市函の小窓5 「すごい図書室 その1」


校長の谷川です。年度が替わりCOVID-19の猛威が沈静化することを期待していましたが、どうもそうはいかないようです。今年度も保護者のみなさまに向け、学校の様子をお伝えします。「学校に普通にある小さなもの(こと)」を紹介します。

今回と次回は「図書室」について紹介します。市函の図書室は充実しています。そして、特徴が2つあります。そのうちの1つをまず紹介します。それは「圧倒的な新書の量」です。写真を見ていただくとお分かりの通りに、見える棚すべてに新書が置かれています。現在、9,000冊を超える新書があります。私は、1学年が8クラスある大きな高校でも勤めてきましたが、これだけの新書がある図書室を見たことがありません。もしかすると、道内公立高校で1番「新書」の多い図書室かもしれないと思っています。これだけ新書が多い理由を考えてみると、開校当時からの目玉の一つである「函館学」や「総合的な探究の時間」があるからだと思われます。「函館学」や「総合的な探究の時間」で、課題を設定したり、解決方法を提案したりします。その過程で、情報収集や提案の根拠を探すことが必要になります。その際の基礎資料になるのが「新書」です。インターネットを通して、いくらでも情報を得ることはできますが、出所が明確なもの、信用できるものに重きは置かれるからです。保護者のみなさまが図書室にお越しいただく機会は、なかなかないと思いますが、学校にお越しいただける状況になりましたら、一度ご覧ください。

追記 ここにある新書を全部読むとしたら、一体、何年間(何十年間)かかるのだろうと、図書室に行くたびに考えてしまいます。

 

*