全国大会に行ってきました

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8月の4日~6日、和歌山県で開催された全国高等学校総合文化祭の新聞部門に参加してきました。そこでの様子をいくらかお伝えします。

運動部にインターハイや甲子園があるように文化部にも全国大会があります。それが全国高等学校総合文化祭。(長いので全国高総文祭とか、総文祭とかいいます)。部門(部活動)毎に参加資格は異なりますが、新聞部門の参加資格は高文連が主催する全国高髙新聞年間紙面審査賞(全国新聞コンクールです)で入賞すること。(ちなみに全国の新聞コンクールには「予選」がありません。各地区ごとでもコンクールは開催されていますが、地区での結果に関係なく全国コンクールには全ての高校が応募できます。)市函新聞局はこれまでに2017宮城、2019佐賀、2020高知と総文祭に参加しています。

で、今年2021年の総文祭開催地は和歌山県でした。去年は新型コロナウィルス感染症拡大の影響でオンライン開催になってしまいましたので、開催地に集まることはありませんでしたが、今年は現地集合です。

函館空港から羽田で飛行機を乗り換え、大阪伊丹空港に向かいます。伊丹空港からはバス、鉄道を乗り継いで和歌山へ。会場到着まで約6時間。

市街地の写真は泊まったホテルからの眺めですが、地平線のあたりにちっちゃく見えてるのが和歌山城です。(荷物を軽く済まそうとして28mm(換算)単焦点のカメラしか持ってかなかったので、寄りの画が撮れない……ラクしちゃダメですな)

 

定番ですが会場の看板前にて一枚。

で、新聞の大会って何するの?って話なんですが。

開閉会式は当然、新聞作りに関する講話もあります。上の写真(の上)は閉会式。次年度の開催に向けた引き継ぎ式の様子です。ちなみに来年の総文祭は東京。会場では参加各校の発行している新聞が壁新聞形式で展示されています。壮観です。

そして総文祭のメインイベントは「新聞づくり」です。

開催地の各所を班毎に取材して回り、期間中に新聞を一つ完成させる、というもの。この班編制は学校毎ではなく、参加校全てをばらばらに割り振っているので、初対面の人どうしで新聞作りをすることになります。制作は手書き。普段の新聞発行にパソコンを使ってるうちの局員は記事の下書きをスマホでしてますね……。

編集方針の決定から取材、完成まで使える時間は約10時間。そのうち取材に4時間、会議に1時間程度使うので、実際の作業時間は5時間くらいでしょうか。1つの班は6人程度の人数です。普段、同規模の部員数で裏表印刷の新聞を週1回発行できているなら、多分時間は足ります。

この班別取材、班毎にコースが違います。顧問も引率は自分の学校の生徒とは別になります。(なので、取材中の本校生徒の写真はありません。)うちの局員は和歌山城行ったりとか、例のネコ駅長の取材に行ったりしていたそうですが、私は和歌山名物の「しらす」とか玉津島神社や鹽竈神社の取材コースでした。

全ての班の新聞が完成すると、印刷されて全ての参加者に冊子となって手渡されます。この新聞は、閉会前の全体会で全ての班について(40班あるんですが!)講評が行われます。

それぞれの班の新聞はフルカラーで印刷されますから、センスの問われるところです。普段白黒で作る機会が多いと苦戦するかも……

新聞の大会は競争をしない、いわゆる研究大会の類いなんですが、こういった大会とかで他校の生徒と協力して新聞を作ると、新しい発見があるんですよね。何しろコンクールの類いこそあれ、新聞を作る過程を研究する機会ってなかなかないですから。それぞれの学校の流儀で作っているところから、一歩外へ出ることでよりよいものを作る初めになるわけです。

 

おまけ

大会に直接関係ないですが。衝撃をうけたこと

大会会場の開智高校さん。学食のある学校なんですが、水分補給にと食堂内の自販機を利用させてもらったんですけど、自販機の上には食堂のメニューが。

ラーメンが「とんこつ」一択。さすがの和歌山ラーメンです。他の味の選択を許さない存在感。

市立函館高校の食堂では「塩」以外に「しょうゆ」と「カレーラーメン」がメニューにあります。市函の生徒って塩ラーメン以外も結構食べるのね……

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