で芸術を取りたい場合は「音楽Ⅱ」を取ることになります。
ですので、よく考えて芸術Ⅰを選択してくださいね。

3年次の芸術では、「芸術教養」「芸術専科」というふたつの選択科目があります。これらに関しては、これまでの芸術の選択に関わらず、誰でも自由に選択が可能です。
例えば「美術Ⅰ」「美術Ⅱ」を取ってきたけれど、音楽もやりたいから3年次で「音楽教養」を取る、ということも可能です。また、「Ⅱ」を受講していなくてもOKです。

将来芸術系の大学等に進学を考えている場合は、3年次開講の「芸術専科」が進学用の科目となっていますので、そちらを受講すると進路に応じた内容の授業をすすめることができます。
また、自分の教養として、好きだから取りたい、という人は「芸術教養」を受講するといいでしょう。
2〜3年次の芸術選択については、担任や芸術担当の先生に相談してください。

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