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2年連続で全国高総文祭・北海道代表に!【全道Web美術展開幕】


先日行われた全国審査において、本校美術部2年、佐野 碧華さんの作品「やがて遺物」が来年度和歌山県で開催予定の全国高等学校総合文化祭・北海道推薦作品に選出されました!
佐野さんは昨年の高文連全道大会においても同賞を受賞しており、なんと2年連続での全国出品となりました。

「やがて遺物」 2年 佐野 碧華 2020年制作 F30 油彩・キャンバス
 (令和3年度全国高等学校総合文化祭「わかやま総文」 美術・工芸部門北海道代表作品)

ちなみに下の作品は、彼女が昨年の高文連で制作した油彩画。1年生にして全国高総文祭推薦作品に選出されています。

「めざめ」 2019年制作 F30 油彩・キャンバス
 (令和2年度全国高等学校総合文化祭「こうち総文」 美術・工芸部門北海道代表作品)

この作品から1年後に描いた作品で、またも全国高総文祭北海道代表作品に選出されたのでした。
自分も20年美術部の顧問をやってきましたが、受け持ってきた部員では初となります。

彼女の作品の強みは、あえて輪郭をくっきりと描かず、幾重にも重ねられた艶のある深い色味と繊細で美しいタッチ。それらを生かしてのびのびと独創性あふれる世界観を描き上げました。
作品を観てくださった方々からは、「まるで大人が描いたような作品だ」「これこそ『絵画』だ」「もっと大きい作品を見てみたい」など、様々な感想をいただきました。
1年生の時の作品「めざめ」もその独特のタッチが美しく、高校に入って初めて描いた油絵とは思えないような作品だったのですが、今年はさらにその表現を昇華させてきました。
この作品…個人的には、画像よりも実物のほうが数倍いいんです…。画像ではあの深みがあらわせないのがとても悔しい…。。

そんな彼女は現在、F100号のキャンバスを前にして、新たな作品を生み出すため日々構想を練っているところです。
これから果たしてどんな世界を描くんだろう…今から楽しみでなりません。
全国、本当におめでとうございます!やったね!今年はコロナで高知に行けなかったけど、、来年こそは行けるよう祈りましょう…和歌山…!!
 
 
また、全道優秀作品には、佐野さんを含め7名の部員が入賞しました。6名の作品を紹介します。

「星への旅路」 2年 中川 志衣 F30 油彩・キャンバス (全道優秀作品)


 
 

「透光」 2年 斉藤 璃音 F30 油彩・キャンバス (全道優秀作品)


 
 

「フランシス」 2年 田中 快 F30 油彩・キャンバス (全道優秀作品)


 
 

「狼貪虎視」 2年 池田 眞琴 F30 油彩・キャンバス (全道優秀作品)


 
 

「雨宿り」 2年 安齋 雪華 F30 油彩・キャンバス (全道優秀作品)


 
 

「power」 1年 財津 空子 F30 油彩・キャンバス (全道優秀作品)

全道優秀作品に選出された7名の皆さん、おめでとうございます!!
 
 
 
さて、今年は新型コロナの影響で全道大会は中止となったのですが、11月3日よりネット上で高文連全道Web美術展が始まりました。

高文連全道Web美術展

こちらはどなたでも作品を鑑賞することができるようになっています。高校生の持つ独創性や想像力、そしてひたむきに取り組んできた、思いがいっぱい詰まった平面・立体・映像作品約500点の作品が掲載されています。11月24日までの公開です。
市立函館高校美術部からは全道に19点の作品が選抜され、この全道Web美術展のサイトに掲載されています。お時間のあるときに、ぜひ鑑賞していただけたら幸いです。

…本当であれば、実物の作品を観ていただきたいところではあるのですが…。。でも、かたちは変わっても、開催できたことに喜びを感じたいと思います。関係の皆様、本当にお疲れさまでした。