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第14回柳星祭レポート!


10月2日金曜日、後期始業式が行われました。

10月に入って学校行事が解禁となり、今年度初めて全校生徒が体育館に入場し、実施されました。

始業式のときに行われた表彰伝達の様子。
美術部は高文連道南支部美術展の表彰を受けました。

優秀賞・奨励賞合わせて27名がずらり。
せっかくの受賞、全校生徒の前できちんと表彰してもらうことはとても大切なことだと思っています。時間がない中対応してもらえて感謝感謝^^
 
 
そして!!
この日は生徒たちが待ちに待った柳星祭の日!!

吹奏楽局とチアリーディング局のオープニングアクトから始まり、その後は春には実施できなかった各部活動からの部局紹介が行われました。

さて、美術部はというと…

毎年部局紹介の時にやっている、恒例の「速描き」です!
順番的にはなんとトリを飾るということで、部員たちも結構なプレッシャーを感じていたようです。

速描きの間、司会による活動についてと過去の作品を紹介。懐かしい過去の先輩たちによる作品たちも紹介されていました。

制作途中、YOASOBIの「群青」の曲に合わせて作った美術部のムービーが挿入されました。この部活動画はブルボンアルフォート×YOASOBIのコラボ企画ムービーにインスパイアされて部員が作ったムービーなんですが、これがなかなか良い出来で…。。またね、今をときめくYOASOBIの「群青」という曲が最高にいい。東京藝大を目指す高校生を描いた漫画「ブルーピリオド」をモチーフとした曲なんですが、詩がもろに美術部的には刺さりまくりなんです。今度「ブルーピリオド」の紹介をぜひしたいのですが、まぁそれは今は長くなるので置いておきます。
とりあえず、美術部の人、美大を目指す人、美大出身者にとって「ブルーピリオド」は必読の漫画ですし、このYoutubeもぜひとも視聴するべきです。あまりに良すぎて泣けてきます。ホントに。。

ちょっと話が逸れてしまいました。
動画の上映が終わり、さあ、だんだん出来上がりつつあります。もうわかりますかね…?

速描きも終盤に差し掛かろうというところで、そういえば定番の「キューピー三分クッキング」のBGMがかかっていなかったことに気付き、テンパってフリーズする司会の二人笑

そんなこんなで完成!今年の速描きは最近テレビに引っ張りだこの「フワちゃん」でしたー!

ここで照明がバッと落ち、突然流れる謎のムービー。
ちょっとここには掲載できないんですが、ちょっとホラーな内容で、ラストは会場全体から悲鳴が響き…!!

そして、バッと照明が付くとそこには……

実は顧問も衝撃のラストを知らなかったため、シャッターチャンスを逃してしまったんですが、血まみれのフワちゃんの前には、亡霊が…。。。

いやー、トリをしっかりと飾ってくれましたね!ウケはバッチリだったようです。
生徒たちからも「美術部やべぇ…」「フワちゃん上手すぎるっしょ…」「マジで怖かったんだけど…」という声が至るところから聞こえてきて、教員からも「美術部なのにMVは作るしホラー動画は作るし、絵は描くし…多彩すぎるね…!」とお褒め?の言葉を多数いただきました。
今回の柳星祭部活企画については完全に部員だけで作り上げたもので、最後まで皆で協力してしっかり頑張ってくれたなぁと、我が美術部ながら感心しました。
みんな、これまでの準備と発表、本当にお疲れさまでしたーー!!

さて、前半戦が終わり、お昼の時間はイチハコグルメサーカスと称して、前庭に屋台が並びました。

今年は例年と違って準備の期間もほぼ無く、3年生は毎年食品展示を行っているのですがこのコロナの関係や時期的に3年生も受験に向かっているためもう無理ができない…ということもあり、外部に委託していろいろなお店から出店をしてもらったんです。

屋台ではカレーやたこ焼き、ピザやクロワッサン、クレープなど、様々な食品を販売し、生徒は昼食を大いに楽しんでいたようです♪
またね、天気が良くてよかった!外で食べている部員も発見^^

美術室でも2年生数名が買ってきたものを美味しそうに頬張っていました^^

オススメされたピザを買って食べましたが、確かに美味しかったですわ♪

そして午後からは有志発表。

なんとうちの部員もチアの子たちとダンスを踊っていました!

部活発表やら動画作成やら仮縁作成やらで忙しい中、ダンスまで練習していたんだもんな…大したもんだ…!

そして、柳星祭パレードVRという企画。
パレードルートを動画で流し、ゴールがこの体育館ということで、学年縦割りで作った3基とPTAの行灯1基が体育館へ入ってきました。

残念ながらパレードはできなかったけど、工夫をこらしてパレードを擬似的に実施するという企画…生徒会は本当に今回頑張っていたと思います。高校生ってすごいわ…。。
しかし、PTA行灯の「アマビエ」のクオリティはさすがとしか言いようがなかったです。PTAの方々も毎年行灯づくりを楽しみにされていますからね…。ご協力いただきありがとうございました。

そして、閉祭宣言があり、柳星祭は幕を閉じたのでした。

……と思いきや…!!!
 
 
 
スペシャルイベントとして………
 
 
 
やはり、柳星祭といえば………!!!

打ち上げ花火!!!

今年も盛大に花火を上げることができました!!!


 
 
 
今年は1日しかない柳星祭ではあったけれど、本来は中止だったことを考えると、実施にこぎつけられたこと自体がある意味奇跡。しかもいつもと全然違う方式で、まさにイチから作り上げた今回の柳星祭、運営側はいつも以上の労力をかけてこれまで準備してきました。
コロナのために変わらなければならない、変えていかなくてはいけないことがたくさんあり、それでも変わらずつなげていきたいものがある。まさに今年の柳星祭は「不易と流行」を具現化したものだったと感じました。
これだけの盛り上がりで実施できたことは、多分この先思い返してみた時に、あのコロナの年に学祭やったんだぜ!と胸を張って言えるイベントになりました。生徒会の皆さん、生徒会顧問の先生、そして部活動、生徒の皆さん本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
 
 
 
さて、美術部的には、この柳星祭に向けて取り組んできたことがあります。

ひとつは、柳星祭ポスター。
今年も2年生が中心となってポスターを制作しました。

2020年、冬の頃。
新型コロナウイルス感染症という病気が全世界を包み込んだ。
オリンピックは中止となり、卒業式や入学式はかろうじて実施できたものの、該当学年の生徒と教員のみで行うことになった。
春を迎えた学校は2週間で休校となり、部活では最後の大会を控えた3年生が途方に暮れ、卒業していった先輩たちは胸を躍らせていた大学での生活もリモートでの実施となり、新しい生活様式を強いられる日常となってしまう。

僕たちのセカイは、音を立てて急激に変わってしまった。

そして、そのセカイの中で、わたしたちも変わっていかなくてはならない。

不平を言っても始まらない。自分たちよりももっと苦しんでいる人が、もっとつらい思いをしている人がいる。
だからこそ、頑張ってくれている人たちに感謝する気持ちを大切にしなくてはならない。

皆でこの危機を乗り越えよう。そして、変わっていこう。変わり続けていこう。
新しい価値を、生み出していこう。提案していこう。もっとよくしていこう。

僕たちは、変化することを恐れる必要なんてない。どうせ変わるなら、むしろ前向きに変わっていこうじゃないか。

季節はいつものように移り変わっていく。
忘れてはいけない。
様々なことが変わっていくけれど、大切なことは変わらないんだ。

つないだバトンは、次の世代、そして未来につながっていく。
 
 
変わっていこう、変わらずに。

そのような思いをポスターに込めました。

変わることを恐れるどころか、むしろ前向きに変えていこう。いつもと一緒じゃ面白くないし、誰でも出来ることなら、そう、例年通りなら、それはむしろ停滞ですら無く後退とも言えるだろう。

新しい価値を創造するのは、美術に生きる我々にとっての使命だと考えています。柳星祭ポスターは毎年違うイメージで作っていますが、それもある意味美術科の意地の表れでもあるのでした。

背景にはミュシャの「四季」シリーズから着想を得て、コロナが広まった冬を経て、何事もなかったかのようにやってくる春、短かったけど暑かった夏、そして奇跡的に実施にまでこぎつけた、柳星祭の秋につながっていくという4つの連作が並ぶデザインになっています。
四季のイメージの色をアクリルで塗り、そのベースを黒のクレヨンで塗りつぶした上で引っ掻いて描く「スクラッチ」の技法を取り入れ、3名の部員がそれぞれイメージする四季を数枚描き、そこから調整を重ねて4つのイラストを起こしました。

これらのスクラッチはまだコンセプト状態なので、制作途中のイメージです。最終的には新たに描き起こした4枚となっています。

久しぶりにクレヨンを使っての制作ということで、メンバーはとても楽しみながら制作に励みました。

今回のポスター制作は、例年の半分ほどの時間で仕上げなくてはならず、かなり大変でしたが割とイメージが早く固まったため、なんとか学校祭一週間前には完成となったのでした。手描き感のある、素敵なポスターになったかと思います^^忙しい中取り組んでくれた3人、本当にお疲れさまでした☆

そのほか、3年次選択科目「美術教養」ではグッズのデザインも行いました。

今年は定番の「うちわ」と「トートバッグ」を作成。

うちわには、柳星祭の公式キャラクターである「ダッシュくん・ダッシュちゃん」を今風(?)にアレンジしたイラストを。
そしてトートバッグのデザインは、今年の柳星祭テーマである「情笑輝柳(じょうしょうきりゅう)」から、上昇気流に乗って高く飛んでいく飛行機をイメージし、普段使いの出来る、ある意味柳星祭っぽくないデザインで仕上げました。オマケにカンバッジ付きです♪
生徒の感想はあまり聞いていないんですが、教員からは「これなら普段も使えていいですよね。爽やかでいい!」と好評でした^^

あと、これはサプライズ配布となったんですが……

オリジナルハイチュウの「イチハコチュウ」です!

こちらもデザインは授業選択の生徒が行いました。

思っていたよりもずっと高いクオリティで制作できました!市販されていてもいいレベルだと自分でも思っています笑
正直もっとチープなものになるんじゃないかと心配していた(失礼!)だけに、届いたときの喜びはひとしおでした♪

実はあともうひとつ、工場の機械が故障したとのことで配布が間に合わなかったグッズがあるんですが、、それはまた届いたときにでも。
 
 
 
そんなこんなで、今年の柳星祭が無事に終わったのでした。
やっぱり、行事っていいなぁ…と改めて感じましたね。リハーサルで体育館に生徒が集まっているだけで、なんだか久しぶりにワクワクしてきたもんなぁ…。
3年生はこれからいよいよ進路に向かっていくわけですが、ぜひとも今回の柳星祭を機に、気持ち切り替えて頑張って欲しいですね。

以上、柳星祭にまつわるレポートでした!皆さんお疲れさまでした!!