校舎内の景色38


校長の谷川です。COVID19のために、なかなか学校にお越しいただけない保護者のみなさまに向け、学校の様子をお伝えします。今回のテーマは、「授業は続くよ その2(国語  古典B)」です。

前回の「1年次家庭科の調理実習」に続き、今回は2年次古典Bの授業を紹介します。
立場が変わると見えてくるものがあります。今日の2年次生「古典B」の授業の工夫はそれでした。「生徒が先生の立場に立って、より深く学ぶ」仕掛けをしていました。生徒にとっては日頃の「教えてもらう」立場から「教える」立場に変わることで、単純に「分かる」というレベルから、「分かって説明できる」というレベルに変わり、「深い学び」につながります。「教うるは学ぶの半ば」ということわざの通りです。

今回の授業内容は「漢文」です。生徒が緊張しすぎないように配慮して、2人でペアになり先生役を務めました。

 

生徒役の生徒は先生役の指示に従い、自分たちが作った漢文の書き下し文、口語訳をホワイトボードに書きます。先生役はそれらを添削し、解説していきます。

 

今回は2組のペアが先生役を務めました。先生役にとっては学びにつながるのはもちろん、生徒全員が先生役をするという共通の課題を持つことで、「お互いを労わる気持ち」が生まれ、よい雰囲気の授業になっていました。もしかすると、今回の授業が切っ掛けになり、この生徒たちの中から数年後に「教育実習」に来る生徒がでるかもしれません。

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