校舎内の景色37


校長の谷川です。
COVID19のために、なかなか学校にお越しいただけない保護者のみなさまに向け、学校の様子をお伝えします。今回のテーマは、「授業は続くよ(家庭基礎)」です。

3月24日の修了式で、今年度の生徒登校日はおわり、25日から春休みになります。あと1週間で今年度も終わりです。でも、当然ですが授業は続きます。何とか予定していたところまで進むため、次年度分を先取りしてなど、教科によって状況は異なりますが、生徒も先生も年度の最後まで頑張っています。

そのような中で、「コロナ禍の中での制約を工夫で乗り越えようとしている取り組み」がありました。1年次生の家庭科(家庭基礎)の調理実習です。

 

いつもなら基礎知識、調理法を学び実習(調理実習)に入るところですが、今年度は安全確保のため調理実習が予定通りにできませんでした。そこで考えたのが「動画+試食」です。函館国際ホテル様のご協力で、料理部総料理長の 木村 史能 様に講師をしていただきました。総料理長が調理する様子を録画し、その動画をまず生徒が見ます。動画ですから、総料理長の包丁さばきや指の動きまでズームして見ることができます。また、総料理長がピンポイントで調理のコツも教えてくれます。調理法の要点を生徒は教科書で理解していますが、実際にプロの手さばきを見ると「感動」です。「ウォッ、すごい!」と声が何度も上がっているクラスもありました。調理動画を見終えると、「調理試食」です。先ほどまで動画で見ていた料理が目の前に登場します。

 

試食弁当を目の前にすると、不思議な緊張感に包まれます。「このフタを開けると、さっき総料理長が作っていた料理が登場するのだろうか・・・」。そしてフタを開けると、「おぉ~」っと歓声です。ライブ感のある授業に1年次生たちは喜んでいたようです。良い、授業でした。

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