HISTORY



soushisouai

第1期 (2007.04-2007.9) 部長:吉田修介

函館東高等学校と、函館北高校が統合し、新しい学校ができる━━━━。

当時はどちらも高い実力を持つバンドで、僕が入学する以前から切磋琢磨を続けてきた高校です。その2校が統合するということは、どんな試練が待っているんだろうか、という漠然とした不安を抱えつつ、市立函館高等学校吹奏楽部は発足しました。春はミーティングばかりしていました。定期演奏会の構成をどうするか。コンクールメンバーの選出方法はどうするか。マーチングはどうするか。2校のプライドや伝統のぶつかり合いの中で、新しい「市函」としての形を作っていかなくてはいけません。全くの手探りで進み、あっという間に夏を迎えました。夏といえばコンクール。部員たちのモチベーションの高さ、自主性に大いに支えられ、見事全道大会で金賞を受賞することができました。そんな中で、コンクールに出場するメンバーに旗が贈られました。

「奏思奏愛」

この4文字の旗にに込められた数々の思いは、今なお現役生に受け継がれていると信じています。まだ生まれて間もないこのバンドは、これからどのような軌跡を辿ることになるのでしょうか。

 

第2期 (2007.9-2008.9) 部長:溝口 薫

市立函館高等学校吹奏楽部のさらなる土台作り━━━━。

4月に統合したばかりの市立函館高等学校吹奏楽部。市立函館高等学校吹奏楽部としての土台を作ってくれた3年生が9月に引退し、新体制がスタートしました。改修工事が終わった新校舎での新たなスタート。先輩たちが残してくれた土台を引き継ぎ、さらに新たな土台を作り上げるべく、部員同士何度も意見の衝突を繰り返しました。部員たちのドリルにかける思い、コンクールにかける思い・・・部員それぞれが抱える様々な思いをぶつけ合いました。しかし、どんなにぶつかり合っても、根底にある思いは一つでした。

「吹奏楽が好きだ」

この気持ちが私たちの原動力であったと思っています。そして、先輩たちから受け継いだ「奏思奏愛」の4文字も。次の代からは、旧北高・旧東高という枠組みのない、正真正銘の市立函館高等学校吹奏楽部が誕生します。